帝都物語 新装合本版(第1番) の商品レビュー
あるTVで映画帝都物語の加藤を演じた人物を発見して、思わず読み出した。昔読んだけど当時は頭が追いつかず、分からなかったけど年を経てやっと読める頭をもったようで実に勉強できた。(そんな雰囲気で読んでいた)。加藤が!と思わず吃驚する場面もあり、続編でどうなるのか楽しみだ。 ついでに...
あるTVで映画帝都物語の加藤を演じた人物を発見して、思わず読み出した。昔読んだけど当時は頭が追いつかず、分からなかったけど年を経てやっと読める頭をもったようで実に勉強できた。(そんな雰囲気で読んでいた)。加藤が!と思わず吃驚する場面もあり、続編でどうなるのか楽しみだ。 ついでにカテゴリが「時代小説物」ではなくて「日本書籍」なのは、なんとなく雰囲気から。
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明治の帝都を舞台に、陰陽道を操り帝都崩壊を 目論む加藤の姿を追う伝奇シリーズ。 想像していたよりずっとスペクタル。 おまけに完全な非現実味溢れる伝奇と思いきや 史実・政変もしっかり絡める上、陰陽道はじめとした 民俗学・歴史的知識もスゴイ。 綿密な調査と練りに練って書かれた熱を感...
明治の帝都を舞台に、陰陽道を操り帝都崩壊を 目論む加藤の姿を追う伝奇シリーズ。 想像していたよりずっとスペクタル。 おまけに完全な非現実味溢れる伝奇と思いきや 史実・政変もしっかり絡める上、陰陽道はじめとした 民俗学・歴史的知識もスゴイ。 綿密な調査と練りに練って書かれた熱を感じます。 この一冊ですでに明治~大正への時代をまたぐ数年を描きますが これからのプロローグにしか感じられなくらい。 壮大だけど尻込みしない、続きが気になる。 登場人物の視点がころころかわるので、 「これだれ?誰が主役なの?」と前半はあわあわしてましたが、 慣れるとその人の網目も面白い。 何より魔人・加藤のインパクトは強烈過ぎる。 敵役ながら彼が出てくると、不思議と沸き立ちます。
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登場人物も、話のネタもおもしろいんだけど、発生する事象がどうにもリアリティというか、説得力が足りない感じがして、イマイチ楽しみきれなかった。おもしろいんだけどね。
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小学生の時に見た映画をこの前突然思い出して。読みたくなった。ドーマンセーマン!実家に80年代出版したやつがあったはず…映画のあのグロいよくわからない生き物をギーガー(エイリアンのデザイナー)がデザインしてたと最近知って納得。
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いろんな分野で名高い荒俣さんの小説デビュー。登場人物が多いので、人物紹介ページがあるのは嬉しい! ……だけどそこに「凶刃に倒れる」とかいうネタバレはやめてええ。
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この著者なら、小説よりも、何か集めたり紹介したり語ったりしているジャンルの本の方に惹かれるんですが、この作品はちょっと別格につき。 加藤良いよ加藤。
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何度読み返したことか・・・。言わずもがなの長大作SF小説。最初の部分は映画化されたりしてますが、僕は三島由紀夫が奥津城へと下っていくあたりが大好きです。
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映画は「安っぽいSF」だったが、原作はしっかりとした力作。明治維新からの歴史を辿りつつ、2×4建築の利点、新暦に変わった理由など、雑学者の権威、荒俣宏氏ならではの知識が詰まっている。
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