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さよならをするために の商品レビュー

3.3

67件のお客様レビュー

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    19

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2023/06/10

初出は80年代とのことで、時代を感じる男女の恋の駆け引き~~失恋ENDなんだけども、ただの失恋オチって訳じゃなくて希望がちゃんとあるから暗くなくていいね…。 あくまで筆致がリアリティ高くて時代は感じるんだけど、決して古くさくは感じさせないのが唯川恵の唯川恵たる所以だと思う。

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2023/03/30

うちでは、本棚に本を並べる時、同じ作家さんの本を並べるようにしている。 先日読み終わった唯川恵著 「啼かない鳥は空に溺れる」を片づけようと唯川恵を探してたら、この本が見つかった。 奥さんが昔買っていたようだが、私は読んでなかったので読んでみた訳だ。 5編の短編集であるが、どれも...

うちでは、本棚に本を並べる時、同じ作家さんの本を並べるようにしている。 先日読み終わった唯川恵著 「啼かない鳥は空に溺れる」を片づけようと唯川恵を探してたら、この本が見つかった。 奥さんが昔買っていたようだが、私は読んでなかったので読んでみた訳だ。 5編の短編集であるが、どれも恋愛の別れ話。 バブル真っただ中の時代背景で、いわゆるトレンディドラマ的で、ちょっと懐かしくもあり、時代遅れも感じる。 平野ノラの「しもしも~」をイメージしてくれれば良い。 一話が短いので、寝る前に一話ずつ読むって感じ。 読了感も何もなく、記憶にも留まらない。 唯川恵さんのデビュー当時の作品らしい。 気楽に電車の中で読むには良いかもしれないが、オヤジが楽しめるようなものではないな。

Posted byブクログ

2022/03/14

さよならをするために 唯川恵 20代によく読んだ作家さん 再読。 執筆が1990年代のため、まず、懐かしいというのが感想。 ブティックも、コンパもおそらく死語に近しい。 小説は、短編集で、いずれも、女性が主人公である。 勝手すぎる異性の描写は、レビューのとおり、当時のト...

さよならをするために 唯川恵 20代によく読んだ作家さん 再読。 執筆が1990年代のため、まず、懐かしいというのが感想。 ブティックも、コンパもおそらく死語に近しい。 小説は、短編集で、いずれも、女性が主人公である。 勝手すぎる異性の描写は、レビューのとおり、当時のトレンディドラマを彷彿させる。 タイトルが、この書籍を手に取ってしまう動機そのもの。 時代設定こそ古いが、「一歩踏み出せる」物語に出会えるかもしれません。

Posted byブクログ

2020/10/01

「肩ごしの恋人」がとても面白かったので唯川恵さんの他の作品も読んでみたいと思い、手にとった次第。妊娠中から読んでたけど出産したらなかなか時間とれなくてやっと読み終えた。 95年の作品なのでトレンディさ( )を感じる部分もあるが、恋愛の切なさや女のめんどくさい絶妙な感情などの普遍...

「肩ごしの恋人」がとても面白かったので唯川恵さんの他の作品も読んでみたいと思い、手にとった次第。妊娠中から読んでたけど出産したらなかなか時間とれなくてやっと読み終えた。 95年の作品なのでトレンディさ( )を感じる部分もあるが、恋愛の切なさや女のめんどくさい絶妙な感情などの普遍的な「さよなら」に向けた心の動きが本当に上手に綴られている。唯川恵さんは女臭さを書かせたらピカイチね!共感度高い短編5話。 「さよなら」を昇華した女の清々しさよ。 「広志が好きだった。好きだったから傷ついた。 彼を憎んだ。そして憎んだだけ、広志は深く心に刻み込まれた。」 ◆内容(BOOK データベースより) まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。―約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくもの―終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。

Posted byブクログ

2019/09/01

まるで、さよならをするために恋をするよう さよなら。 それは必ずしも辛いだけじゃない。 さよならをすることで強くなれた。 清々しい気持ちにもなった。 5つのさよならを描いた恋愛短編集。 恋愛の名言がたくさん。 『さよならの向こう側』が一番よかった。

Posted byブクログ

2019/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集、という説明が逆に気になって読み始めた。もっとこう、修羅場っぽく粉々に壊れるのかと思ったら意外ときれいに終わる話ばかりだった。一番最後の話の「馴性」についての説明が心に残った。痛みに馴れていくのではなく、痛みを自分の中に取り込んでしまう強さ。 巻末の阿刀田高さんの解説がよかった。

Posted byブクログ

2019/02/11

さよならをテーマにした短編集ということで、割と重ためな内容を想像していたのですが、「破局」というより「決別」と言った感じの、スッキリとした別れが沢山描かれていました。強がりで自分を真っ直ぐに表現出来ない女の子像に、誰もが共感できるのでは無いでしょうか。

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2017/03/14

唯川恵の恋愛小説はなんともリアルで、池井戸潤ばりのスッキリ感とかあって読んでて気持ちのいいものばかり。 今回も例に漏れずとてもとても気持ちのいい恋愛小説でした。 恋愛ものはどーもねちっこくなったり、重かったり、うざかったりのいろんな要素混じりあって、どーもムカムカすること多い...

唯川恵の恋愛小説はなんともリアルで、池井戸潤ばりのスッキリ感とかあって読んでて気持ちのいいものばかり。 今回も例に漏れずとてもとても気持ちのいい恋愛小説でした。 恋愛ものはどーもねちっこくなったり、重かったり、うざかったりのいろんな要素混じりあって、どーもムカムカすること多いのに、こんなにスッキリ爽快感のある恋愛小説を気持ちよく描けるのは、唯川恵ならではだな。と、読むたびに実感。 気持ちのいい恋愛小説!!!!!

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2017/03/04

「別れ」をテーマにした短編集。 作品が描かれた時代がバブル真っ最中、ということもあり平成生まれの自分には初見の単語が多く、調べながらの読了となった。 人によっては懐かしく感じることもあるかもしれないが、ちょっとイケイケな感じが痛いというか、古いなぁと感じてしまい。。 作品のラスト...

「別れ」をテーマにした短編集。 作品が描かれた時代がバブル真っ最中、ということもあり平成生まれの自分には初見の単語が多く、調べながらの読了となった。 人によっては懐かしく感じることもあるかもしれないが、ちょっとイケイケな感じが痛いというか、古いなぁと感じてしまい。。 作品のラストもなんとなく想像できてしまうものばかりで、物足りなかった。

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2014/12/07

何かを始めることも、終わらせることも、どちらもすごくエネルギーが必要で。 だけど、始める時ってわくわくしたり、うきうきしたりして、そのエネルギーがつらくなかったりするんだよね。 でも、終わらせる時は違う。 ものすごく、力が必要になる。 さよならが、上手な人になりたい。 笑顔...

何かを始めることも、終わらせることも、どちらもすごくエネルギーが必要で。 だけど、始める時ってわくわくしたり、うきうきしたりして、そのエネルギーがつらくなかったりするんだよね。 でも、終わらせる時は違う。 ものすごく、力が必要になる。 さよならが、上手な人になりたい。 笑顔で「さよなら」が言える人に。

Posted byブクログ