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鳩笛草 の商品レビュー

3.7

43件のお客様レビュー

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2014/09/19

クロスファイアhttp://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4334733700の前に再読。(2014.9.11) 超能力者の女性の物語みっつ。 つながってはいないけれど、これは三作そろえて一冊になる。 彼女たちは抱える能力も...

クロスファイアhttp://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4334733700の前に再読。(2014.9.11) 超能力者の女性の物語みっつ。 つながってはいないけれど、これは三作そろえて一冊になる。 彼女たちは抱える能力も仕事もぶつかる壁も現状も三者三様。 でもみんな、能力とどう生きるかの話。 「ふたりのママからきみたちへ」http://booklog.jp/users/nijiirokatatumuri/archives/1/4781690629の中にあった、「セクシュアリティはあなたの大切な一部だけどすべてではない」という言葉を思い出した。 それがあるから自分。だけど、それだけが自分じゃない。 マンガ的な「キャラづけ」とは違う、きちんと性格の違うキャラクターがうまいなーと思った。 話し方が違うとか、わかりやすい性格があるわけではないけれど、この人はこう考えてこう動く、というのがそれぞれにある。 この本を初めて読んだのは十年以上前だ。 その時でも出版からだいぶ経っていたから、服装などに古さを感じた気がする。 そこからさらに時間が経った今は、流行遅れを通り越して古典のように読んだ。 ビデオテープや自動車電話といった小道具や、「名前の世代差」に見える時代性が面白い。

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2014/08/09

超能力を持つ女性三人を描いた短編集。智子のおばあちゃん、素敵だったな。淳子はクロスファイア?貴子は…大木さんとうまくいけばいい!脇役で出て来る女が格好よくて好き。

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2014/04/13
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2014年4月13日読了。 意図せず、宮部作品だけを見れば2連続で超能力もの でした^_^; 「朽ちてゆくまで」では、「ふたりとも生きようと していた。あたしといっしょに。」の文で、涙が こぼれました。 また、逸子の優しさにも感涙です。 「燔祭」は、「クロスファイア」に続く物語ですね。 この本に収録されている本の中で、こちらが一番 印象深かったです。 もう一度「クロスファイア」を読みたくなりました。 そして、表題作でもある「鳩笛草」。 主人公である貴子が、何だかあまり好きになれませんでした(-_-;)

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2012/10/12
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再読。 最初に読んだ時、表題作「鳩笛草」で、"作者は超能力に対する解決を見た" と思った。 超能力の在り方として最も共感でき、超能力もので鳩笛草を超える作品には未だ巡り会えない。 宮部みゆきさんの中で最も好きな作品。 透視能力をもつ女性刑事の話だが、事件解決より超能力を持った人間の生き方、在り方、がメイン。 他の2作も素晴らしい。

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2012/07/02
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個人的に思い出深い作品。続編も書かれた燔祭も好きだけど、やはり表題作が好きだ。超能力者の哀しみが淡々と描かれており、読んでいていつの間にか目頭が熱くなる秀作だ。 初期の頃のみゆきさんは、あきらかにSキングの影響をうけていたと思いますが、この様な短(中)編はもう書きたくはないのだろうか? だとするとちょっと残念ですね。

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2012/02/06

事細かな描写と説明が多く、設定がしっかりしているけど、その分、想像力をかきたてるような事はない。物語が話を大きく見せようと背伸びも屈みもしないので、ただ淡々と進んでしまう感じがした。最後の『鳩笛草』の主人公はその後が気になるところ。彼女は生きているのか?後遺症?に苦しんでるか?能...

事細かな描写と説明が多く、設定がしっかりしているけど、その分、想像力をかきたてるような事はない。物語が話を大きく見せようと背伸びも屈みもしないので、ただ淡々と進んでしまう感じがした。最後の『鳩笛草』の主人公はその後が気になるところ。彼女は生きているのか?後遺症?に苦しんでるか?能力は失われたのか?大木と結婚するのかなど。 この本三編に出てきたそれぞれのキャラクターは予知能力や念力放火など一般に超能力と呼ばれる力を持っている。しかし、登場人物たちは決して優位にいる訳ではなく、むしろ特別な能力を持ってしまったが故に悩んでる者が多い。実際、人と違う能力を持っていたらヒーローになるとか、とんでもない能力を発揮するとかでとかく目立ちたいと思うが、この話たちはどちらかと言えば超能力者たち裏の部分を書いてると思う。表でバリバリ活躍するのではなく、力をコントロールできないとか、能力が衰えていくとか、欲しくもない能力を持っているとか。それでも本人たちは能力のある自分と向き合わないといけないのだけれど。どこかにこういう人が居てもおかしくない話かもしれない。

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2011/09/04

 「燔祭」「朽ちていくまで」「鳩笛草」の超能力者もの3作品。  超能力を仮説とした作品は作者の大きな特徴であり武器であると私は思う。ありえない設定を超能力に凝縮して語る。この手法が好きだ。SFの原点じゃないかな。  私が好きな「クロスファイア」もヒロインは第一話で登場する。そ...

 「燔祭」「朽ちていくまで」「鳩笛草」の超能力者もの3作品。  超能力を仮説とした作品は作者の大きな特徴であり武器であると私は思う。ありえない設定を超能力に凝縮して語る。この手法が好きだ。SFの原点じゃないかな。  私が好きな「クロスファイア」もヒロインは第一話で登場する。そして自分の過去と能力を知る第二話、超能力を失っていくヒロインを描く表題作第三話へと続くが、あっという間だった。 きれいに完結するわけではなく練習作の感じではあるが、それなりの味がありよかった

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2010/12/14

はってぃに地理の授業中に借りて、その後の授業中ぶっ通しで読んだら速攻読みおわった(笑) 朽ちてゆくまでが一番好きかな

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2010/11/11

超能力をもつ女性3人をメインにした3編。 再読。 前も「クロス・ファイア」を読んでから慌てて読んだ記憶がある。 さすがに文章が若い感じがしますが、好きです。

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2010/09/20

3つの短編集。どれも超能力にまつわる話。 超能力を持っていることによって描かれる苦悩とか。 クロスファイアへと続く「燔祭」も好きだけど、「鳩笛草」が私は一番好き。

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