シーラという子 の商品レビュー
子育てをしていた頃、本を読むきっかけになった一冊。 シーラの境遇や虐待の描写があまりにも衝撃的で、徹夜で読み切った。 読んでいてつらいのに、やめられなかった記憶がある。 20年以上経った今でも、そのときの感覚がはっきり残っている。 ただ「かわいそう」で終わる話ではなく、どう受...
子育てをしていた頃、本を読むきっかけになった一冊。 シーラの境遇や虐待の描写があまりにも衝撃的で、徹夜で読み切った。 読んでいてつらいのに、やめられなかった記憶がある。 20年以上経った今でも、そのときの感覚がはっきり残っている。 ただ「かわいそう」で終わる話ではなく、どう受け止めればいいのか、いまだに整理しきれていない。 こんなことはあってはならない、という思いだけが強く残っている。 もう一度読み返したいが、怖くてまだ手に取ることができない。
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自分では考えられない程の生活を送っている人々がたくさんいて、彼らがどう育ち、何を思って行動するのか。一人一人見なければわからない。 ひどい父親だと最初は感じたが、彼なりに娘を愛していたことがわかる。暴力を振るってはいたけれど客観的に見て自分やシーラがどう思われているかなどの想像...
自分では考えられない程の生活を送っている人々がたくさんいて、彼らがどう育ち、何を思って行動するのか。一人一人見なければわからない。 ひどい父親だと最初は感じたが、彼なりに娘を愛していたことがわかる。暴力を振るってはいたけれど客観的に見て自分やシーラがどう思われているかなどの想像力が欠けていたんだろうなと感じた。
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著者、トリイ・L.ヘイデン さん、どのような方か、ウィキペディアで見てみましょう。 ---引用開始 トリイ・ヘイデン(Torey Hayden、1951年5月21日 - )は、アメリカ合衆国の児童心理学者で、特殊学級の教師、大学講師、作家である。モンタナ州リビングストン生まれ...
著者、トリイ・L.ヘイデン さん、どのような方か、ウィキペディアで見てみましょう。 ---引用開始 トリイ・ヘイデン(Torey Hayden、1951年5月21日 - )は、アメリカ合衆国の児童心理学者で、特殊学級の教師、大学講師、作家である。モンタナ州リビングストン生まれ。 情緒障害児教室や福祉施設での児童との交流を綴った『シーラという子』などのノンフィクション作品のほか、数冊のフィクション作品も産み出している。 ---引用終了 1951年生まれとのことで、本作を書かれた時の著者の年齢は28歳位と思われます。 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 その子は、垢で黒ずんだ顔に敵意むきだしの目をした、六歳にしてはずいぶんちっぽけな子供で、ひどい臭いがした-名前はシーラ。季節労働者用のキャンプに住み、傷害事件を起こしたために精神病院に入ることになっていたが空きがなく、著者トリイの教室に送られてきたのだった。トリイは、あらゆる障害児教室から見放された自閉症や強迫神経症の子供たち八人をすでに抱えていた。シーラは、決してしゃべろうとせず、泣きもせず、何かやらせようとすると、怒りくるい金切り声をあげて大暴れする。ただでさえデリケートな子供たちがパニックに陥った。こんなに扱いにくい子供ははじめてだった。けれども辛抱強く接していくうちに、彼女が知的障害児どころか、ずばぬけた知能の持ち主であり、そして、心身に虐待による深い傷を負っていることがわかる…。家庭内暴力、貧困、性的虐待に蝕まれた少女が、堅く閉ざされた心をおそるおそる開き、ひとりの献身的な教師と深い信頼の絆で結ばれてゆく姿を描いた全米ベストセラー。22カ国語に翻訳され、世界じゅうで大きな反響を呼んだ感動のノンフィクション。 ---引用終了
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高校生のときに読んだ。 それまで児童文学やティーンエイジャー向けの小説は読んだことがあったけど、思えば初めて読んだ大人の本だったかもしれない。 その頃の自分にとって本を選ぶ基準は「ノンフィクションであること」が重要だった。 世の中で本当に起きていることを知りたい気持ちが強かったの...
