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武士道とエロス の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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ゴシップ的興味で書か…

ゴシップ的興味で書かれたものではなく,武士道と同性愛の間にどのような関係があるのか,同性愛が流行したり廃れたりする背景にはどのような事情があるのか,そのあたりの疑問についても糸口となる考え方が提示されていて興味深い本だった.

文庫OFF

非常に興味深い本。日…

非常に興味深い本。日本における武士道と同性愛についての考察。新書でこの濃さなら、じゅうぶんな内容だとおもう。とても読みやすくておもしろい。

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武士道とエロスという…

武士道とエロスという題名が大いに惹かれ書き出しも面白いのですが、読み進むと武士道からずれて、だいぶ近代の話題が続いて、ちょっと拍子抜けします。テーマ自体は面白いし、参考になるのですが、そこがちょっと減点です。

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日本の男性同士の同性…

日本の男性同士の同性愛について。タイトルとは外れますが、近代にも目が配られていて、参考文献も載っているのが嬉しかったです。

文庫OFF

武士道と同性愛につい…

武士道と同性愛についての考察本。 入門編として近代を扱って、そこから中世(著者の十八番)へ帰っていくという形です。 史料を用いた論証で、なかなか興味深いのですが、ただ史料を並べただけ、という感も否めません。 論よりも史料が多かったので。 また、本当にそういうふうに書いてある史料な...

武士道と同性愛についての考察本。 入門編として近代を扱って、そこから中世(著者の十八番)へ帰っていくという形です。 史料を用いた論証で、なかなか興味深いのですが、ただ史料を並べただけ、という感も否めません。 論よりも史料が多かったので。 また、本当にそういうふうに書いてある史料ならともかくも、同性愛に言及したわけじゃないように読めるものまで深読みしすぎ、穿ちすぎな気がしました。

文庫OFF

2018/12/26

第1章 忘れられた敵討 第2章 君と私 第3章 恋する男たち 第4章 義兄弟の契り 第5章 ヒゲと前髪 第6章 男振 著者:氏家幹人(1945-、福島県、日本史)

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2014/04/27

明日をも知れぬ戦国の世で、共に命を賭けて戦う男たちの「絆」としての男色。 尻を開いてこそ心も開くという訳ですね。 うむ、奥深い…

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2013/05/13

腐れ歴史オタクの私としては美味しいネタがたっぷり詰まった素敵な本。 戦や死、忠義といったものと混ざり合う事によって、現代からは想像もつかないほどに濃密な「愛」が、男性間に存在していた事が分かる。 一度読んだら歴史小説もドラマも、穿った見方をしてしまう事間違いない。 戦国~明治頃...

腐れ歴史オタクの私としては美味しいネタがたっぷり詰まった素敵な本。 戦や死、忠義といったものと混ざり合う事によって、現代からは想像もつかないほどに濃密な「愛」が、男性間に存在していた事が分かる。 一度読んだら歴史小説もドラマも、穿った見方をしてしまう事間違いない。 戦国~明治頃の各時代の男色文化の変遷を追いかけていると、次第にその「背景」が透けて見えてくるのも興味深い。 武断政治から文治政治への移り変わりと、武士に求められる役割の変化、そして衆道の衰退。 丁寧に読み進めていくと、「男色」という枠を超えた、文化や歴史のうねりが感じられる。 様々な史料や文献から例が引かれているが、どれも丁寧に解説がされており、分かりやすい。 語り口もテンポが良く、さっくりと読める一冊。

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2013/03/13

ところどころ、話が脱線するきらいはあるものの。 なかなかセンセーショナルな題名にも関わらず、内容は至って真面目であった。 男同士の友情を超えた愛情。 それが、安定を望む江戸幕府転覆の起爆剤になることを恐れたお偉いさんが、意図的にその風習を信じた……という感じで合っているだろうか?

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2013/01/13

ホモ。いや、男色。衆道の話。 戦国期から江戸初期にかけての、義兄弟、男性同性愛について。 真面目な学術書。 こういった歴史背景を仔細に見ると、これまで学生時分に学んだ日本の歴史観もやや変わるな。 今日日、兄弟の契りなんて単語は任侠界でしか聞けないように思うが、その成り立ちを知...

ホモ。いや、男色。衆道の話。 戦国期から江戸初期にかけての、義兄弟、男性同性愛について。 真面目な学術書。 こういった歴史背景を仔細に見ると、これまで学生時分に学んだ日本の歴史観もやや変わるな。 今日日、兄弟の契りなんて単語は任侠界でしか聞けないように思うが、その成り立ちを知ると、使い方に気を付けなければなんて思ったり。 しかしながら、この男色文化が、戦国期の武士道に大きく関わっていたことは驚き。 奥深い学問だな。 俺は女のが好きだけども。

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