ザ・ギバー の商品レビュー
小学生の頃読んで感動した児童文学。 児童文学ジャンルだが、大人でも十分。 私の好きな小説は大体賢者が出てくるけどこれもしかり。
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タネ明かしになってしまうので詳しいことは言えませんが、読んで欲しい本です。 風刺作品ですが非常に良いです。
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こういう現実世界に奇妙な違和感の漂うよう世界が良かった。 確か中3のとき読んだはずなので、色々自分の日常でも考えさせられる出来事が多かったんだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私が小学生か中学生の頃に、読書感想文の課題図書になっていた本。あれから10年ぐらい経って、ようやく読みました。こんないい本を課題図書に選ぶなんて、いやー、読書感想文コンクールもなかなか捨てたもんじゃないですねぇ。 理想的な未来社会。でも、それは人間が個性を捨てた世界。読み進めていくうちに、色彩を捨て、自由を捨て、愛を捨てた末に手に入れた安寧の中で、それがどういうことかも知らず、たいして心を動かすこともなく生活していることが分かる。 そんな、人間の尊厳というものを喪失した世界に、私たちの世界もすこしずつ傾いていってはいないだろうか。 原題:The Giver
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今でも思い出す児童文学と言えば、これ。 小学校の図書館で出会いました。装丁とタイトルが印象的だったのを覚えています。 生まれてから死ぬまで全てがコミュニティーごとに管理されている(それが普通である)社会。その中で「人類の記憶」を継承する役割を負うことになった少年のお話です。 飢...
今でも思い出す児童文学と言えば、これ。 小学校の図書館で出会いました。装丁とタイトルが印象的だったのを覚えています。 生まれてから死ぬまで全てがコミュニティーごとに管理されている(それが普通である)社会。その中で「人類の記憶」を継承する役割を負うことになった少年のお話です。 飢餓や戦争を忘れた代わりに、祖父母との暮らしや暖炉の温もりも忘れてしまった人々は果たして幸せなのか。 とても深いテーマですが、物語としても非常に展開が面白く読みふけってしまいます。
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現代に対する痛烈な批判である。がしかし、それを見事に、そう、あの時間泥棒の名作モモのように、巧みに、ある批判をあるものへと喩えたりしており、飽きがない。 その上、読んでもらえば、解ってもらえるだろうが、本の特性を踏まえたテクニックも併用されている。 ラストも妙味を出していて...
現代に対する痛烈な批判である。がしかし、それを見事に、そう、あの時間泥棒の名作モモのように、巧みに、ある批判をあるものへと喩えたりしており、飽きがない。 その上、読んでもらえば、解ってもらえるだろうが、本の特性を踏まえたテクニックも併用されている。 ラストも妙味を出していて非常によろしい。死ぬまでに読んでおくべき本であろう。
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問題作・・というのかな。徐々に引き込まれていっちゃいます。最後がなんだかよくわかんないまま終っちゃったとこもわざとって感じで読者をいい意味で振り回してくれました。面白かった。
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未来都市に生きる少年の話。はじめは未来都市らしい生活風景が描かれていると思って何気なく読んでいたが次第に違和感を感じ、それが恐怖に変わって行く。少年が住んでいるところは、画一化された世界、感傷や色彩のない世界だった。
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少年の過ごす未来の世界は完璧すぎる社会。ギバーに任命された彼はその理想社会の真実を知っていく… 読み進めていくと「なんか変だぞ」と読む側に疑問を抱かせる書き方をしていておもしろい。 いろいろ考えさせてくれるファンタジーです。
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10年以上前に書かれた、児童書・近未来ファンタジーの部類に入るらしいが、大人が読んでも十分楽しめる(内容的に「楽しめる」と言う表現は微妙だが・・・)本である。少年の成長、その中で「本当の幸せって何だろう?」思春期に私たちがふと思うこと、感じること、それを主人公が代弁してくれてるよ...
10年以上前に書かれた、児童書・近未来ファンタジーの部類に入るらしいが、大人が読んでも十分楽しめる(内容的に「楽しめる」と言う表現は微妙だが・・・)本である。少年の成長、その中で「本当の幸せって何だろう?」思春期に私たちがふと思うこと、感じること、それを主人公が代弁してくれてるようなそんな1冊。そして現実は皮肉で切ないとも感じさせられる、1冊。
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