海辺の王国 の商品レビュー
小学校の新聞に卒業する小学生へ贈る本を紹介してほしい、との依頼から本を探したのですが、なかなか決めきれず・・・選んだのがこれです。 空襲で家と家族を失った12歳の主人公が、途中で出会った犬とともにいるべき場所を探してさまよう・・・という、まぁ簡単にいうとこれで終わっちゃうストーリ...
小学校の新聞に卒業する小学生へ贈る本を紹介してほしい、との依頼から本を探したのですが、なかなか決めきれず・・・選んだのがこれです。 空襲で家と家族を失った12歳の主人公が、途中で出会った犬とともにいるべき場所を探してさまよう・・・という、まぁ簡単にいうとこれで終わっちゃうストーリーなのですが、そこはウェストール、読ませます!そして衝撃のラスト! このラストがどうかな~と思い2,3日逡巡。その間他の方の書評を見たり、少し冷静に考えてみたりして、あ~でも本当の人生、本当の成長をリアルに描くとこうなるのか~と思えたので、やっぱりこれを紹介しました。もし、自分がヤングアダルト世代だったら、このラストが好きだったかもしれないと想像できたからです。生き続けること、大人になることのリアルが大人にとってはむごいまでに表現された1冊です。
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結末に驚いた。最初から最後まで、夢中で読んだ。あっという間! ウェストールにはまるきっかけになった1冊。
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少年ハリーと犬の話。とりあえずホモの軍人(だったっけ)の出現に叫んだ記憶が。確かキャンプに持っていったんだ。
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第二次世界大戦の頃のイギリス。戦争で家と家族をなくした少年が、イギリスの海辺を犬とともに歩き始める。途中、親切な人、残酷さにゆがんだ人などいろいろな人と出会ってみつけた心の王国とは?
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童話にでてくる登場人物のように人はどこまでも悪人でもなければ、善人でもない。この本は子供向けだけど、綺麗なだけじゃない人間の複雑な感情を登場人物、皆が持ち合わせている。状況的にはハッピーエンドなはずのラストもハリーにとっては・・・。 生きることの苦悩と素晴しさを正面から表現した本...
童話にでてくる登場人物のように人はどこまでも悪人でもなければ、善人でもない。この本は子供向けだけど、綺麗なだけじゃない人間の複雑な感情を登場人物、皆が持ち合わせている。状況的にはハッピーエンドなはずのラストもハリーにとっては・・・。 生きることの苦悩と素晴しさを正面から表現した本。 日本にもこんな素敵な児童文学作家がいると良いのに!
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