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フロー体験 喜びの現象学 の商品レビュー

4.1

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/12/23

人が楽しいと感じる要素は「非日常性、挑戦性、連帯性、没入性」の4つと言ったオムロン会長の「私の履歴書」を思い出した。(どんな仕事でも感じられるものだなんてイキイキしたことは言いたくないけど。。)

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2013/11/16

理解は不十分。適度な難易度の目標に没頭してフィードバックを受けながら螺旋上昇的に精神を秩序建てていく感じをフロー体験と呼んでるのかな?具体的な事例の解説が多かったけど、抽象的演繹的に解説してもらえるのが好み。もう少し関連本読まないと。

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2013/02/03

テーマはフロー体験ですが、人生における幸せや楽しみは何かを考える書でもあります。 何に注意するか、意識を集中させるかがその人の自己を作るということ、自分の行動を秩序付けるような目標設定が必要なのだということは納得のいくところでした。 また環境の中で調和しながらも、自分の運命は自分...

テーマはフロー体験ですが、人生における幸せや楽しみは何かを考える書でもあります。 何に注意するか、意識を集中させるかがその人の自己を作るということ、自分の行動を秩序付けるような目標設定が必要なのだということは納得のいくところでした。 また環境の中で調和しながらも、自分の運命は自分が握っているという信念を持つこと。 これを自意識のない自己確信と読んでいますが、これも大事だと思います。

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2013/01/28

フロー体験とは、自分の脳力を最大限発揮して、かつ楽しんで集中している最高の状態。 多くの事例が書いてあるので、他の人がどのようにしてフロー状態に至っているかも分かります。 「誰もがつまらないと思うルーティーンワークをどう楽しむか」 →工場につとめていたある若者は、誰しもがつま...

フロー体験とは、自分の脳力を最大限発揮して、かつ楽しんで集中している最高の状態。 多くの事例が書いてあるので、他の人がどのようにしてフロー状態に至っているかも分かります。 「誰もがつまらないと思うルーティーンワークをどう楽しむか」 →工場につとめていたある若者は、誰しもがつまらないと思う単純作業をフロー体験に変えた。 アスリートのように、毎日毎日自分の記録に挑む。要は挑戦的に、自発的になることでフロー状態に持って行きやすくなる。 など、学べることは多い良書です。

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2012/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常に読み甲斐があり、示唆にとむ内容でした。 フロー状態(何かに集中して取り組み、幸福・充実感を味わっている状態)とは、いかに産み出されているのかを分析したもの。 喜びとは、外から与えられるものではなく、自分自身で追い求めることが大事であることが理解できます。様々な逆境や苦難の中で、自分の生き方を自分で統制し(流されない)、利己的でない志・目標をもって何かを追求し、成長していく。その過程こそが「幸福」を産み出すということなのですね。 私自身、学生時代にバレーボールをやっていて、「ゾーン」とよばれる状態になったことがあります。時間がゆっくり流れる中、周囲の状況を冷静に把握し、思い通りのプレーが出来る状態。もちろん、素人レベルではありますが、それでも自分の最大限を発揮・表現できた瞬間でした。今、振り返ると、この本で紹介されているフロー状態と共有するものがあったと思います。 この本に「心理的エントロピー」という表現が度々出てきます。上記のフロー状態の対局になるものとして紹介されているのですが、この言葉に思わずドキッとしてしまいました。自分は日々なんとなく流されて生きているのではないか、と内省せずにはいられません。 「楽しさとは、何をするのかによるのではなく、むしろどのようにするのかによって決まるのである」 身にしみる言葉です。

Posted byブクログ

2012/11/20

非常におすすめな本です。 大人になるにつれて、日常生活で感受性が 乏しくなってしまったと考える人も多いと思います。 大人になってからの日常の楽しみは、 食欲とか睡眠欲とか性欲とか、いわゆる快楽だけ。 それ以外の時間は嫌々仕事をするかだらだらと 過ごしているだけで楽しくもなんとも...

非常におすすめな本です。 大人になるにつれて、日常生活で感受性が 乏しくなってしまったと考える人も多いと思います。 大人になってからの日常の楽しみは、 食欲とか睡眠欲とか性欲とか、いわゆる快楽だけ。 それ以外の時間は嫌々仕事をするかだらだらと 過ごしているだけで楽しくもなんともない。 そういう状況に陥っている人は本書を読んでみると 得られることがあるかも知れません。 この本では、快楽とは違う方法で幸福感を得ている人の 特徴を紹介し、そのような幸福感を得るために 何が必要かを教えてくれます。 僕の場合は、引きこもりがちで、人生には、もっといえば、 仕事や娯楽にさえ意味なんてないんだという 虚無感にとらわれることがよくあります。 しかし、そうは言っても生きることを選択する以上、 少しでも幸福感が多い人生にしたい。 そこで、幸福感を得るにはどうすればいいのか?を知るために この本を手にしました。 この本を読んで私は、人生から幸福感を引き出すために 注意すべきことを教わりました。 それは、 1.フロー体験をする 恥ずかしいだとかどうせ無理だとかの自意識に集中するのをやめて、 自らの行動に対するフィードバックをよく観察し、 試行錯誤で自らの行動・経験の質を上げていく。 2.過去・現在の出来事やフロー体験を意味付けし、 それらに統合する未来の行動計画を練る。 3.上の1,2を通して、人生を構築する。 今後、自分が成長した後にこの本を読み返せば、 まだまだ沢山のことを取り出せそうな気がします。 とても良い本です。

