クレヨン王国 ロペとキャベツの物語 の商品レビュー
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ロペとキャベツの物語、 赤いぼうしの2作品収録。 ロペがうさぎの大好物であるはずのキャベツが嫌いだが、好物のくず草は冬に手に入らないので年中手に入るキャベツをどうにか食べさせたい飼い主(和尚ら)。 夢の世界で旅をしながら、赤い目をした可愛い兎と出会い、美味しいキャベツをすすめられて食べるが、あまりキャベツは好きでは無いのだなと勘づかれて気まずい雰囲気になり、こんなことなら和尚さんから貰ったキャベツを食べなれておくのだったと後悔するロペ。そしてキャベツを食べるようになる、という話。 後半の赤いぼうしは、公園に落ちていた赤いぼうしの持ち主を探す話だが、こちらの方が好みだった。 「うちのばあちゃんなんか、いやになる。毎日、浣腸してお通じがどうのって話ばかりさ。きいてると、食べるのは、うまく出すためで、出すのは食べるためみたい。ただ、生きるために生きるという生活さ。最低の生き方だよ。生きているあいだぐらい、ここのおばあちゃんみたいに、若々しくゆめをもってほしいよ、欲をはってね。」p248 欲深く、1人でいるのが1番良いという考えで一人暮らししているコンばば。 赤いぼうしの持ち主を巡り、チーやカーらと過ごし、最終的にお礼にチーやカーはビー玉、コンばばは肉まんじゅうを貰う。 肉まんじゅうは2個あり、お地蔵さんによるとそこからさらにご利益が得られるというものの、こんな正月は初めてだ、と心が暖かくなって2つとも食べてしまうコンばば、という終わり方がほっこり。 ゆたかな暮らしは 金しだい たのしいゆめも 金しだい ちみつな計画 休まぬ努力で 勝ちとれ えんぴつ 巨万の富をp114
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『ロペとキャベツの物語』と『赤いぼうし』の2作品収録。どちらも思い出深いのだが、『赤いぼうし』の「お正月じゃもん、お正月じゃもん」と言いながら熱々の肉まんを頬張るコンばばのシーンが忘れられない。表題作ではないので記憶のかけらから本書に辿り着くまで少し時間がかかった。他にも北風隊...
『ロペとキャベツの物語』と『赤いぼうし』の2作品収録。どちらも思い出深いのだが、『赤いぼうし』の「お正月じゃもん、お正月じゃもん」と言いながら熱々の肉まんを頬張るコンばばのシーンが忘れられない。表題作ではないので記憶のかけらから本書に辿り着くまで少し時間がかかった。他にも北風隊の上司と後輩が食べるトマトスープの描写がとても美味しそう。 表題作は、誰に迷惑をかける訳でもない偏食の思いがけない悲しい影響がほろ苦い。『花ウサギ』と比べると幼なさの残るロペだが、少し切ない経験をしつつもクレヨン王国で楽しく遊べて良かった。
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クレヨン王国はいつもすぐそばにあるのね。 何かの拍子に迷い込む。 ロペくんは自分から入り込んでる気もするけど、だからといって自由に抜け出せるわけでもないらしい。 そしてクレヨン王国は現実ともリンクするのね。 いつ会えるのか、待ち遠しいだろうな。
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自分がうさぎを飼っていたら、ロペと名づけたいなと、もうずっと思っている。収録されている「クレヨン王国の赤いぼうし」もとてもよかった。
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ウサギなのにキャベツが嫌い、と設定が大好きだった。本棚の隅にいたはずのこの本は一体どこにいってしまったのか? もしかしたらクレヨン王国に帰ってしまったのかもしれない。そろそろ買い直そうと思う。
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