現代社会の理論 の商品レビュー
メディアの真の意義と…
メディアの真の意義とは!! 現代なので資料も豊富です!!!
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私たちが抱えている社会的不安を和らげるものにしたいですね。
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情報化社会、消費化社会の現在などを書いた有名な社会学者による新書。 200頁にも満たないものであるが、何度か読んでも新たに勉強になる点がある。
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図書館の本を読む▼ https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/BB00644510 現在の日本社会の状況を1990年代初頭には見通していた。東大社会学の顕学、社会学理論、文化社会学、現代社会論などの一流の研究者の知見を踏まえ、社会をレ...
図書館の本を読む▼ https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/BB00644510 現在の日本社会の状況を1990年代初頭には見通していた。東大社会学の顕学、社会学理論、文化社会学、現代社会論などの一流の研究者の知見を踏まえ、社会をレントゲンのようにクリアに分析し、原因と結果、問題点を明確に指摘している。見田先生は「ほんとうに切実な問いと。根底をめざす思考と、地に着いた方法とだけを求める精神」の重要性を繰り返し世界に問いかけている。合わせて宇沢弘文先生の『社会的共通資本』岩波新書も読みたい。日本は文系、理系という変な?分け方をしているが、どちらも必要なことは言うまでもない。国民必読の書と言えよう。 (理工学部 佐藤幸也)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イリイチのコンヴィヴィアリティのための道具と並行して読んでいた。 前書の刊行から20年近く時代が少し進み、情報化・消費化社会された時代についての解説はわかりやすかった。イリイチも引用されており、資本主義が自己準拠することで武力を行使せずに「恐慌」を乗りこえたことで、現在まで続いている。しかし、同時に先進国などは資源を外部環境である途上国などに追いやり、そのものの認識を薄めてしまっている。改めて、認識させられた。 第4章からは、バタイユの「消費」とボードリヤールの「消費」を比較しながら情報化・消費化社会の転回について考察していた。多分、ここが筆者の1番伝えたいことであろうが、急に難易度が上がった。力不足。一度、この2人の翻訳を読んでみようと思う。
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文章が難解で読みにくかった…。現代文の入試問題に使われていそう。。 同じ筆者のまなざしの地獄という本を読んだので、面白そうだと思ったが、この本はとにかく読みにくかった。 内容としては、冷戦終結後、この「情報化・消費化社会」がどうなるか、どうあるべきかを論評した本と解釈した。...
文章が難解で読みにくかった…。現代文の入試問題に使われていそう。。 同じ筆者のまなざしの地獄という本を読んだので、面白そうだと思ったが、この本はとにかく読みにくかった。 内容としては、冷戦終結後、この「情報化・消費化社会」がどうなるか、どうあるべきかを論評した本と解釈した。 筆者は、あくまでこの情報化・消費化社会の原理的な部分を肯定しつつ、環境問題や南北問題に代表されるような他者収奪的な問題をどう解決するかを論評している。 重要な観点が、原義としての消費=生の充溢と歓喜に直接的な享受にに立ち返ることと、「情報化」のメリット(データによるモニタリングと社会的費用を製品の中に組み込むこと、そして製品情報を組み込むことで資源を凝縮して使用すること)を最大限活かして、資源消費を抑えること。 書かれた時代が1996年と、ずいぶん違うから、なんとも言えないが、 ・このことを言うのに、いくらなんでも難解すぎやしないか?(もちろんこの筆者が偉大な社会学者ということは知っているので、おそらくこの本の書き方が私には合わなかっただけだと思う) ・果たしてこの抽象的な理論でこの社会は本当に持続可能になるのか?理想的やすぎないか?(個人的には、情報化とか、いわゆるITが社会を変えるという理論には果てしなく懐疑的。あくまで目の前から見えなくなっているだけで、裏ではデータセンターやらで果てしなく資源を消費しているのだから。) という観点で、なんとなく同意しかねる。 山崎正和の「柔らかい個人主義の誕生」でも、同じように消費社会への対峙の仕方が書かれていた。そこでは、自我の確立のために、モノを消費するだけの消費から、消費の過程を楽しむ消費が提起されていた。要するに同じようなことを言っているのだろうなと思ったが、なんとなくこっちの方が自分ごととして考えられるし、わかりやすかった。あと同時代に書かれた本だが、やはり「消費」をテーマにしていることから、当時のモノの消費はとんでもなかったんだろうな、という感覚をいだいた。
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情報化/消費化社会の限界(資源の有限性、廃棄の有限性)の克服について。計画経済への転向では無く、自由主義を維持しつつ、限界を可視化(=情報化の上手い運用)により、マインドを変える。
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冷戦終結後に書かれた「情報/消費社会」についての本。 「情報/消費社会」を肯定的に捉えつつ、そのままでは資源、環境、貧困などの「限界問題」が解決されないことから、その「転回」を主張している。 その主張は現代のSDGsに極めて近いことは、以下の引用から分かる。 "転...
