センス・オブ・ワンダー の商品レビュー
センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性。レイチェル・カーソンが晩年に遺したこの本には、未来の子どもたちに託す切実な願いが詰まっていた。 彼女が記すロジャーとの思い出を辿っていたら、子どもの頃の夏休みを思い出した。田舎の祖父母の家に預けられ、昼は虫取りや海釣り、...
センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性。レイチェル・カーソンが晩年に遺したこの本には、未来の子どもたちに託す切実な願いが詰まっていた。 彼女が記すロジャーとの思い出を辿っていたら、子どもの頃の夏休みを思い出した。田舎の祖父母の家に預けられ、昼は虫取りや海釣り、夜は星を見て過ごしていた。東京生まれ育ちの自分には全てが新鮮で楽しかったことを今でも覚えている。 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないという彼女の信念は、きっとこの先現代化が進めば進むほど、人間が忘れてはならない大切なものの一つだ。何歳になっても気づきのある本だけれど、子を持つ親にこそ読んでほしい一冊。
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地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう…地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をもちつづけることができるでしょう。鳥の渡り、潮の満ち干、...
地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう…地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をもちつづけることができるでしょう。鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾のなかには、それ自体の美しさと同時に、象徴的な美と神秘がかくされています。自然がくりかえすリフレインー夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさーのなかには、かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです。
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自然の美しさや楽しさが細やかで丁寧に表現されていて、その場にいるかのような没入感を感じられた。 まっさらな気持ちで自然を楽しめる心を子供と家族と一緒に共有したいと思った。 ぜひ沈黙の春も上遠恵子さんの別の本も読みたい
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まだまだ地球には感動できる余地がたくさんあるみたいです。僕も知っていきたいと思います。青二才ですが頑張ります。
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大人になって淡々とこなすように過ごしていく日々でしたが、ふと立ち止まって自然の中で暮らしている生命に寄り添い、自然が織りなす一瞬一瞬の息吹を感じる本でした。
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センスオブワンダー、この気持ちをいつまでも絶やさないことが、瑞々しく老いていく秘訣なのかもしれない。子供達にもこの驚きの気持ちを、芽吹きのきっかけを与えられればと思うし、彼らが自然に発見した驚きを汲み取ってサポートしたいなぁ。特別なことではなく、普段の生活の中で少しずつでもいいの...
センスオブワンダー、この気持ちをいつまでも絶やさないことが、瑞々しく老いていく秘訣なのかもしれない。子供達にもこの驚きの気持ちを、芽吹きのきっかけを与えられればと思うし、彼らが自然に発見した驚きを汲み取ってサポートしたいなぁ。特別なことではなく、普段の生活の中で少しずつでもいいので、触れさせたい。美しい写真と共に流れる詩のような文章。折に触れて読み返したい本。
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美しい本だった。なぜ自然の神秘に感動することは本質的なことに触れた気持ちにさせるのだろう。そういう感性をもつことは人を幸せにする。確かにそう思えた。
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読み終わってはいけないというか 読み続けたいことばだと思った できれば、声に出したり もしくは音で聞いたり 長くない文章だけど 繊細に言葉が選ばれているような気がした
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探究心は身につけようとして身につくのではなく、自然の中で過ごすと自然と身につくのだな、と思った。それも含めて自然の偉大さは素晴らしい。
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自然に触れることの大切さを問うた一冊 情報化が進み、小さな子どもでもスマホやタブレットに夢中になりがちな昨今 それら電子機器からでは決して享受できない、大切なものを気付かせてくれる 子どもを持つ両親にこそ、読んで欲しい センス・オブ・ワンダー:神秘さや不思議さに目を見はる感性
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