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生きて行く私 の商品レビュー

4.1

33件のお客様レビュー

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2013/05/30

宇野千代さんの自伝。恐ろしいほどの行動力と自然体の生き方に感服。自由奔放といえばそうだけれども、その自由さには強さと責任が感じられ、天心爛漫さと強さを持つ女性だった事を強く感じた。もし、「女性としてのおすすめの本は?」と聞かれたら、この本をすすめるかも。本の中に登場する大物文化人...

宇野千代さんの自伝。恐ろしいほどの行動力と自然体の生き方に感服。自由奔放といえばそうだけれども、その自由さには強さと責任が感じられ、天心爛漫さと強さを持つ女性だった事を強く感じた。もし、「女性としてのおすすめの本は?」と聞かれたら、この本をすすめるかも。本の中に登場する大物文化人(川端康成、梶井基次郎、谷崎潤一郎、東郷青児などなど)とのエピソードもおもしろい。

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2010/11/24

毎日新聞に連載されていたという自伝的エッセイ。特に半生を語った前半部分はほとんど小説を読んでいるかのよう。時代は大正末期から昭和中期。複雑な家庭環境、地元での教員生活、上京後の文士たちとの交流、焼け野原からの雑誌発行、その成功と没落等々、どれも当時の風俗が垣間見えて興味深い。後半...

毎日新聞に連載されていたという自伝的エッセイ。特に半生を語った前半部分はほとんど小説を読んでいるかのよう。時代は大正末期から昭和中期。複雑な家庭環境、地元での教員生活、上京後の文士たちとの交流、焼け野原からの雑誌発行、その成功と没落等々、どれも当時の風俗が垣間見えて興味深い。後半は時代も現代に近づき、エッセイ色が強くなる(それでも30年ほど前だけど)。 まず文章が読みやすい。新聞連載なので一話が短く、テンポよく読める。まとまった読書時間がなかなか取れない人(私です)に特におすすめ。恋愛遍歴が有名だけれど「恋愛」部分の描写は多くはない。恋愛好きというよりはただひたすら、自分に正直な人だったのだろうなあと思う。その正直さ、そして「鴉が空を翔ぶように」の一文は、やっぱり素敵。 【注】私は中公文庫版(476p)を読みました。角川版は100pほど少ないようなので内容に違いがあるかも?

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2010/10/04

自分の人生とあまりにもかけ離れていて、びっくりの連続だった。ドラマみたい。宇野さんの行動力は本当にすごい。友達も著名人の名が次々と出てきて驚かされた。

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2010/08/25

辛い事に体ごと飛び込んで慣らす。という淡々と言ってのけるすごいおばーちゃんだと思う。一日一日大切にしたい。

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2010/06/25

何と人間性豊かな人なことか。 こんな老人になりたいと切に願う。 波乱万丈な人生も独自の哲学で乗り越えていく。 最初から最後まで引き込まれる内容であった。

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2010/04/08

地元出身作家の自叙伝(?)大物作家などが数多く登場してくる感慨深い作品です。幸福を伝染、という件が好きになりました。

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2009/10/29

とっても素敵だった!! 読んでいて一体彼女がいくつなのかわからなくなった。 友達が有名な人過ぎて驚いた。 出てくる舞台がご近所だったりして驚いた。 彼女の考え方はすきだ。 是非是非全部の作品を読みたい。

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2009/10/04

明治、大正、昭和、平成と生き抜いた作家、宇野千代さんの波乱万丈の自伝。 この人はすごいね。何がすごいって、思ったらまっしぐら、行動せずにはいられない。朝、テレビを見ていると青森の五戸で、おばあちゃんが温泉を発見したことについて放映されていた。この話を見たとき、宇野さんはたちまち...

明治、大正、昭和、平成と生き抜いた作家、宇野千代さんの波乱万丈の自伝。 この人はすごいね。何がすごいって、思ったらまっしぐら、行動せずにはいられない。朝、テレビを見ていると青森の五戸で、おばあちゃんが温泉を発見したことについて放映されていた。この話を見たとき、宇野さんはたちまち身支度をして山口から新幹線に乗って、上野で乗り換え青森まで行ってしまうのである。 これはなかなか真似出来ることではないが、本書を読むと行動を起こすことの重要性を感じる。 他にも、『生きて行く私』には上手に生きるためのエッセンスが詰まっているように思う。 尾崎士郎、室生犀星、川端康成、梶井基次郎、谷崎潤一郎、山本陽子さん、徹子の部屋、瀬戸内晴美(寂聴)さんとのエピソードなども興味深い。 本書で一番素敵に描かれている人は宇野千代さんのお母さん リュウさんではないかと思ったが、それは多分、千代さんに対して最もよくしてくれた人なのだからだろう。 本書は、文庫で5ページずつ話が分かれているので、持ち運んでちょっとした時間に読むのもいいだろう。

Posted byブクログ

2009/10/04

明治、大正、昭和、平成と時代を生き抜き98歳で亡くなられた。この本は生まれた時からのことを振り返り85歳の時に執筆されている。読み終わった時、メキメキ力が湧いてきた。

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2009/10/04

パワー不足を感じるとき、取り出してきては読みます。いつも手元において、活力をもらう、そんな本です。宇野千代さんのように自立して、奔放で、一途な生き方に憬れます。

Posted byブクログ