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論理学 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2019/09/29

えぽぱかと課題図書のような形で2ヶ月ほどでようやく読了。 高校生の時に論理トレーニングにハマり調子に乗って続けて購入しボコボコにされたのがこの本。終盤に向かうにつれ理解の範疇を超えていったが、難解な内容と最後まで格闘したのは良い経験になった。 論理学という名前がまずかっこいい。若...

えぽぱかと課題図書のような形で2ヶ月ほどでようやく読了。 高校生の時に論理トレーニングにハマり調子に乗って続けて購入しボコボコにされたのがこの本。終盤に向かうにつれ理解の範疇を超えていったが、難解な内容と最後まで格闘したのは良い経験になった。 論理学という名前がまずかっこいい。若きゆう少年(2年前)はいかなる相手であろうと巧みな話術でやり込める魔法のような内容が書かれていると思ってこの本を手に取った。言わずもがなそんなもの方法は書かれていなかったが二つの考察を残す。 1.論理学に加え同時期に学びはじめた統計やプログラミング、微積分学などを全て学問という呼び方でくくるとそれはえてして地道で地味。なのに必要に迫られているわけでもなく色々と手を出してしまうのはなぜかと考えてみた。 僕は教養なるものを好み、実用性を感じることができなくても楽しんで学ぶことができるというのが一つの答えである。この性質は諸刃の剣でありおかげで受験期を苦もなく乗り越えることができたが、モラトリアムの終わりが近づく今その能天気さが自らに牙を剥いている気がする。今後は自己目的化した勉強や読書を続けるのではなく自らの将来設計や人格形成について考える機会を意識的に作っていきたい。(ブクログを活用し始めた主な理由である) とはいえ自分の中にも好きな勉強、好きな本なるものが存在するので任意の対象への興味は博愛的ではない。実用性を感じなくても楽しんで学べるが、その対象は(気をつけてはいるが)限定されてしまう。必要性・実用性とは(僕にとっては)別の次元に存在する興味は何によって決まっているのか、そもそも興味とはなにか。このような新たな問いが生まれたことをここに記しておく。 2.この本は確認問題なるものが付いている。この確認問題を解くことに加えて同時期に数学や英文読解などさまざまな問題を解いたけれど、なんというか頭の使い方が同じで全てがうまくいく(問題が簡単に解けるという意味ではない)不思議な感じがした。最近自分が19年間考えることなく生活し自分の考えを持てていないことに絶望したのと矛盾するようだけど、脳みそはちゃんとムキムキになってくれている。例えるなら体は出来上がってるけど心がそれに付いてきてない、そんな感じだ。 さあ、二つの距離を縮めて行こうじゃないの。

Posted byブクログ

2018/03/15

アリストテレスの論理学からゲーデルの不完全性定理まで、数理的になり過ぎずにその思想的重要性を示しつつも教科書的体裁を保って解説しているところが、さすが野矢先生の本だなぁといった感があります。 以前数理論理学の先生の書く不完全性定理の本に躓いたことがありましたが、本書で不完全性定理...

アリストテレスの論理学からゲーデルの不完全性定理まで、数理的になり過ぎずにその思想的重要性を示しつつも教科書的体裁を保って解説しているところが、さすが野矢先生の本だなぁといった感があります。 以前数理論理学の先生の書く不完全性定理の本に躓いたことがありましたが、本書で不完全性定理のノリが掴めたような気がして、再チャレンジする気力が湧いてきました。

Posted byブクログ

2018/05/08

専門家にとっては入門レベルかもしれませんが、とても難しい本でした。 ブール代数など情報通信の技術として理解していましたが、そもそも論理学として解説されると文章を読むことにまず苦労します。

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2016/05/05

佐藤優氏がすすめていた論理学の本。 読み始めた、うまい。 しかし、結局読み終わらずに返却してしまった。難しいー。

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2014/07/09

普段数学などを勉強していても、論理とは何かということに意識的になっていない人は多いと思います。この本を読むと、数学などをやるときに論理的側面について意識的になることができます。「命題論理」「述語論理」「パラドクス・形式主義・メタ論理」「直観主義論理」「不完全性定理」の5章で構成さ...

