鉄鼠の檻 の商品レビュー
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今回も色々な人々が複雑に絡み合って 最後に京極堂が全ての憑き物を落としてくれる所は爽快 一作目の医者の先生が再登場したのはおおっと思いました 伏線が一作目からあるのがすごいですね(ロリ医者とか) この京極堂シリーズは毎回毎回すごい勉強になります 今回のテーマの禅も、自分はただ正座して瞑想するものだと 思っていたので知らないことを知るのは本当に面白いです 個人的に榎木津の活躍が大好きな巻であります
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10年前、京極堂シリーズでなぜかこれを最初に読んで榎木津に惚れたのだった。 最後の憑き物落としはこれが一番スキッとしていた気がする。 ひさしぶりにもう一回読もう!
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今回は難解だったぁ。 坊主が多すぎる。 坊主の名前がまず覚えられない。更に人によっては名前で人によっては名字呼ぶものだから混乱して仕方ない。 更に、宗教についても御坊さについても知識がない私は、昔の禅僧の名前もまた覚えられない。 そして、お坊さんの言っていることの意味がまったく理解できない。 いやぁ、難しかった。 途中で、禅宗や禅僧の歴史を調べたりして、やっとのことで追い付いていった感じだ。 そして今回は、無敵の京極堂が「勝てない」という。 おお、なんてことだ。 かわりに榎木津探偵がかなり活躍をするのは面白かったけど、やっぱり京極堂に憑き物落としをしてもらわなくては!! 禅僧が相手ということで、その事件の真相はかなり奥深く、一般人には理解しがたいことばかりだった。 最終的には京極堂がその寺の結界を破り、立ち上がるのだが、肝心の憑き物は落ちたのか!? ちょっと、謎の残る終わり方だったな。。。 姑獲鳥の夏の後日談が登場したりしたことは、驚きと共に感動した。 ということで、この鉄鼠にもいつか、後日談が描かれるのだろうか?
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箱根の山中にある謎の禅寺でおこる僧侶連続殺人事件という筋立てはエーコの「薔薇の名前」を意識しているのかもしれないが、1996年当時はオウム真理教批判として読んだ。 座禅と瞑想は似て非なるものであって、瞑想することによってしばしば遭遇する「世界との一体感」のような体験は、禅宗では...
箱根の山中にある謎の禅寺でおこる僧侶連続殺人事件という筋立てはエーコの「薔薇の名前」を意識しているのかもしれないが、1996年当時はオウム真理教批判として読んだ。 座禅と瞑想は似て非なるものであって、瞑想することによってしばしば遭遇する「世界との一体感」のような体験は、禅宗では「魔境」として切り捨てられるのである。オウム真理教の幹部たちが「解脱した」と云っているのは、この魔境に過ぎないわけだ。 また、禅宗にあっては「悟ること」が目的ではなく、悟った後の修行(悟後の修行)が重要であることも忘れてはならない。
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最近はまって読み始めた京極党シリーズの4?作目。相変わらず難しい言葉がならんでいましたが、謎解きは面白いです。 何より、ここで1作目が布石として生きてくるのかとちょっと感動しました。 久遠寺先生!!みたいな。 えのさんの独裁者ぶりも素敵でした。
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百鬼夜行シリーズで一番どれが好きか、と訊ねられたらこれ。 閉鎖された薄墨の世界。その結界が破れるまでのお話。
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再読。 京極シリーズの中で1番読み直している。 雪深く世間と隔離された場所には大いに憧れを感じる。 前作とは違い我らが関口も部外者ながら活躍(?) この巻での一番の魅力はやはり鈴。 京極シリーズで最高の悲劇のヒロインではないだろうか。 益田、今川登場編。 久遠寺救済編。でもある。
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関君たらまた気絶してるしww それに引き換え榎さんのカッコ良さったらないですね! 刑事時代のマスカマが意外にちゃんとしてる。
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最初なかなか僧達の名前が覚えられなくて、前のページに戻ったりしてなかなか進みませんでした。あと、『禅』の蘊蓄も難しかったです…でもこれで禅宗をちょっとだけでもわかった気がします(笑) やっぱりストーリーは面白かったです。懐かしい人物が出てきたり、山下・菅原刑事にイライラしたり...
最初なかなか僧達の名前が覚えられなくて、前のページに戻ったりしてなかなか進みませんでした。あと、『禅』の蘊蓄も難しかったです…でもこれで禅宗をちょっとだけでもわかった気がします(笑) やっぱりストーリーは面白かったです。懐かしい人物が出てきたり、山下・菅原刑事にイライラしたり…
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京極夏彦読み直し3冊目。ああ、ここでこの人がこんなことをΣ(゚д゚lll)と気づきながら読むのもまた楽しい。
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