帝都物語 新装合本版(第1番) の商品レビュー
近代帝都の成り立ちの…
近代帝都の成り立ちの勉強にもなる。陰陽師的専門用語もバッチリ!子供の頃読んでたら、夜トイレに行けなかったかも知れない!
文庫OFF
概ね史実で、概ね実在人物なのに、圧倒的にオカルト。ワクワクする。ドーマンセーマン、陰陽道、式神、地脈、霊的にも守られた最強の都市・東京を創る…。 加藤が怖くて気持ち悪くていいかんじ。 この兄は「ブラック労働染まり野郎」なので、妹は放っておいていい。 妹が大変なことになっているの...
概ね史実で、概ね実在人物なのに、圧倒的にオカルト。ワクワクする。ドーマンセーマン、陰陽道、式神、地脈、霊的にも守られた最強の都市・東京を創る…。 加藤が怖くて気持ち悪くていいかんじ。 この兄は「ブラック労働染まり野郎」なので、妹は放っておいていい。 妹が大変なことになっているのに、兄はシゴト漬け、いい感じだった兄の友人も奔走するものの最終的には疎遠、精神病院に送られて「ヒューマンロスト」な感じになっている妹が不憫でならない。 不思議な地震とか、加藤の暗躍とか、老陰陽師が最期に残した手紙とか、ワクワクする舞台じかけがいっぱい。 絶妙なフィクション具合だと思います。
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多分本好きなら中学生位で読んどくものなのでしょうが・・・初めて読みました、大変好みでした。 いや、顔の長い怖い人が、というぼんやりしたイメージと、虚実百物語にちらっと出てきた実物の顔の長い俳優と、その半分、青いのモアイ店長という認識しかなかったのですが。 のっけからもえもえきゅんきゅんなサービスショット?だったため、あ、これこの二人が幸せになんないと嫌なやつや、と思ったのですが、 ゆかりさんが出て来た時点で嫌な予感はしたのです、あれ、これこのまま触れられないで終わるパターンですか?と。違うでしょ、「虞美人草」的?、兄への執着からねちねちゆかりさんにつきまとうパターンでしょ!と至極勝手に思っていますが、どうなるのでしょうかね。
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大正時代に起こった関東大震災は、加藤保憲という元陸軍中尉が日本を破滅させるために術を用いて起こした人災だった。 ……というお話。 風水とか陰陽五行とか、オカルティックなネタがてんこ盛りでした。 これは好きな人には好きかもねぇ。 江戸(本来は「水戸」)に長年残されていた平将門...
大正時代に起こった関東大震災は、加藤保憲という元陸軍中尉が日本を破滅させるために術を用いて起こした人災だった。 ……というお話。 風水とか陰陽五行とか、オカルティックなネタがてんこ盛りでした。 これは好きな人には好きかもねぇ。 江戸(本来は「水戸」)に長年残されていた平将門の怨念だとか、葛城の一言主神をはじめとする「まつろわぬ民」の大和に対する怨嗟だとか、大陸や半島の人が日本人を怨んでいる思いだとか、いろいろ入り混じった過去があるようだけど、とにかく加藤さんは日本を滅ぼしたいらしい。 亥年が1つのポイントになっていて、関東大震災も神戸の大震災も亥年だったことを考えると、来年亥年の今年に読んでおくべきと思って手に取りました。 「天災は忘れたころにやってくる」は本人のことばではない説もあるけれど、寺田寅彦さんなど実在の人物もたくさん出てきます。 ちょっと軽い感じもあるけれど、気軽に読めてよさそうな感じ。 世界観に入り込めれば、とても楽しめそうなお話です。
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昔から、いつか読みたいなと思っていたのを大人買い。第壱~六番までということは、昔出ていた10巻強のやつを2冊で1冊にくっつけているのであろう。 有名な話なので内容は割愛するが、将門の首塚というキーとなる場所が旧大蔵省の中庭に存在していたというところにおそらく着想し、陰陽師、霊的...
昔から、いつか読みたいなと思っていたのを大人買い。第壱~六番までということは、昔出ていた10巻強のやつを2冊で1冊にくっつけているのであろう。 有名な話なので内容は割愛するが、将門の首塚というキーとなる場所が旧大蔵省の中庭に存在していたというところにおそらく着想し、陰陽師、霊的現象および、当時の有名人をキャラクター化した作品。 映画が公開された当時、中高生もこぞって読んでいたわけで、それくらい軽く読めると見て読み始めたのだが、現代口語と文語的表現が入り交じる、次から次へとキャラクターが出てくるという内容も読む方もしっちゃかめっちゃかの展開で、結構時間がかかる。 しかしまあ、寺田寅彦などの科学者から幸田露伴から、みんなして霊的な知識に長けていたり、短刀を持ってアクションをかましてみたりと、漫画的な表現も多くてなかなか飽きない。 そのへんは子供向けとして、SF読みからすると、呪術の解説は嬉しいのだが、何でもかんでも魔法で済まされてしまった感は拭えず。 実のところ、電子書籍で読んでるんですが、結構厚い本ぽいんで、あと5冊か…。気が向いたら次読みます、ということで。
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「1・神霊篇」と「2・魔都(バビロン)篇」の新装合本版。今では漫画やらゲームやらでお馴染みになっている魔術用語(陰陽道、蟲術など)も、発表当時は斬新で衝撃的だったんだろうなと思います。史実や実在の人物(幸田露伴、寺田寅彦など)が登場する群像劇的面白さとオカルティズムが相まって独特...
「1・神霊篇」と「2・魔都(バビロン)篇」の新装合本版。今では漫画やらゲームやらでお馴染みになっている魔術用語(陰陽道、蟲術など)も、発表当時は斬新で衝撃的だったんだろうなと思います。史実や実在の人物(幸田露伴、寺田寅彦など)が登場する群像劇的面白さとオカルティズムが相まって独特の雰囲気を醸造してます。加藤最高。
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数年ぶりに読み返してみましたが好きなものの詰め合わせで、やっぱり面白いなあ。歴史上の偉人をうまく盛り込ませているのでリアリティもあって、なにより荒俣先生の膨大な知識量に脱帽です。
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明治時代だ!帝都東京だ!オカルトファンタジー(?)だ!というツボ過ぎる設定だったので読まねばと探すも絶版と知り、このためにKindleを買いました。あの時代とオカルトの相性の良さといったら……。魑魅魍魎が跳梁跋扈する帝都を闊歩したい。ストーリーとしては導入編でまだまだこれからって...
明治時代だ!帝都東京だ!オカルトファンタジー(?)だ!というツボ過ぎる設定だったので読まねばと探すも絶版と知り、このためにKindleを買いました。あの時代とオカルトの相性の良さといったら……。魑魅魍魎が跳梁跋扈する帝都を闊歩したい。ストーリーとしては導入編でまだまだこれからって感じですね。期待!
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明治40年、帝都東京を霊的にも完璧な都市にする為に方々からスペシャリストが集められ、計画は進むはずだったが…。テーマ自体は面白そうで、荒俣宏作だけあってあらゆる知識のオンパレードか?と期待したが、肝要の描き方が上手とは言えず、あまり魅力を感じなかった。「第弐番」以降はいいかな…。
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