普段数学などを勉強していても、論理とは何かということに意識的になっていない人は多いと思います。この本を読むと、数学などをやるときに論理的側面について意識的になることができます。「命題論理」「述語論理」「パラドクス・形式主義・メタ論理」「直観主義論理」「不完全性定理」の5章で構成されています。 所蔵:展示架 請求番号:116 N97 担当者:ハー アンタイ

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2012/11/07

実は今回で2度目の読了なのだが、やはり3章付近で雲行きが怪しくなり、4章あたりからはほとんど付いていけなくなっていた。 ただ、そこまでの間にある問題について、時間をかけてでも解きあげ、明確な答えを導けた時の快感は一入だったとも言える。

Posted byブクログ

2012/11/02

論理学の仕組みが分かる内容。 とても読みやすいはずなのに理解が追いつかないので、 本来の論理学が持つ硬さを感じる。 論理は何を説明しようとするのか、何を説明できないのか。 そんな線引きまでしてくれている。

Posted byブクログ

2012/11/03

哲学者によって書かれた論理学の入門書。ただし、論理学のテクニックを習熟するための教科書ではない。ところどころに、無門と道元という二人の禅僧と著者とのユーモラスな掛け合いが挟まれており、論理学のキモを分かりやすく解説している。 数学的な素質のある人が読むと、余計なことが書かれてい...

哲学者によって書かれた論理学の入門書。ただし、論理学のテクニックを習熟するための教科書ではない。ところどころに、無門と道元という二人の禅僧と著者とのユーモラスな掛け合いが挟まれており、論理学のキモを分かりやすく解説している。 数学的な素質のある人が読むと、余計なことが書かれていてかえって分かりにくいと感じるかもしれないが、個人的にはたいへん理解しやすい本だった。ただしこれをメインのテキストにすることはさすがに無理だろう。論理学の初心者が他の教科書とともに使う副読本といった位置づけの本だと思う。 内容は、第1・2章でそれぞれ命題論理・述語論理の意味論と構文論がわかりやすく説明される。タブローは扱われていない(が、直観主義論理の意味論ではクリプキ・モデルによる認識史分析が扱われている。この選択規準はよく分からない)。第3章では、命題論理・述語論理の無矛盾性の証明が取り上げられ、メタ論理の発想がわかりやすく説かれている(完全性の証明は省略されている)。第4章は直観主義論理、第5章は不完全性定理が取り上げられており、雰囲気がつかめるようによく工夫された説明がある。 本書は、本格的に論理学を学ぶ人のための本ではない。著者は前書きで次のように述べている。「本書は、文字通り、ずぶの素人のための現代論理学への初めの一歩である。そして、おそらくはこれが終わりの一歩となるだろう読者を想定している。それゆえこれは千里の道への一歩ではない。ただ、この一歩のための一歩である」。論理学の発想を伝えることにもっとも力が注がれているのも、本書がこうした読書のために書かれた本だからだろう。 とにかく論理学の本としてはめっぽうおもしろい。中級の論理学を扱った続編があればいいのにと思う。二次創作とかできないだろうか。

Posted byブクログ

2009/10/07

本書は基本的に学術書である。よって、専門家でない限り、なかなか評価するのは 厳しいものがあるが、改めて論理学を学び直した者のざっくりとした評価ととって もらえれば。。。。 著者は、野矢氏である。東大の助教授である。ちなみに本書は、東大の論理学の 教科書になっている。(出版も東大...

本書は基本的に学術書である。よって、専門家でない限り、なかなか評価するのは 厳しいものがあるが、改めて論理学を学び直した者のざっくりとした評価ととって もらえれば。。。。 著者は、野矢氏である。東大の助教授である。ちなみに本書は、東大の論理学の 教科書になっている。(出版も東大だし(笑)) しかし、内容はかなりわかりやすく記載されている。また、会話文によって 進んでいく形式もなかなか良い。また、網羅性も十分であると思う。というのは、 本書一冊で不完全性定理まで理解できるからだ。まぁ、ここまで理解する必要も ないとは思うが。 学び直して思った事は、論理学というのは完全ではない。この一点に尽きる。 これが最も良かった点かもしない(笑)しかし、ロジックというのはおもしろい。 ただ、それ以上にエモーションもおもしろいけど。 散文で申し訳ないが、やはり大前提の「推論の形式化」は重要知識である。と 感じた。何事も本質を抽出して、形式化(ある枠組み?)にして考えやすいようにする。 ただ、現実世界では往々にして、形式化した時にそぎ落とされた情報が深い意味を持って たりするので要注意。単純に、軽くすればいいってもんじゃない。 っと話がづれてしまったが、ある程度まとまった時間のある人に本書はお薦めできる。 そして、なるべく早い段階で学ぶことをお薦めする。 以上!

Posted byブクログ

2009/10/04

2006.12.19。東京大学出版会だから難しいんだろうな、と思って読んだら、こんなにも分かりやすい本だったとは!と驚き(と言っても、後半につれて十分理解したとは言い切れないが)詳しい感想は後日書こう。

Posted byブクログ