武士道とエロス の商品レビュー
男と女よりも、男と男の方がずぅっと濃密かもしれない…っ 男尊女卑というよりも、女性の立つ瀬ない時代だったのだなあ ^^;
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義兄弟って、よく聞くじゃないですか。 時代劇とか任侠の世界とかね。 あれってなんだろう、なんでだろう、というのがこの本を読んだきっかけ。 男同士の友情に必ずしもそういうのが結んでいる、わけではないのでは とも思うんだけども、どうなんだろうね? それでもやっぱり実際あったわけだし、...
義兄弟って、よく聞くじゃないですか。 時代劇とか任侠の世界とかね。 あれってなんだろう、なんでだろう、というのがこの本を読んだきっかけ。 男同士の友情に必ずしもそういうのが結んでいる、わけではないのでは とも思うんだけども、どうなんだろうね? それでもやっぱり実際あったわけだし、学校で教えるのもアレかもしんないけど そういうところまで日本史で教えられてたら面白かったのになあ。 オトナになってこうやっていろんな本読めば読むほど、 教科書で習った日本史ってなんだったんだろうって思う。 こういうことを前提にして歴史を見直すと、見方が広がるよね。 有名な文学作家のそんな小説なんて全然知らなかったけど、 それもやっぱ教育上よろしくないってことで除かれちゃってるのかな。
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男色の歴史について分かりやすくでも学術的に書かれている本。 勉強になります。 BL好きなだけで歴史に興味のない人にはおもしろくないかも。
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主従や義兄弟の関係の濃密さが、エロス・性愛を匂わせる。 「衆道」と聞くと「男色」と連想してしまうけれど、二人の関係の根本にあったのは強い精神的な結びつき=絆。 お互いが特別だから心も身体も愛したいと思うのだろうし、時には嫉妬や刃傷沙汰になる時も…男同士の恋は命懸けだったんだね。 ...
主従や義兄弟の関係の濃密さが、エロス・性愛を匂わせる。 「衆道」と聞くと「男色」と連想してしまうけれど、二人の関係の根本にあったのは強い精神的な結びつき=絆。 お互いが特別だから心も身体も愛したいと思うのだろうし、時には嫉妬や刃傷沙汰になる時も…男同士の恋は命懸けだったんだね。 今では同性愛とかゲイとかBLなんていって、なんだかオープンでカジュアルな感じになっているけど…
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一言で言えば男色文化の解説本。男女の交わりとは一味違う、なんだか濃密な精神的連帯のようなものを感じました。
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ジェンダー論の課題レポートを書く際に使用。 武士道における男同士の愛について知りたければどうぞ。
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戦国時代の武将から近代の作家達をモデルに、日本の男色文化を考察したもの。 高校の教科書にも出てきたあの人が!?と、色々びっくりしたりすることも。 真面目だけど興味深く読める一冊。
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まあ日本の男色文化の概説というかなんというか。とある歴史上の人物の名が出てきて吃驚したのも現在ではよい思い出。
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現代日本では、いまだに異端視されることもある男同士の愛。しかし衆道の歴史は古く、かつてはごく一般的なものだった、というのは腐女子の常識(笑)。戦場を駆け巡る武士たちを支えた濃密な絆。やおい本は全く読めないわたしも、知られざる男性史を真面目に記したこの本なら読めます。
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古来の性文化──ことに男色文化(衆道)について、氏家幹人氏の数点の著の中でももっとも読みやすく興味深い。 これを近代男色小説をあさる際のガイドライン代わりにしました(笑)
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