ねじまき鳥クロニクル(第3部) の商品レビュー
井戸、アヒルのひとたち、ねこたん。大学生だったわたしは一生懸命読んだ。長いので気合いを入れないと読み返せない。まだ一読のみ。
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読み終わりました、ようやく。終戦記念日に読み終わったのも、なにかの縁でしょうか… 人間の井戸の深さを感じる。
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ああそうかい で 読み終わる消化不良になりそうになった本だなあ。読み終えた満足感は残るあつさだけれど。
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村上さんによると1部2部とは、ある意味別格で独立した作品ととらえてもらってもよいそう。 一気に読んじゃったから、あんまり別格って気がしなかったけど、 笠原メイの視点の章がスキ。
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「僕は自分をもっと空き家という存在にぴったりと重ね合わせようとした。僕は自分が柱であり壁であり天井であり床であり屋根であり窓でありドアであり石であると思う。そうした方が理にかなっているように思えたからだ。目を閉じ、僕という肉体を―汚れたテニスシューズを履き、奇妙なゴーグルをつけ、...
「僕は自分をもっと空き家という存在にぴったりと重ね合わせようとした。僕は自分が柱であり壁であり天井であり床であり屋根であり窓でありドアであり石であると思う。そうした方が理にかなっているように思えたからだ。目を閉じ、僕という肉体を―汚れたテニスシューズを履き、奇妙なゴーグルをつけ、不器用に勃起した肉体を―離れる。肉体を離れるのはそれほど難しいことではない。そうすることによって僕はずっと楽になり、居心地の悪さを捨てさることができる。僕は雑草のはえた庭であり、飛ぶことのできない鳥の石像であり、水の涸れた井戸だった。女が僕という空き家の中にいることはわかっていた。その姿を見ることはできない。でももう何も気にならない。もしこの女がその中に何かを求めているのなら、与えてやればいい。」(p69)
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不思議。。。ぐるぐるるる。また読みたくさせられる。この人相当賢いやろなとやられた感有・・そしていつの間にか、春樹の虜。
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どうしてこんなに夢中になれるんでしょう? 村上ワールドにはまってしまう。 読んだら抜け出せない。
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前作の二作とは内容もそれから全体の雰囲気も違っている印象を受けた。第一部、二部はどちらかと言うと内向的な感じで、主人公がいつまで経っても解決できない問題にグジグジと立ち往生をしているような感じ。それに比べて三部の方は妻を取り替えるために立ち上がると言った積極的な姿勢が窺える。第二...
前作の二作とは内容もそれから全体の雰囲気も違っている印象を受けた。第一部、二部はどちらかと言うと内向的な感じで、主人公がいつまで経っても解決できない問題にグジグジと立ち往生をしているような感じ。それに比べて三部の方は妻を取り替えるために立ち上がると言った積極的な姿勢が窺える。第二部がはっきりとしない終わり方で気持ち悪かったので、こちらの三部の方の颯爽さには心打たれた。(´-,_ゝ-`)プッ
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たぶん3冊の中で一番分厚いんじゃなかったかな?2段になってることもあるし。ああいうオチだったとはねぇ。って感じでした。全体的にはなかなかいいんじゃないですか。(えらそぅw)
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シベリア、井戸、猫、あらゆる出来事から出てくる答えと戻らない妻――主人公と妻の兄が最後の戦いに臨む(一体どーゆー話なんじゃ)
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