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美味礼讃 の商品レビュー

4.3

73件のお客様レビュー

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2012/05/23

岩瀬さんのオススメ たのしみー! なんてすごい伝記だろう。 学ぶことがたくさんありました。 これをもう一度読む時に、図解するとかなり勉強になるかも! また、一度ぐらいミシュランのお店に行ってみたくなったし、 本格的なフランス料理が食べてみたくなった。 ワインも初めて真面目に...

岩瀬さんのオススメ たのしみー! なんてすごい伝記だろう。 学ぶことがたくさんありました。 これをもう一度読む時に、図解するとかなり勉強になるかも! また、一度ぐらいミシュランのお店に行ってみたくなったし、 本格的なフランス料理が食べてみたくなった。 ワインも初めて真面目に興味を持てたかもー。 p7 『5月のある日曜日・・・』まさに読み始めたときで、ビックリした。 10 ワインと食器を都度選択か・・・ 32命を賭けて世界中のおいしい料理を・・・」 33ブリヤ・サバラン『味覚の生理学』 228ハーブティー  249フォンドボーの材料 274『食通の七日物語』 277ヴァンクルリンクスの家具・・見てみたいな。 279調理師学校が学術出版部門を持つ・・斬新な視点 291素晴らしい上司との出会い 295本を書いて以来っ→婦人雑誌や新聞社からの原稿依頼 322マルセル・プルースト『失われたときを求めて』    ・・・名著なのだろう。1Q84にも出てきた。 324本を書かせるコトで、隠したがっている秘密を吐き出させる 325教員を育てる 343ライオンズクラブ 486心の傷をなおすには・・・

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2012/02/10

辻調理専門学校創設者の辻静雄の生涯をモデルに描いた小説。 一新聞記者だった男が本物のフランス料理と出会い、日本での普及に努めるという話。 抜群におもしろかった。 「本物」を追求して何の意味があるのか? 道楽なんじゃないか? 自己満足なんじゃないか? 経済的な合理性、食文化、...

辻調理専門学校創設者の辻静雄の生涯をモデルに描いた小説。 一新聞記者だった男が本物のフランス料理と出会い、日本での普及に努めるという話。 抜群におもしろかった。 「本物」を追求して何の意味があるのか? 道楽なんじゃないか? 自己満足なんじゃないか? 経済的な合理性、食文化、人間の強欲、その他諸々がうずまく物語の中で明確な答えが示されるわけではない。 そこに、善悪では語れない人間の奥深さを感じる。 料理は究極のものづくりなのだと思わされる。

Posted byブクログ

2012/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに一気読みした作品。 自分が奈良県出身なだけに、あべの辻調は、普通に日常の風景の中で見かける、料理のいち専門学校だったけど、当時の日本において、これほど大きな役割を果たしていたことは、本書を読むまで知りませんでした。 著者の過剰な描写を極力排除した筆致は、和食の出汁の世界。フランス料理のことを語っているのに、そこが見事にマッチしてて、実に後味よい作品(無理に料理にこじつけて語らなくてもいい?笑)。 最後に主人公が悟る、人生の境地も大いに共感できる。ごちそうさまでした。

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2012/01/19

料理の説明が材料と作り方がメインなのにすごく美味しそうに感じる。 スピード感があって一気読みしました、

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2011/09/04

会社の先輩に借りた一冊。 特に説明もなく借りたので、あえてカバーもはずさず (あらすじも読まず)読み始めたら、 辻調理師専門学校の辻静雄氏をモデルにした 伝記小説だったらしく。思いのほか面白くて一気に 読んでしまった! あくまでモデル、と注釈でサイドのストーリーが どこまで真実...

会社の先輩に借りた一冊。 特に説明もなく借りたので、あえてカバーもはずさず (あらすじも読まず)読み始めたら、 辻調理師専門学校の辻静雄氏をモデルにした 伝記小説だったらしく。思いのほか面白くて一気に 読んでしまった! あくまでモデル、と注釈でサイドのストーリーが どこまで真実かわからない。真実だとしたらある個人を 悪く書いている部分も結構あるし、やっぱり物語としての エッセンスも相当加えているのかな。 いまでいう「フランス料理」が日本に定着する前から それに心身を注いだ辻氏の物語。 今でこそ有名なポール・ボキューズと友人になり 彼の協力も得て、料理人たちに本場のフレンチをつたえた 伝道師。義父の理解のもとフランスで大いに美食の研究を 重ねる旅をする箇所、生まれて初めて体験することの連続に 驚きを隠せない主人公の様子がものすごく伝わる。 「自分が日本で一番はじめにこれを経験しているのでは・・・」 は、興奮するだろうけど同時にものすごく恐怖だともおもう。 裏切りももちろんあって、でもすごく出会いに恵まれ 真面目にポリシーを曲げずに取り組んで進んだ人だったん だろうなぁ。普段こういうのはあんまり読まないけど 池井戸潤をよんだ流れで「仕事」「いきがい」 「ビジネス」(仕事とは≠)の文章が読みやすかった。 研究、とか職人とかの意味だと2つは似てるかもしれない。 週末読んで週明けへ英気を養うにはぴったり。

