生きて行く私 の商品レビュー
う~んすごい!恐るべ…
う~んすごい!恐るべし宇野千代さん!バイタリティの塊の様な女の人生!
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うらやましい限りの自…
うらやましい限りの自由な気持ちの持ち主。自分の欠点をも成功へつなげてしまう彼女の天性。好奇心を持つ事の大事さ、人間の可能性、たくさん学びました。
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元祖モダンガール?宇…
元祖モダンガール?宇野千代さんの明るい前向きな話には元気をもらえます。
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山田詠美さんの尊敬する人とのこと。どんな方なのか気になり自伝である生きて行く私を読んでみました。とにかく行動力が半端ない。思い立ったら即行動。一目惚れしたその日から同棲、それまでの連れを呆気なく捨てる。興味を持ったらどんなに遠かろうがこの目で見るため聞くために訪ねていく。岐阜の薄...
山田詠美さんの尊敬する人とのこと。どんな方なのか気になり自伝である生きて行く私を読んでみました。とにかく行動力が半端ない。思い立ったら即行動。一目惚れしたその日から同棲、それまでの連れを呆気なく捨てる。興味を持ったらどんなに遠かろうがこの目で見るため聞くために訪ねていく。岐阜の薄墨桜を復活させ保護したエピソードは印象に残りました。歴史的文豪や画家との交流も興味深い。
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いつでも、生活の始めに、まず家を建てる。馬込の家から現在の青山の家まで13軒の家を建てたと。宇野千代はおかしい。理解し難いとの風評もしばしば。雄一、悟、尾崎士郎、梶井基次郎、川端康成、東郷青児、三好達治、北原武夫・・・。宇野千代「生きて行(ゆ)く私」、1992.1刊行、1996.2文庫。明治、大正、昭和、平成を生き抜いてきた女流作家が、その愛と創作の人生を語った書。「徹子の部屋」で、著者があまりにも淡々と○○と寝た、○○と寝たと喋るので、黒柳徹子も大笑いだったとかw。
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さまざまな肩書を持ち、自由奔放に生きた宇野千代の自伝小説。 どんな時でも、どんなことでも、それを辛い苦しいこととは思わずに、楽しい面白いと思うことができる。 そんな生き方をしたいと思う。
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こんなふうに自由に生きたい、自分の感情だけに素直でいたい。そんなふうに強く感じさせられる。宇野千代さんのことは全然知らなかったけど、著名すぎる芸術家たちが出てきすぎてびっくりした。 素直に言うと、この女すげーな!!!って感じ。リスペクトを込めて。
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幸せも不幸せも自身がつくり、それは伝染する。花咲じいさん 情死未遂事件 涙そのままに布団で寝ていた。無関心なひとだけが自分のの罪を見過ごしている。私は凡ゆることを覚えているほどつよくはない。若さは男に対する好み
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宇野千代さんの生い立ちから、いまに至るまでの自伝。 冷静に考えてみれば、とんでもないことをやってきた人なんだけど、どんな出来事もさらっと書いているので、さらっと読んでしまう。 思い立ったが吉日というのか、行動的でバイタリティのあふれる姿は見ていて気持ちよいほど。 前向きな生き方...
宇野千代さんの生い立ちから、いまに至るまでの自伝。 冷静に考えてみれば、とんでもないことをやってきた人なんだけど、どんな出来事もさらっと書いているので、さらっと読んでしまう。 思い立ったが吉日というのか、行動的でバイタリティのあふれる姿は見ていて気持ちよいほど。 前向きな生き方も、信じたら疑わない価値観も、幸せだな、運がいいなとよく口にするというその癖も、すごいなぁと感嘆。 またしばらく時を置いて、読み返したいなと思った一冊でした。
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この本の存在を知ったのは学生時代だった。恩師の文学の講義でたまたま取り上げられていたのだ。 どんな苦労や不幸をも幸せに変える宇野千代の生き方を、先生は惜しみなく称賛していた。 先生の人生にも様々な障害や苦労あり、しかし、それを全く感じさせない人だった。いつも太陽のような天真爛漫な明るさと笑顔とユーモアで、講義の間中笑いが絶えることはなかった。そんな先生と「生きていく私」は何度も私の心の中でリンクしたものだった。 「生きていく私」は、宇野千代の自叙伝である。 何度もの結婚と離婚、戦争、経営していた会社の倒産。波乱の人生に翻弄されながらもこの本に悲壮感はない。 宇野千代は、どんなに艱難辛苦に見舞われても、自分は苦労したと感じることがなかったという。 幸せとはその時の状況ではなく、心の持ちようなのではないかと彼女は伝えたかったのではないか。 頭ではそうと分かっていても、なかなかこういう思考には辿り着けないものである。 やはり、多くの人にとって不幸は不幸でしかない。過去のトラウマや、今を生きる悲しみに胸の中が濁り、常に息も絶え絶えだ。 しかし、最近この本を読み返してみると、宇野千代が根っから前向きで過去に後悔せず、くよくよしない性格だったとは思えない。最初の夫を捨て、他の男性の元へ走った負い目を、一生引きずって生きていたように思う。 男から捨てられた心の傷は忘れられても、傷つけた痛みから一生逃れられなかったのではないか。彼女はそういう人だと思う。 人は人知れず痛みを引きずりながら生きていく。冥き道から冥き道へ身を落とすこともある。 幸せになるのも一種の才能である。しかしその才能と文学を生み出す才能は本来相いれないものなのではないか。 宇野千代の遺した作品を読むたびに、そんな感慨に浸ってしまうのである。
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