英文法の謎を解く の商品レビュー
SVOP英文法との合体で効果抜群に発揮される
解りやすさ抜群、予備校講師をやっていだけあり教え方がうまい。わたしも高校生を教えているが、直読直解というモットーがなかなか飲み込めない、SVOP英文法と合体させると効果抜群になる。 「私に、塩を下さい」という意味で、I am salt.と言ってしまう日本人がいるとして、どのよう...
解りやすさ抜群、予備校講師をやっていだけあり教え方がうまい。わたしも高校生を教えているが、直読直解というモットーがなかなか飲み込めない、SVOP英文法と合体させると効果抜群になる。 「私に、塩を下さい」という意味で、I am salt.と言ってしまう日本人がいるとして、どのようにヘルプしていくべきか? 意味的にはplease pass me a salt.である。 そして、ネクサス的に I have a saltになる。 ●I am happy.(37頁)ならぬ iamsaltはしょっぱい~というからみの表現になってしまう I am happy.のhappyは、「精神的に気持ちがいい」という解釈もあり、「幸せ、幸福」という意味ではない、としている方もおられるが、SVOP文法的には 『私が幸せ?気持ちがいいのは、○○○○○・・・』、というように主語述語の後に修飾語を置かなければ、文章の体をなさないという指導をしています。彼女に会えたから幸せとか、気持ちがいいとかどちらでもいいのです。 日本人への英語教育、中学生高校生への英語教育を変革していく必要がありますね、このような5文型中心の指導ではいつまでたっても日本人に英語はなじまない。 ●It’s a Sony.(75頁) It’s a Sony. 「この僕らの目の前にある、このビデオはソニー製なんだよ」。と覚えこませようとするから日本人は英語が嫌いになるのです。 これが、It’s a Sony.なのは、・・・・・・・。とやらなければ、英文の力は伸びない。 これが、ソニーなのだ。で終わらせていしまうから、英語が嫌になるのです。 IT's a sony which ・・・・・・とか、 that・・・・・とか、 to・・・・とか、つなげないと文章にならない。 単文から複文へ発展させないと、英語の力は伸びないのです。 そして、副島先生曰く which は and it だよ、と明快に指導しています。 ●私たちは、戦争で息子に死なれた(183頁) 受験英語では、We had our son killed in the war.この表現では、アメリカ人は、「誰かに頼んで息子を殺してもらった」と読ム人もいるでしょうが、そんなに神経質になることもない。 haveは そういう状態を持ったと読めないこともない。 そういう状態の息子を持ったとすれば、理解できるでしょう。 Our son was killed in the war.と受身で表現しても、簡潔でいいですね。 受け身は表現しずらい主語を隠す意味があると添えれば、より深い理解を促すでしょう。 アメリカという国家が主語でしょうか、正義や大義が主語でしょうか、郷土愛が主語でしょうか、隣人愛が主語でしょうか、交戦相手の敵国でしょうか、 SVOP文法では 息子がこの戦争で殺されたのは、・・・・・・。と主語述語関係を明確に意識するのです。
アヨハタジュース
日本人が陥りやすい英…
日本人が陥りやすい英文法の間違いなど、タメになる知識がたくさん!この本を読めば、英文法の勉強が決して無駄ではないこと、正しく学べば、実際のコミュニケーションでも活用できることに気付くでしょう。
文庫OFF
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480056412/
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英語を単なる暗記ではなく、アカデミックな視点を交えながら、かつ平易に書いている本です。これまで暗記中心に勉強してきた人にはおもしろい本だと思います。
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今まで読んできた英文法の本は、一体何だったんだ。眼から鱗。be動詞「存在詞」、不定詞形の捉え方は秀逸。
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日本独特の英語学(英語教育学)に問題があるという指摘は分かった。 そして問題のある既存の英文法を、独自に?体系化とした本だと理解する。 それは、法(mood)、相(aspect)、格(case)の三つの軸でモデル化したもののようだ。 ただ、それで何がどう分かりやすく説明できるのか...
日本独特の英語学(英語教育学)に問題があるという指摘は分かった。 そして問題のある既存の英文法を、独自に?体系化とした本だと理解する。 それは、法(mood)、相(aspect)、格(case)の三つの軸でモデル化したもののようだ。 ただ、それで何がどう分かりやすく説明できるのかが、今ひとつまだ理解できていない。 もう一度読み返さなくては、と思う。 相手のせいばかりにしてはいけないが、この著者の話の進め方にも、ちょっとついていけない部分がある。 わき道に入りすぎで、話の展開やつながりが見えにくい。 もう一度読んだら、そのあたりは誤解だと気づくだろうか?
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副島隆彦氏の本は最近でもよく読むのですが、彼は世界・日本経済や政治について執筆する人だとばかり思っていました。 彼の本を読みだしたのが丁度15年程前なのですが、彼が1995年に書かれた「英文法」に関する本です。その頃は予備校で英語を教えていたのですね、知りませんでした。そもそも...
