鉄鼠の檻 の商品レビュー
今回は京極堂の活躍は最小限。 禅についてのウンチクがたんまりなのでちょっと読むのが大変。 劇中の坊主や警察が抱える問題を乗り越える様が見物! 相変わらずの怒涛の言葉によるマジックが魅力的。 ただ、場面の切り替わるとテンションが落ち着く。いつもこんな感じだと思う。
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んもー、相変わらず長いよ! とツッコミたくなる。 文庫本なのに半端なく重い……。 今回は禅が絡んできます。 が、しかしややこしい。 「禅はね、特に難しいよ関口君。」と、あの京極堂さえ言うほど。 と毎回毎回、読むたびに挫折しかけますがまた読みたくなるのが、京極先生マジック。 ...
んもー、相変わらず長いよ! とツッコミたくなる。 文庫本なのに半端なく重い……。 今回は禅が絡んできます。 が、しかしややこしい。 「禅はね、特に難しいよ関口君。」と、あの京極堂さえ言うほど。 と毎回毎回、読むたびに挫折しかけますがまた読みたくなるのが、京極先生マジック。 最後の終わり方がいつもスッゴク好みなんだもん。
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閉鎖された「寺」という舞台設定の勝利。そこで展開される、いわゆる異世界のロジックに凄みがある。動機や見立ての必然性に説得力あり。
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京極先生の作品の中で一番好きな作品です。 「一休さん」以来の禅宗の作品。 理解が深まりましたv あの限りなく立方体に近い本をw、何回も読みなおせる作品です。
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面白かった! 題材は近親相姦とか同性愛とかちょっとドギツかったけど、今回は憑き物落としのシーンもスッキリまとまってて、謎が謎を読んでたけど理解しやすくてスッキリ。 推理も立てやすくて途中で飽きることがなかった。 スピード感も抜群! 読後感は最高でした。 雪の描写が綺麗...
面白かった! 題材は近親相姦とか同性愛とかちょっとドギツかったけど、今回は憑き物落としのシーンもスッキリまとまってて、謎が謎を読んでたけど理解しやすくてスッキリ。 推理も立てやすくて途中で飽きることがなかった。 スピード感も抜群! 読後感は最高でした。 雪の描写が綺麗だったからかな。 まさかの菅野と久遠寺の父が再登場。 ここで姑獲鳥の夏と繫がってくるとは… とにかく心に残るシーンが多かった。 まず関口夫妻と京極堂夫妻が箱根旅行とか!!前回の陰鬱な雰囲気を吹っ飛ばすね。夫婦仲良きことはいいことだ~! あと憑き物落としに向かう京極道と榎木津がカッコ良すぎたなー。 ラスト京極堂の隣に並ぶ関口も良かった。 三人の人間関係が垣間見えた気がしました。 京極堂が弱ってたりぞっとしたり「憎い」とか言ってみたり…中禅寺ファンにはたまりませんでした(笑) 鈴さんがお兄さんに自分の正体を告げるときは涙が滲みました…小説であの表現力というか、切迫感とか緊張感とかもう凄い!! 感激しました。
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今回も凄いです!! 何が凄いって、830ページです。 それで上下段ですんで、事件ですね。 でタイトルの通り、「この手で持つには重すぎる」ので、 電車とか、カフェとかで無く、 どっかに持ってくのには向きません。 片手で持つと疲れます。 もはや家で読みましょう。 事件は、「...
今回も凄いです!! 何が凄いって、830ページです。 それで上下段ですんで、事件ですね。 でタイトルの通り、「この手で持つには重すぎる」ので、 電車とか、カフェとかで無く、 どっかに持ってくのには向きません。 片手で持つと疲れます。 もはや家で読みましょう。 事件は、「お坊さんの事件」です。 京極さんが仏教とかに異常に詳しいんで、細かく書かれてます。 「禅と瞑想は海外では同義として訳されるが、 意味は全然違うんだよ」 とか色々な教養の宝庫です。 仏教に興味無い人には辛いかもしれませんね。 京極堂シリーズにしては珍しく、犯人、トリック予想可能です。 動機は仏教の禅に相当詳しく無いと厳しいかな。 終わり方がとても好きです。 過去の登場人物が細々出て来ます。 次の「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)」は今までの人が相当出てくるらしいんで、 忘れる前に読みましょう。
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忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」……。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四...
忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」……。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。
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禅の講義が長く集中しきれず、そのせいか憑き物落としもすっきりしなかった。 横溝正史っぽい?全体の雰囲気や、鈴等の細かなストーリーはシリーズでもトップクラスに良い。 長い講義も逆輸入的(ハリウッド的?)な、ZENに近いイメージしか持たなかった私には良い薬になったと、読み終えてから思...
禅の講義が長く集中しきれず、そのせいか憑き物落としもすっきりしなかった。 横溝正史っぽい?全体の雰囲気や、鈴等の細かなストーリーはシリーズでもトップクラスに良い。 長い講義も逆輸入的(ハリウッド的?)な、ZENに近いイメージしか持たなかった私には良い薬になったと、読み終えてから思う。 今川の芸術談義や宗教と科学の関係なども目から鱗。 再読したい。
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登場人物がほとんど僧侶で最初は何の話なのか分からかったが、だんだんと話が理解できるにつれて面白くなってきた。 時間があったらまた読んでみたい。
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なげぇ(ーー;) そして普段目にしない宗教用語。 本作は他と比べて なんか動きがない感じで なかなかヘビーな作品でした。 特に中盤が・・・ そんな中やはり助けになるのは レギュラーキャラのコミカルさですかね。 僕は京極堂シリーズを読む時 あるまじき行為ですが、 推理を放棄します。 ストーリーを中断してまで考えるより その独特な雰囲気に包まれていたいと 願うからです。 本作も心地よくなれました。 長い長いとか言いながら きっとまた読み返すんやろうな。 因みに他の京極堂シリーズを読んでない人には 余りお薦めできません。 とりあえず「姑獲鳥」読んでからお願いします。 あぁ、鈴には納得いかねぇ。
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