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2011/08/24

なんだか読んだことがあるな~と思ったらそういえば高校時代にハードカバーで読みました。 今読んだほうが色々と面白かったです。 組織というものはトップに立つものはカリスマ性が必要だけれどもそれと同時に運営や事務をこなす人が居ないことには組織は発展しないのだな、ということがよくわ...

なんだか読んだことがあるな~と思ったらそういえば高校時代にハードカバーで読みました。 今読んだほうが色々と面白かったです。 組織というものはトップに立つものはカリスマ性が必要だけれどもそれと同時に運営や事務をこなす人が居ないことには組織は発展しないのだな、ということがよくわかりました。昔はそういうことはわからなかったなあ… とりあえずフランス料理が食べたくなりました…

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2011/05/13

宮本です。 辻調理師学校を作った人の伝記小説的なよみものです。 ここにでてくる辻さんが、まず、 最高の食材をあつめて最高のフランス料理をつくり、 そのことで、最高のものはどういうものかを知り、 その上で、 お金の制約とか時間の制約の中で妥協して 「商品」に仕上げていくという課...

宮本です。 辻調理師学校を作った人の伝記小説的なよみものです。 ここにでてくる辻さんが、まず、 最高の食材をあつめて最高のフランス料理をつくり、 そのことで、最高のものはどういうものかを知り、 その上で、 お金の制約とか時間の制約の中で妥協して 「商品」に仕上げていくという課程が書かれています。 本当に最高のものをお客様に出そうとすると、 費用も時間もかかって、「商品」としては通用しないものになるので、 (「作品」にはなるかもしれないが、「商品」にはならない) どうしても妥協が必要です。 しかし、最高のものがどこかを知って妥協するのと、 知らなくて妥協するのは違うと思います。 いろんな制約の中で、 しかし、最高のものをイメージしながら、 少しでも最高に近づけようとする、 そういう仕事の仕方をしてほしいという メッセージを伝えるために内定者に渡しています。

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2011/05/08

日本にフランス料理を広めた辻静雄さんの生涯を描く。この当時に海へ渡りひたすら行動する生き方が素晴らしい。コネなしに自分の人間力で人脈を築き上げていくさまがすがすがしい。

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2016/07/30

面白いという噂は聞いていたのですが、なかなか手が出なかった作品です。何となく、料理に関する哲学的な薀蓄がダラダラと述べられているようなイメージを持ってしまって。 でも、読み始めると止まらない面白さでした。 伝記小説です。 つまり物語性よりもノンフィクション的な記録性を重視した小...

面白いという噂は聞いていたのですが、なかなか手が出なかった作品です。何となく、料理に関する哲学的な薀蓄がダラダラと述べられているようなイメージを持ってしまって。 でも、読み始めると止まらない面白さでした。 伝記小説です。 つまり物語性よりもノンフィクション的な記録性を重視した小説です。タイプとすれば吉村昭に近い。この手の話はどちらかと言えば私は苦手なのですが、何せ素材になっている主人公の辻さんが面白い。 料理学校の娘と結婚したことからこの世界に入り、辻調理師専門学校を開設したものの、本物のフランス料理を知りたくて、フランスで苦行とも言える食べ歩きを行う。その中で、美食家や料理人などの多くの知己を得て、帰国後に「本物を教える」ことを重視することで、他校の2倍の授業料を取りながらも、人気の調理師学校にして行く。 ちょっと悪役がプロトタイプ過ぎるのは欠点ですが。

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2011/02/22

いちおうフィクションですと断りが入っていましたが、辻静雄さんをモデルにしたノンフィクション並みのクオリティーと、よだれモノの食べ物描写。フランス料理はそんなに詳しくないですが、フランスで開眼してパンの道に進みつつある今を思えば、あー…って納得してしまいました。おいしいフレンチ食べ...

いちおうフィクションですと断りが入っていましたが、辻静雄さんをモデルにしたノンフィクション並みのクオリティーと、よだれモノの食べ物描写。フランス料理はそんなに詳しくないですが、フランスで開眼してパンの道に進みつつある今を思えば、あー…って納得してしまいました。おいしいフレンチ食べたい!しかし、読み進めると、なんとなく服部幸應さんを思い浮かべてしまいました。→http://sankei.jp.msn.com/life/news/110110/trd11011001120015-n1.htm

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