風紋(上) の商品レビュー
この手の話は少なくないですけど、設定のインパクトと、 長さを感じさせない文章は流石。「加害者以外は被害者」 とのことで、私がどっちかというとおもそろかったです。
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たんたんとしているが始めの方から飽きなかった★被害者側、容疑者側はこんなことが起きてるんだと知った★
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いつもと変わらない日常に身を置いていた主婦が、ある日突然殺人事件の被害者となったー。 犯人探しやトリックを見破るためのミステリーではなく、被害者の家族、親族、近所の人々、友人たち、加害者の家族、刑事、事件を追いかけるマスコミなど、ひとつの殺人事件がどれだけ多くの人々の生活や精神...
いつもと変わらない日常に身を置いていた主婦が、ある日突然殺人事件の被害者となったー。 犯人探しやトリックを見破るためのミステリーではなく、被害者の家族、親族、近所の人々、友人たち、加害者の家族、刑事、事件を追いかけるマスコミなど、ひとつの殺人事件がどれだけ多くの人々の生活や精神状態に影響を与えていくのかということに焦点をあてた作品。ドキュメンタリーを読んでいるようなリアリティがあってひやりとする。
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普通の家庭に生きてきたつもりが、急に殺人事件の被害者遺族に。そして一方は加害者の家族に。 あたり前の日常が少し狂えば、おこりそうな事態にドキドキし、登場人物それぞれに感情移入してしまいました。 ただ犯人の心情や、事件の真相は明かされないので、色々と想像を掻き立てられました。
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重くて暗くて辛くて、それでも読む手が止まらなくなって、主人公に感情移入しそうになって…。 金曜日、母は高3の真裕子の懇談会に参加したまま帰らず、月曜日に他殺死体となって発見される。 話が進につれて知りたくもない事実をどんどん突きつけられていくのが読んでいて辛い。 唐突に犯人が...
重くて暗くて辛くて、それでも読む手が止まらなくなって、主人公に感情移入しそうになって…。 金曜日、母は高3の真裕子の懇談会に参加したまま帰らず、月曜日に他殺死体となって発見される。 話が進につれて知りたくもない事実をどんどん突きつけられていくのが読んでいて辛い。 唐突に犯人が捕まったけど、それもまたショックな一因だし、下巻でどうなるか非常に気になる。 読んでいると自分の心も不安定になってしまうような感覚に襲われた。 また「もし私の母親が…」と考えて「まああの親に限って」とか思うけど、主人公の子も同じなんだろうな。
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乃南アサさん作品は 初めてです。 とても重苦しい内容で 上巻の途中で読み進めるのがつらくなりましたが 下巻で意外な展開になり 一気に読みきりました。
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重くて苦しい内容。 なのに読む手が止まらない作品。 殺人事件そのものではなく、それに関わる人々にスポットを当てた作品。 考えさせられる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
被害者の家族と加害者の家族の葛藤が、重くそして淡々と語られていきます。非常に内容は重く、辛い。。。 父兄懇談会に参加した母親が、数日後他殺体となって発見される。犯人は意外とあっさり捕まる。(最初に登場したときに、こいつだ!って思った) ただ、犯人と被害者がなぜそういうことになったのかは、本人たちからは詳しく語られることも無く、話はその周りの家族が中心。残された家族が犯人であるかのように、あること無いことマスコミに暴かれていく様子は、あまりにひどい。でも、普段ワイドショーでそういう話題を興味本位で見ているのも事実。他人の不幸は蜜の味とは言いたくないけど、そうなんだろうなぁ。 被害者の娘の立ち直りかけ、、までの話だが、立ち直ることができるんだろうか。あまりにダメージが大きすぎる。 非常に長い作品だけど、あっという間に読み終わった。続編「晩鐘」があるらしい。さらに重い内容なんだろうか。。
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凄く良かったです。といっても内容は不倫をした二人の殺人事件ですので面白いってわけではありませんが、加害者、被害者のそれぞれの家族からとらえた事件の展開です。 どちらも思いもしなかった事が事件後分かってきて、戸惑い悩んでいく過程がとても考えさせられ、引き込まれて読みました。
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主人公のまゆこに感情移入して、胸が苦しくなった。 普段通り外出していった母親がいつまでたっても家に帰ってこない不安感。。 昔、両親が車で出かけて行って、帰りが遅くなったときにしょっちゅう窓から車が戻ってきていないか確かめに行ったことを思い出した。
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