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フーコー入門 の商品レビュー

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47件のお客様レビュー

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フーコーに興味はある…

フーコーに興味はあるけど原書は敷居が高いと思っている方にオススメです。新書の入門書は当たりハズレが大きいですが、この本はとても読みやすく理解しやすいです。

文庫OFF

自縄自縛を打ち破れ!…

自縄自縛を打ち破れ!内からの沸き立つ欲望に忠実にあれ!おためごかしの美辞麗句に惑わされるな!善意と慈愛にあふれた強制収容所からのエスケープ。当たり前の日常を掘り返し、当然の常識の起源を探る「考古学者」M、フーコーのエッセンスここにあり。今の世界に閉塞を感じ、生きづらさを抱えている...

自縄自縛を打ち破れ!内からの沸き立つ欲望に忠実にあれ!おためごかしの美辞麗句に惑わされるな!善意と慈愛にあふれた強制収容所からのエスケープ。当たり前の日常を掘り返し、当然の常識の起源を探る「考古学者」M、フーコーのエッセンスここにあり。今の世界に閉塞を感じ、生きづらさを抱えている人たちはここでひとつフーコーと共に悩み、彼の成果をかみしめてみることは決して損はない。

文庫OFF

2024/11/07

・道徳性がおのれの欲望の否定として提示されるようなキリスト教の自己の解釈学では、自己を問題とすることはそのまま道徳的な悪へとつながった。すべての人が自己を放棄し、他者のために生きることが求められるのである。これが統治の権力として構築されたものが、司牧者権力である。この権力は、他者...

・道徳性がおのれの欲望の否定として提示されるようなキリスト教の自己の解釈学では、自己を問題とすることはそのまま道徳的な悪へとつながった。すべての人が自己を放棄し、他者のために生きることが求められるのである。これが統治の権力として構築されたものが、司牧者権力である。この権力は、他者の救済を目的としながら、自己の支配を貫徹するという異様な権力、自己の救済のために自己を放棄するという逆説的な権力である。

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2023/05/17

時代順に主要著作毎で章立てになっているので、各著作の解説を読み進めることにより、思想的な変遷が一応追えるような構成にはなっている。 著者はフーコーの思想には、現代を生きることの意味、現代において思考することの意味を問う、という一貫性があり、本著では、その思考のツールやモチーフを明...

時代順に主要著作毎で章立てになっているので、各著作の解説を読み進めることにより、思想的な変遷が一応追えるような構成にはなっている。 著者はフーコーの思想には、現代を生きることの意味、現代において思考することの意味を問う、という一貫性があり、本著では、その思考のツールやモチーフを明らかにすることを目的とすると述べてはいるが、自分の勉強不足が原因なのか、その試みを充分に理解することはできなかったように思う。

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2023/02/10

簡潔かつ丁寧なミシェル・フーコーへの導き書。 キリスト教の司牧者権力と近代国家のポリツァイを同一の視点から分析するとは驚きました。 告解が罪の意識を作り、そこからまた告解へと戻る。無限のサイクルの内に人が閉じ込められている。 歴史を過去のものとして振り返る際、そこで表現「されたも...

簡潔かつ丁寧なミシェル・フーコーへの導き書。 キリスト教の司牧者権力と近代国家のポリツァイを同一の視点から分析するとは驚きました。 告解が罪の意識を作り、そこからまた告解へと戻る。無限のサイクルの内に人が閉じ込められている。 歴史を過去のものとして振り返る際、そこで表現「されたもの」と「されなかったもの」の差異、ディスクールを理解することの困難さと重要さ。 一面的な観点を見て単純素朴な結論に終着しないよう吟味することっすね。

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2022/11/04

自分の信じたものをもう一度見直すことはかなり面倒だと思います。見直さなくてはこのままでは良くならいことは理解してるけど、面倒。 フーコーの真理を追うために何度も現実に向き合う姿に真理の重さを感じられます。 ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内...

自分の信じたものをもう一度見直すことはかなり面倒だと思います。見直さなくてはこのままでは良くならいことは理解してるけど、面倒。 フーコーの真理を追うために何度も現実に向き合う姿に真理の重さを感じられます。 ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

Posted byブクログ

2022/06/24

フーコー入門として、非常に読みやすい。 後半は、フーコーの著作から彼のアイデアを解説していく流れになるが、「どの著作について、どのような観点で」解説していくかを明記しているので非常に理解しやすい。

Posted byブクログ

2022/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現在、私の存在、思考がどのような意味を持つのか、ミシャエル・フーコーの哲学をもとに診断することで、自分が考えているよりもはるかに自由であること、自明で真理だと信じられていることが、歴史の特定の時点に作りだされたものであり、この自明性は批判し、破壊することができるという。 フーコー入門ということで、 『狂気の歴史』『言葉と物』『監視と処罰ー監獄の誕生』などなど全く読んだことが無い人でも、フーコーの哲学の概要が分かる。 フーコーの個々の自由な主体の行為(真理を語ること)である真理のゲームに参加するという考えは、何かスリリングな気もするが「普遍的な真理」にこだわることはないのだと心が軽くなり、またすぐ目の前が霞む。  しかし、現在を生きる私たちのまなざしが新しい物の秩序を開く、、その通りかもしれない。

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2021/08/08

フーコーの生涯を著作を中心にまとめたもの。この本からすると著作そのものが簡単なようにも思える。でもこんなものではないと思う。

Posted byブクログ

2021/03/06

■著者が扱っているメインテーマ 思考のエチカとは? ■筆者が最も伝えたかったメッセージ 社会が用意した真理に従うより、自分の欲望が実現される世界に目を向けて、 自己と社会を変えていこうという意志。 ■学んだことは何か 本当の自由って社会や集団が用意した場所に従って生きることで...

■著者が扱っているメインテーマ 思考のエチカとは? ■筆者が最も伝えたかったメッセージ 社会が用意した真理に従うより、自分の欲望が実現される世界に目を向けて、 自己と社会を変えていこうという意志。 ■学んだことは何か 本当の自由って社会や集団が用意した場所に従って生きることではなく、 自分の欲望と向き合い、そこを追求していける人生なんじゃないか?

Posted byブクログ