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世界のなかの日本 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2012/04/19

いわずと知れたこの二人。 近松門左衛門の「冥途の飛脚」を読んで大変興奮したというキーン氏。 しかも原文で。 そんなこと出来るなんて日本人より日本人らしいなって思ってたら帰化してました。 浄瑠璃から俳句、西洋の絵画や宗教まで幅広いネタを使っての対談。 この二人はいろいろと凄い...

いわずと知れたこの二人。 近松門左衛門の「冥途の飛脚」を読んで大変興奮したというキーン氏。 しかも原文で。 そんなこと出来るなんて日本人より日本人らしいなって思ってたら帰化してました。 浄瑠璃から俳句、西洋の絵画や宗教まで幅広いネタを使っての対談。 この二人はいろいろと凄い。

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2012/02/19

鎖国は良いことだったという見方は驚きだった。 普通に勉強するだけでは見えてこない世界の関わりが見えてくる。 …もっと日本史勉強しておけば良かった。

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2010/06/05

司馬遼太郎は座談の名人だったという。 新聞記者時代の賜物なのか、天性の聞き上手だったのか、本書はそんな彼の面目躍如といった対談集。 会話の流れがとても気持ちいい。 合いの手を入れる相方がいる分『街道をゆく』よりも話が飛躍するところもあるが全体的に小気味良く「上質な会話」が続...

司馬遼太郎は座談の名人だったという。 新聞記者時代の賜物なのか、天性の聞き上手だったのか、本書はそんな彼の面目躍如といった対談集。 会話の流れがとても気持ちいい。 合いの手を入れる相方がいる分『街道をゆく』よりも話が飛躍するところもあるが全体的に小気味良く「上質な会話」が続いていく。 ちょうど隣り合わせた喫茶店で趣味のいい大人たちの会話に思わず耳をそばだてている感じがする(笑) 本書とを平行して『十六の話』読んでいたら同じテーマを取り扱っていたり、『街道をゆく』でも語られていた話が出てきていたりして、ああこのくだりは読んだなーと思い出したりした。 誰かとの会話で思考が深くなったり発展したりする好例。 「絶対」のある文明にとって変化には制限がかかるが、すべてを「相対」で考える文化には変化は常態であり、規制がない分個々の力量次第がですべてが変わってしまう。 それは自由である反面、共通感を持ちづらく、少しの距離を隔てただけでなかなか理解しがたい存在となりやすい。 科学のような「絶対」の世界に生きた鴎外や菊苗がすんなり西洋の世界に理解を示せたのに対し、文学のような「相対」の世界に生きた漱石がノイローゼになってしまったところにその断面が見えるようだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

買った本。 日本文学史のドナルド・キーンさんと、司馬遼太郎さんの対談。自分の国について、知らないことばかりで驚いた。もっと知りたいと思わせてくれた本。

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