高校生のときに読んだ。 それまで児童文学やティーンエイジャー向けの小説は読んだことがあったけど、思えば初めて読んだ大人の本だったかもしれない。 その頃の自分にとって本を選ぶ基準は「ノンフィクションであること」が重要だった。 世の中で本当に起きていることを知りたい気持ちが強かったのかもしれない。 カバーの絵にも惹かれた。 ここから自分の読書人生が始まり、著者の作品は全て読んだ。 あのとき書店でトリイ・ヘイデンさんの本に出会えたこと、感謝しています。 ブクログを整理していて、ふと懐しくなって記録しておきたくなりました。 感想ではなくてごめんなさい。
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シーラの切ない印象、成長の変化と芯の強さに心打たれる 小さな約束を大切にすることが子供にとって強い生きる実感となるんだと思った。小さな裏切りさえいつ誰にとってもつらいが、彼女に勇気付けられるごとに人間の関係の大きな温かみを覚える。
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心を閉ざした子どもが自分らしさを取り戻していくノンフィクションの物語。自分が小学生の頃に読んで人や社会に興味を持った本。
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内容(「BOOK」データベースより) その子は、垢で黒ずんだ顔に敵意むきだしの目をした、六歳にしてはずいぶんちっぽけな子供で、ひどい臭いがした―名前はシーラ。季節労働者用のキャンプに住み、傷害事件を起こしたために精神病院に入ることになっていたが空きがなく、著者トリイの教室に送られ...
内容(「BOOK」データベースより) その子は、垢で黒ずんだ顔に敵意むきだしの目をした、六歳にしてはずいぶんちっぽけな子供で、ひどい臭いがした―名前はシーラ。季節労働者用のキャンプに住み、傷害事件を起こしたために精神病院に入ることになっていたが空きがなく、著者トリイの教室に送られてきたのだった。トリイは、あらゆる障害児教室から見放された自閉症や強迫神経症の子供たち八人をすでに抱えていた。シーラは、決してしゃべろうとせず、泣きもせず、何かやらせようとすると、怒りくるい金切り声をあげて大暴れする。ただでさえデリケートな子供たちがパニックに陥った。こんなに扱いにくい子供ははじめてだった。けれども辛抱強く接していくうちに、彼女が知的障害児どころか、ずばぬけた知能の持ち主であり、そして、心身に虐待による深い傷を負っていることがわかる…。家庭内暴力、貧困、性的虐待に蝕まれた少女が、堅く閉ざされた心をおそるおそる開き、ひとりの献身的な教師と深い信頼の絆で結ばれてゆく姿を描いた全米ベストセラー。22カ国語に翻訳され、世界じゅうで大きな反響を呼んだ感動のノンフィクション。
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※このレビューにはネタバレを含みます
母親に捨てられ愛に飢えたシーラと、「頭のおかしい子のクラス」を教えるトリイ。 トリイのひたむきな愛がシーラを少しずつ変えていく。自らもボロボロになりながらも、子どもたちのことだけを考えて行動できる彼女を尊敬する。 何よりもわたしが感服したのは、シーラに猥褻なことをしたジェリーを、ただ汚らわしい、犯罪者だと糾弾するのでなく、シーラと同じように彼にも傷があるのだと気づけるところだ。 この部分を読んだとき衝撃を受けた。 その通りなのだ。シーラに火傷を負わされた少年やその家族からすると、シーラだってジェリーと何ら変わらないのだ。 少年を焼き殺そうとした女の子は、残酷なことが好きなわけではなく、そうなるに至るまでの彼女にしか分からない辛い過程があったのだ。 過程を知ろうとすること。 自分の大切な人が傷つけられたとき、そこに目を向けることはとてつもなく難しい。 それが出来るトリイを心から尊敬する。
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この本が初めて出版されたのが、1980年。日本では最近になってようやく少し話題になり始めた児童虐待。まだまだ、日本の教育現場や一般の人の特別支援教育への認知は低いと思う。30年は世界から遅れている。この本の中の世界は全く今の日本と変わらない。
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ヘレンケラーの先生、あの有名なサリバン先生にひってきするほどの先生だな。と、とにかくすごい。こんな素晴らしい教師がいることがすごい。 虐待された子供の本だとおもったから重くて暗くて、っていうイメージでしたが、そんな子供がどんどん自分の壁を壊して成長していく様と、先生との葛藤がも...
ヘレンケラーの先生、あの有名なサリバン先生にひってきするほどの先生だな。と、とにかくすごい。こんな素晴らしい教師がいることがすごい。 虐待された子供の本だとおもったから重くて暗くて、っていうイメージでしたが、そんな子供がどんどん自分の壁を壊して成長していく様と、先生との葛藤がものすごいリアルな冒険譚となって読ませてくれます! ラストの先生とのお別れシーンには泣けるし、このシーラが子供に火をつけて殺そうとした子供として受け入れる学校がないっていうスタートからたった5ヶ月でここまでたどり着いた事実がものすごいな。と。実話っていうのが信じられないほどの内容です。
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