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英文法の謎を解く の商品レビュー

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2013/11/04

(2006.05.30読了)(2005.11.13購入) 簡単には、英語が習得できない事はわかっているけど、いつまでも未練は残る。思い切ってすべての読書はあきらめてその時間を英語の習得につぎ込めば何とかなるのだろうとは思うけど、活字中毒の身にはとてもそんな事はできない。 というこ...

(2006.05.30読了)(2005.11.13購入) 簡単には、英語が習得できない事はわかっているけど、いつまでも未練は残る。思い切ってすべての読書はあきらめてその時間を英語の習得につぎ込めば何とかなるのだろうとは思うけど、活字中毒の身にはとてもそんな事はできない。 ということで、英語に対する未練の読書です。 ●学校教育とは(10頁) マレーシア、インドネシア、フィリピン、これらの国々では、学校教育とは、英語で読み書きができるようになるという意味でもある。フィリッピンの国営テレビは英語で放送し、フィリッピンの政治家たちは、英語で演説をしている。シンガポールの若い人々は、既にほとんどが英語で生活している。 ●私はジュース(47頁) 「私に、ジュースを下さい」という意味で、咄嗟にI am juice.と言ってしまいます。自然な英語の表現は、Juice,please.である。 ●I am happy.(37頁) I am happy.のhappyは、「(自分は、)精神的に気持ちがいい」という意味であって、「幸せ、幸福」という意味ではない。 ●It’s a Sony.(75頁) It’s a Sony.このa Sonyのaは何なのか。Sonyという会社の名前にaがついていいのだろうか。固有名詞にaをつけてはいけない。このIt’s a Sony.は「ホラ、ここ。この僕らの目の前にある、このビデオはソニー製なんだよ」これが、It’s a Sony.なのだ。 ●It’s fine today.(96頁) このitは、実は、=the weather「天候」ということなのである。そして、weatherには必ずtheがつくことになっているのだが、ここにtheがあることも分かるとおり、“特定のthe”だからこのweatherは、特定されて「今、私たちの目の前にある、この天候」のことなのだ。これは、The weather is fine today.でもいいし、Today’s weather is fine.と言ってもいい。 ●私たちは、戦争で息子に死なれた(183頁) 大学受験英語では、We had our son killed in the war.と教えてきた。この表現では、アメリカ人は、「誰かに頼んで息子を殺してもらった」としか読めない。 Our son was killed in the war.と受身で表現すればよい。 ●私は、彼よりも背が高い(197頁) I am taller than he (is).ということなので、日本では、I am taller than he.と教えてきた。ところが、実際には、I am taller than him.として使われている。 著者 副島 隆彦 1953年 福岡市生まれ 早稲田大学法学部卒業 銀行員、代々木ゼミナール講師、評論家 常葉学園大学助教授 (「BOOK」データベースより)amazon なぜ日本人は英語がうまくならないのだろうか。なぜ珍妙な和製英語がこうも街なかに氾濫しているのだろうか。日本の英語教育における基礎工事の欠陥こそが、その元凶であろう。もう一度「英文法の基礎」の根源的理解に立ちもどって、土台から立てなおす必要があるのではないか。中世ヨーロッパ以来の文法学論争を踏まえつつ、わが国の英文法理論がかかえる混迷と謎に鋭く迫るとともに、基本動詞から比較級・仮定法にいたるまで、英文法の基本体系のエッセンスを説き明かす。ここからはじまる「基礎英文法」再入門。

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2009/10/07

 随分前(市大を卒業する時)に、研究室の近くで拾った本。英語論文によく使う表現(→これは少し使った)、英語での手紙の書き方(→全く使わず)等々のhow to本の一つとして拾ったけど、長い間全く読まず。暇なときに読んだけど、正直、この輩が偉そうに主張している事のどこか新鮮でどこがす...

 随分前(市大を卒業する時)に、研究室の近くで拾った本。英語論文によく使う表現(→これは少し使った)、英語での手紙の書き方(→全く使わず)等々のhow to本の一つとして拾ったけど、長い間全く読まず。暇なときに読んだけど、正直、この輩が偉そうに主張している事のどこか新鮮でどこがすごいのかわからなかった。彼が批判したり、嫌みを並べている事項は、今の英語教育や俺が中学や高校で英語を習った時には少なからず行われていなかったと思うけど。まあ、14年くらい前に出版されたから、俺が10歳の時だし、その後改善されたのかもね。にしても、読者を馬鹿にする書き方は彼に文才がない事を示しているね。これさ、続編が2編出ているらしいけど、主張や書き方を改善しているのかどうかだけ少し気になるよね。まあ、拾う以外の方法で得る価値のない本ですな。  最後に、一言。『英文法の謎を解く』というタイトルからすれば、きちんと筋の通った英語論や英語学習法のわかりやすい、しかし論理的に筋が通ったものを読者は期待する。英語に関しては、欧米で英語教育法を学んでいない連中が、TOEICやTOEFLの得点が取れればいいとか、体験本のようなものを出しているけど、研究者たちはこの現状をどう思っているのかね。

Posted byブクログ

2009/10/04

わりと横暴(偉そう)な文章の書き方がしてある感があり、個人的には好きになれません。ただ、英語教育に対して待ったをかける声の中には、なるほどと思う部分もあります。私が英語を習うよりも前に書かれていたものなので、現在ではちょっとそんな教えかたしていないよ……というような古めかしい教育...

わりと横暴(偉そう)な文章の書き方がしてある感があり、個人的には好きになれません。ただ、英語教育に対して待ったをかける声の中には、なるほどと思う部分もあります。私が英語を習うよりも前に書かれていたものなので、現在ではちょっとそんな教えかたしていないよ……というような古めかしい教育内容を描いている部分もあります。

Posted byブクログ