冷戦終結後に書かれた「情報/消費社会」についての本。 「情報/消費社会」を肯定的に捉えつつ、そのままでは資源、環境、貧困などの「限界問題」が解決されないことから、その「転回」を主張している。 その主張は現代のSDGsに極めて近いことは、以下の引用から分かる。 "転義としての「消費社会」についてはどうか? 転義としての消費社会(商品の大衆的な消費の社会)もまた、それが現在あるような形ではなく、その可能性について考えられるなら、「限界問題」をのりこえることがあるだろうという見とおしを、私はもっている。けれども、このためには「消費社会」が、原義としての<消費>というコンセプトを軸足として、転回されることが必要だろう。<消費>をその原義において豊かなものとしてゆくための、方法としての市場システムを、破綻なく活性化しつづけるための形式として、「方法としての消費社会」というべきものを、構想しなければならないだろう。このことは「消費社会」が、資源/環境の臨界問題、域外/域内の貧困問題を不可避の影として帰結する現在地の構造からの、解き放たれた展開を獲得するために、基底的に必要な条件であるように思われる。"
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前半は現在の情報化・消費化社会の諸問題を挙げており、後半は前半で挙げた問題の解決の糸口を提示している。 内容もさることながら、文章も難解で一度では理解しきれない部分が多かった。 現代社会(の情報化・消費化)という面について、過去と現在、表と裏、内部と外部など比較や対立を持ちいた表...
前半は現在の情報化・消費化社会の諸問題を挙げており、後半は前半で挙げた問題の解決の糸口を提示している。 内容もさることながら、文章も難解で一度では理解しきれない部分が多かった。 現代社会(の情報化・消費化)という面について、過去と現在、表と裏、内部と外部など比較や対立を持ちいた表現が多いことが特徴で、読み間違えれば混乱してしまうが、正しく読めれば著者の意図を十分に理解するに足る文章になっていると感じた。
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予言の書みたいだ。20年以上前にこの本が書かれていることに驚愕する。 資本主義がこれまでぶつかってきた限界と課題 ① 需要の限界 → 不況と戦争 ・モノが人々の手に行き渡り、「必要」を根底とする需要が無くなる。市場が飽和するという限界。 ・モノが売れなくなることで不況が発生し、...
予言の書みたいだ。20年以上前にこの本が書かれていることに驚愕する。 資本主義がこれまでぶつかってきた限界と課題 ① 需要の限界 → 不況と戦争 ・モノが人々の手に行き渡り、「必要」を根底とする需要が無くなる。市場が飽和するという限界。 ・モノが売れなくなることで不況が発生し、不況を乗り越える(需要を創出する)ために、戦争が発生するという課題 ★ 需要の限界は、需要創出を「戦争」以外の方法で乗り越えること、で克服された。 ・ケインズ:政府によって、有効需要を作り出す(公共事業とか) ・情報(デザイン・広告・モード): フォードとGMの例で説明する。 - フォートは、「便利な」車を、単一モデルで、生産ラインを徹底的に合理化・効率化することで、低価格で販売し、市場を席巻した(=市場を飽和させる) - 一方GMは、車を「デザイン」で売った。「魅力的」なデザインの車を売り、そして定期的な「モデルチェンジ」を行い「新しい」車を売っていった。デザインには、「正解」がないため、需要には、理論上限界がない(ブランド車を複数所有する金持ちとかをイメージするとわかりやすいかと。便利さだけなら一台で良い。「魅力性」を王ならば、理論上需要/欲望は底なしとなる)。そして定期的な「モデルチェンジ」を行うことで、既存の車はどんどん古いものとなり、新たな「新しい」車への需要を創出する。デザインとモデルチェンジを人々に広めるために、需要を喚起するために、広告が活用される。 モードに関してはMEMO モードのリズムは以下の二つによって構成される ・消耗のリズム(u) ・購買のリズム(a) モードは、a/u。購買が消耗を上回っている時、モードが存在する。 購買のリズムが消耗のリズムを超えていればいるほど、モードの力が強い。 モデルチェンジと<モードの理論>が消費社会を駆動するメカニズム。 モードは、広告を通じて、自己否定することで、回転を早くしていく。 ② 資源と環境の限界 → 資源の枯渇と環境の破壊と格差 ・「情報」によって、需要が無限になったことで、大量生産→大量消費のサイクルが回る。 ・「大量採取→(大量生産→大量消費)→大量廃棄」という限界づけられたシステムであり、地球の「資源」と「環境」という外部的な制約にぶつかる。 「資源」:エネルギー、鉱物、一次産品、労働力など 「環境」:地球環境 ★ 資源の枯渇と環境の破壊と格差は、大量採取・大量廃棄しない、システムを構築することで、克服される。 ・本書では、<消費>すなわち「存在それ自体の幸福」的な話になっている。 ▶︎ 個人的には、情報(エンタメ)を消費する社会になると考えている。今後は、基本的に「必要」がテクノロジーによって満たされ始めるので、本書に即していうならば、情報(エンタメ)商品としての「消費」する社会になるかと。 <消費>とエンタメ「消費」がメインとなる社会になると思う。 Youtuber、「好きなことして生きる」、生き様コンテンツ、信用経済、諸々これに関連している。見田さん的に言えば、これらは「ソフト」な側面に属するのかと。 最高に面白い本。
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