白狐魔記 源平の風 の商品レビュー
すごくおもしろかった。 努力したきつねが、人間に化身できるようになってよかった。ぼくは人間だけど、きつねと同じように、争うのはいけないと思った。 義経にみんながひかれるというのはわかる気がするけど、ぼくは仙人の方が気になる。ものしりで、おもしろいし、優しい、強いことをいいことに使...
すごくおもしろかった。 努力したきつねが、人間に化身できるようになってよかった。ぼくは人間だけど、きつねと同じように、争うのはいけないと思った。 義経にみんながひかれるというのはわかる気がするけど、ぼくは仙人の方が気になる。ものしりで、おもしろいし、優しい、強いことをいいことに使っている。すごい。それから、忠信がかっこいい。優しくて、こわいことからもにげない。 きつねは、これから仙人のところにもどるのかな。続きが早く読みたい。(小5)
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キツネ目線で源頼朝と義経の関係、義経と弁慶や忠信との関係、人間像が見えてくる。児童書なのでサクッと読めて、歴史に興味を持つきっかけに面白いと思う。
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ときは鎌倉時代、主人公は一匹の野生のきつね。 きつねは、人里で「白駒山の仙人のもとで修行して神通力を身につけた、人間を化かすきつね」の話を聞き、興味を持ち白駒山を目指すことにする。 児童文学ということもあり、言葉がとても易しくて、丁寧で、読んでいて心地良い。 なぜ人は人を殺すの...
ときは鎌倉時代、主人公は一匹の野生のきつね。 きつねは、人里で「白駒山の仙人のもとで修行して神通力を身につけた、人間を化かすきつね」の話を聞き、興味を持ち白駒山を目指すことにする。 児童文学ということもあり、言葉がとても易しくて、丁寧で、読んでいて心地良い。 なぜ人は人を殺すのか、武士の生き様とは何なのか─真面目で純朴なきつねと一緒に、考えることができる。日本史の勉強の一歩にもなる。昔読んだな、と思って読み返したけれど、懐かしかった。
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仙人のもとで修行した狐が武士に出会いその生き様に触れる。義経や弁慶、頼朝など舞台は源平の戦いとその後。狐の目には人間はこんなふうに映るのかもしれないな。
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人間を知りたいという、一風変わったきつねが、白駒山の仙人のところでくらし、 人に化けることを学んでいく。 狐の好きな言葉で言うと、修行する、若いきつね白狐魔丸の成長日記。 山を降り、故郷を目指す折り、 源平の戦に巻き込まれ、人が戦い殺し合うことを疑問に思いながら、仇討ちなる人の感...
人間を知りたいという、一風変わったきつねが、白駒山の仙人のところでくらし、 人に化けることを学んでいく。 狐の好きな言葉で言うと、修行する、若いきつね白狐魔丸の成長日記。 山を降り、故郷を目指す折り、 源平の戦に巻き込まれ、人が戦い殺し合うことを疑問に思いながら、仇討ちなる人の感情を知っていく。 きつねの真面目なキャラクターと、飄々とした仙人とのやりとりがおかしく、また語り口もやさしくて、とっても読みやすい。 きつねをからかいながら、さらりと大切なことを教えていく仙人さながら、読み手をぐいぐい引き込む。 尾っぽが化けきれないきつねに、仙人が、尾は「空」だと解くところもとても良かった。 修行したがるきつねに対して仙人の言うセリフもいい。 「滝にうたれて、ああ、おれは苦しい修行をしているんだと思って、気持ちよがっているのは、温泉につかって、ああ、いい湯だ、といっているのと、変わりない。」 戦の描写は辛いところもあるけれど、人情を学ぶ白狐魔丸と一緒なら、ゲームみたいに人が死ぬ感覚とは違う大切なものがわかるはず。 ちょっと、アーサー王伝説を思い出しながら(斉藤洋さんも訳している)騎士道も武士道も、どこか貫いたものは同じで、かっこいい。 この本は、本が苦手な子にも進められるんじゃないかと思うし、私のように日本史が苦手な人も楽しめるのだー
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主人公のキツネ(白狐魔)の真面目さに惹かれ、ドキドキしながら読了。 肉食動物が生き物を殺すのは、食べるためであって、生きるため。一方人間は、ただ殺し合うだけー。 キツネの視点で見ると、学校で勉強するのとはまた違った気持ちで歴史を考えることができる気がした。 去年は歴史好きな...
主人公のキツネ(白狐魔)の真面目さに惹かれ、ドキドキしながら読了。 肉食動物が生き物を殺すのは、食べるためであって、生きるため。一方人間は、ただ殺し合うだけー。 キツネの視点で見ると、学校で勉強するのとはまた違った気持ちで歴史を考えることができる気がした。 去年は歴史好きな子どもに勧めてもなかなか手にとってもらえなかったけれど、歴史好きに限らず、この本を読んで、「自分でなぜかと考えられる」人になってほしい。
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ありそうでなかった人を化かす狐が主役の話。 妖狐ものとかはあるけど。 あくまでもふつうの、ふつうに生まれた狐が 少しずつ人間の世界を学んでいく、というのがとても面白かった。 主人公の狐さんの性格が真面目で頭が良くて、 とても好感がもてる。 炭治郎みたいだね。 炭治郎には戦う理由...
ありそうでなかった人を化かす狐が主役の話。 妖狐ものとかはあるけど。 あくまでもふつうの、ふつうに生まれた狐が 少しずつ人間の世界を学んでいく、というのがとても面白かった。 主人公の狐さんの性格が真面目で頭が良くて、 とても好感がもてる。 炭治郎みたいだね。 炭治郎には戦う理由があったけれど。 「真面目な主人公」がブームなうちに おすすめしていきたいなあ。 人間はなんで殺し合うのだろう。 戦争ってなんだろう。 武士ってなんだろう。 というのが、狐の目線で描かれているのが とても新鮮。 このあとも読みます。たのしみ!
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どこにでもいる普通のキツネさんが自分の興味の赴くままに人間世界の探求の旅に出る話。あらすじから思ってたよりも、しっかりキツネさんとしての人生が描かれていて、キツネ視点がとっても面白い。それに、なによりも、この後に白狐魔丸と名付けられるキツネさんが、とっても可愛いんだな。生真面目だ...
どこにでもいる普通のキツネさんが自分の興味の赴くままに人間世界の探求の旅に出る話。あらすじから思ってたよりも、しっかりキツネさんとしての人生が描かれていて、キツネ視点がとっても面白い。それに、なによりも、この後に白狐魔丸と名付けられるキツネさんが、とっても可愛いんだな。生真面目だし、修行が好きだし。彼ともっと一緒にいたくて物語をどんどん読み進めてしまう感じ。
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修行して人に化けることができるようになった狐が主人公の話 狐が人間に興味を持ち、何故人は殺し合いをするのか?などと疑問を抱く 狐視点で語られる、人間というのが面白い 子供向けだが大人でも楽しめた シリーズもののようなので、次も読みたい
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2006/08/post_96e0.html
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