マローンおばさん の商品レビュー
どこかで語りを聞いた気がする。詩、だよね。そうすると語りはハードルが高くなるなあとおもうけれど、洗練された文章が素敵です。
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へのへのもへじ文庫で、ファージョンの本やと借りてみた。どんな話かなと思ったら、これは、マローンおばさんがどんな人であるかをうたった詩なのだった。 森のそばでひとり暮らしのマローンおばさん。おばさんをの様子をたずねる人はひとりとてなく、心にかける人もいない。 おばさんの家へ...
へのへのもへじ文庫で、ファージョンの本やと借りてみた。どんな話かなと思ったら、これは、マローンおばさんがどんな人であるかをうたった詩なのだった。 森のそばでひとり暮らしのマローンおばさん。おばさんをの様子をたずねる人はひとりとてなく、心にかける人もいない。 おばさんの家へたどりついた、スズメ、ネコ、母ギツネと子ギツネ、ロバ、クマ―みな弱りはて、やせこけて、おなかをすかしていた。おばさんは、動物たちを中へ入れ、「あんたの居場所くらいここにはあるよ」と声をかけ、わずかずつでも食べ物を分けあった。 「神さまは ご存じさ、どんな動物たちだって みんな 生きていかなきゃいけないってことを」(p.25) 訳者があとがきで、この主人公のおばさんはファージョン自身に似ているといわれます、と書いている。彼女のところにはみんなの「居場所」があったとも。 "There's room fer another"、「あんたの居場所くらいここにはあるよ」とおばさんは誰に対しても言い続ける。 『町かどのジム』や『ムギと王さま』などと同じく、アーディゾーニのカバーと挿絵がまたいい。 (10/4了)
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最期のとき、何を想うでしょう。 地位も名誉も財産も、天国へ持っていくことはできません。 その人が何で満たされているのか。 どう生きてきたのか。 天国の門の前に立ったとき 神様にはどう見えるのでしょう。 難しい宗教の本よりも、私にはこの本が響きました。 私の居場所...
最期のとき、何を想うでしょう。 地位も名誉も財産も、天国へ持っていくことはできません。 その人が何で満たされているのか。 どう生きてきたのか。 天国の門の前に立ったとき 神様にはどう見えるのでしょう。 難しい宗教の本よりも、私にはこの本が響きました。 私の居場所が、この本の中にあったからです。
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ストーリーになっていますが、文体は詩のようで、おごそかな気持ちになる。この良さは高学年でも難しいか?大人向きでしょうか。
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イギリスの作家フアージョンの小さな詩と挿絵で書かれた小さな絵本です。つましく一人で暮らしているマローンおばさんのところにきずついた動物 たちが来て「あんたの居場所ぐらいここにあるよ」と優しく迎えてくれます。思いやりと優しさがいっぱい短い詩の中に凝縮されています。 何だか淋しくなっ...
イギリスの作家フアージョンの小さな詩と挿絵で書かれた小さな絵本です。つましく一人で暮らしているマローンおばさんのところにきずついた動物 たちが来て「あんたの居場所ぐらいここにあるよ」と優しく迎えてくれます。思いやりと優しさがいっぱい短い詩の中に凝縮されています。 何だか淋しくなったら読んでみて下さい。最後に英語の詩ものっています。ペン画の挿絵も素敵です。 ちゃちゃ
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