副島隆彦氏の本は最近でもよく読むのですが、彼は世界・日本経済や政治について執筆する人だとばかり思っていました。 彼の本を読みだしたのが丁度15年程前なのですが、彼が1995年に書かれた「英文法」に関する本です。その頃は予備校で英語を教えていたのですね、知りませんでした。そもそもこの本も彼の最近の著作の中でかかれていたので、ネットで探しました。 この本では、日本人が誤解している語法について解説されていて、ビジネスで英語を使用する私は役立ちました。 以下は気になったポイントです。 ・I got cold.に不定冠詞(a)がつかないのは、gotがbeの変形・置き換えだから(p26) ・Lessonとは、もともと一対一の個人授業のことで、ピアノや踊りのようなレッスンに使う、classの束のことを school(授業)という(p31) ・~で悩んでいるとは、have difficuly +ingと言う(p31) ・nightとは、通常寝ている時間帯、Good eveningは、午後5-9時くらいまでを指す(p33) ・I am happy=I am pleased.とは、私は今、頭の調子が良くて精神的に快適だ、というのが正しい訳(p38) ・You are wrong.と言っても相手の英語国民は怒らない、badは倫理・道徳的に非難に値する、という意味である(p42) ・Would you please~に対する答えは、Yes,I will.であるが、SureやOf course、Why not?も使える(p52) ・Talk, Speakは、aboutの後に名詞、that節を用いるのはできず、その場合は tellを使う、say to 人thatはOK(p56) ・あることがらが完了し、しかもその完了した事実が目の前にあって続いている場合は、現在完了形が良い(p68) ・30歳のサラリーマンで英語を勉強している人は、自分と同じ職業の同じような環境に生きている同じような人生観の30歳のアメリカ人の使う英語を知るべき(p91) ・I have a cat=I have one of any cat.であり、aは、猫という種類の生き物全てを表すもの(p101) ・It's kind of you to...は、きわめて上品すぎて時代劇で使われるようなものだが、It's nice of you to come.は普通に使う(p112) ・my home papaは使わずに、a family manである(p114) ・had betterは使うべき表現ではないが、shouldはどんどん使うとよい(p116) ・18世紀までヨーロッパ全土の知識人たちだけが、ラテン語を話してラテン語の手紙で連絡を取り合った(p155) ・関係代名詞の which=and it、who=and he(she)、whose=of which=and him(her,it)である(p164) 2012年8月19日作成
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英語の前に日本語を勉強しろよと言いたいほど、読みづらい。でも、きっとお前の頭が悪いと言うんだろうな、この人は。 とにかく覚えなさい、丸暗記しなさい、という英語教育を批判するが、本書にも覚えろ、覚えろと出てくる。結局は自分の学説を誇示したいだけなのか? といいつつも、主張はごもっと...
英語の前に日本語を勉強しろよと言いたいほど、読みづらい。でも、きっとお前の頭が悪いと言うんだろうな、この人は。 とにかく覚えなさい、丸暗記しなさい、という英語教育を批判するが、本書にも覚えろ、覚えろと出てくる。結局は自分の学説を誇示したいだけなのか? といいつつも、主張はごもっとも。なるほど、そう言うわけかと感心する。とにかく人を攻撃しないと気がすまないタイプのようで、人望があればきっと彼の学説は広まり、日本人の英語の勉強もはかどるようになるんだろうな。 でも、日本語での説明能力を先ず磨きましょう。 そして言語の本質はコミュニケーションであることを学びましょう。
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始め読み出したうちは、話が飛び飛びでよくわからない、と思った。文法書じゃないんだから論理的に順序立ててきちんと並んでいる必要はないかも知れないけれど、もうちょっとわかりやすく書くことに執着してほしかった。この本のタイトル「英文法の謎を解く」というのはちょっと本の内容からずれてい...
始め読み出したうちは、話が飛び飛びでよくわからない、と思った。文法書じゃないんだから論理的に順序立ててきちんと並んでいる必要はないかも知れないけれど、もうちょっとわかりやすく書くことに執着してほしかった。この本のタイトル「英文法の謎を解く」というのはちょっと本の内容からずれているような感じがする。どちらかというと、「日本の英語教育を批判する」という方が適当な感じがする。 このほんの最後の方で、「日本独自に発達した日本英語学の成果を尊重する。」と言うような英語学者と議論をした事例があったが、やはり居るのだな、頭の固い馬鹿な学者が。という感想を持った。
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[ 内容 ] なぜ日本人は英語がうまくならないのだろうか。 なぜ珍妙な和製英語がこうも街なかに氾濫しているのだろうか。 日本の英語教育における基礎工事の欠陥こそが、その元凶であろう。 もう一度「英文法の基礎」の根源的理解に立ちもどって、土台から立てなおす必要があるのではないか。 ...
[ 内容 ] なぜ日本人は英語がうまくならないのだろうか。 なぜ珍妙な和製英語がこうも街なかに氾濫しているのだろうか。 日本の英語教育における基礎工事の欠陥こそが、その元凶であろう。 もう一度「英文法の基礎」の根源的理解に立ちもどって、土台から立てなおす必要があるのではないか。 中世ヨーロッパ以来の文法学論争を踏まえつつ、わが国の英文法理論がかかえる混迷と謎に鋭く迫るとともに、基本動詞から比較級・仮定法にいたるまで、英文法の基本体系のエッセンスを説き明かす。 ここからはじまる「基礎英文法」再入門。 [ 目次 ] 第1章 なぜ、日本人は英語がへたなのか 第2章 haveについて考える 第3章 I am happy.は「私は幸せです」ではない 第4章 基本的な動詞の使い方を知ろう 第5章 文型理論と品詞分類法は違う 第6章 Itとpeopleについて考える 第7章 日本人だけしか使わないヘンな英語 第8章 仮定法はなぜむずかしいか 第9章 英語文法理論の体系 第10章 文型理論と「第五文型の文」 第11章 比較の表現 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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