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2012/11/07

フロー状態というのがどのように起こるのか? これをコントロールすることで、日々の生活を楽しくすることができ、 さらに仕事のパフォーマンスを高めたり、 いろいろな能力を伸ばすこともできる。 それだけでなく、良いフロー、悪いフローの違いは何か? さらには、人生の意味とは何か? そん...

フロー状態というのがどのように起こるのか? これをコントロールすることで、日々の生活を楽しくすることができ、 さらに仕事のパフォーマンスを高めたり、 いろいろな能力を伸ばすこともできる。 それだけでなく、良いフロー、悪いフローの違いは何か? さらには、人生の意味とは何か? そんなところまで追求した内容で、また読み返したいと思った。

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2012/06/04

大分前に読み終わった本だが、本書は、日々の時間の過ごし方を考える上で、非常に示唆に富んだ本だった。 フローというのは、スポーツでいうゾーンと同じ意味で、簡単に言えば物事に完全に没頭している状態である。 本書は、それを感じている状態が人間にとってのいわゆる幸福であり、そこに至るに...

大分前に読み終わった本だが、本書は、日々の時間の過ごし方を考える上で、非常に示唆に富んだ本だった。 フローというのは、スポーツでいうゾーンと同じ意味で、簡単に言えば物事に完全に没頭している状態である。 本書は、それを感じている状態が人間にとってのいわゆる幸福であり、そこに至るにはどうすればよいのか、多くの人の内的体験を長年に渡り分析した結果を元に、論じている。 (ただし、ゾーンという言葉の印象ほどには、瞬間的な現象にばかり言及しているわけでなく、どのような活動がライフワークになりえるか?という方が本書の主題には近いと思う。) 時間の使い方によって、日々我々が感じる心の充実感は明らかに異なるが、それはなぜなのか、この本を読んでよく分かった。 自分が好きな活動だけではなく、今まで退屈だと感じていた活動でさえ、心の持ちよう、工夫次第で充実した時間に変わりうるということも理解できた。 (実践というとなかなか難しいというのも常ではあるが。) また、毎日が楽しいか、幸せかというのは、本書で言及されているように、個人の内的体験の質によるのだから、職業に貴賤は無いし、自分と他人を比較する必要もないのだ、ということも個人的には納得できた。 フローを発揮している人々に関するエピソードも面白いものが多かったが、中でも、何一つ自由の無い牢獄においさえ、ゲームを考えだして楽しむ人々の話や、シュレディンガー(だっけ?)は退屈な会議中に驚くほど複雑な計算を頭の中だけで繰り広げ、退屈しのぎをしている話などが面白かった。 ただ、意味が分かりづらかったり、冗長な記述が多いように思われ、読通すのがかなりつらかった。 (元々原文がそうなのか、訳が悪いのかはさだかではないが。) フロー体験入門の方が簡潔にまとまっている感はあるので、 (それでも読みづらさは2冊に共通していると思う。) そちらを読んでもう少し体系的に知りたくなった場合に、本書を読むと良いと思う。

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2012/01/14

たまたま、とあるサイト http://www.flow-stock.com/hon-top.html に辿り着き(spiritual growthというキーワードからいろいろを探してのことだったように思うけれど・・・)、そこで見つけたおすすめの一冊だったので、記録として登録。 ...

たまたま、とあるサイト http://www.flow-stock.com/hon-top.html に辿り着き(spiritual growthというキーワードからいろいろを探してのことだったように思うけれど・・・)、そこで見つけたおすすめの一冊だったので、記録として登録。 夢中になる状態・・・ 私はここのところ、何をしても夢中になる感覚をとても近くに感じることができる。それは「このことを通じて、神様はなにをみせようとしてくださっているのだろう」と考える時で、なにしろ無心になって沈黙に流れる波動を探らなくてはならないので、夢中にならざるを得ない。 あやしいなあ(苦笑)。でもそんな感覚なのね。とてもね :-)

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2011/12/08

フロー体験って名前は胡散臭いが久々に必読本。実験や実例から得られた内面統制に関する心理学をフロー理論にまとめた集大成。快楽に溺れることと充実感に浸ることを区別し一般化。楽しいって何なんだ?!ってとこから生きる意味まで言及している。

Posted byブクログ