深夜特急(4) の商品レビュー
5月18日読了。沢木氏の旅はシルクロードをとおり、イラン・アフガニスタンなどイスラム圏へ。前半に訪れた場所の印象が強烈だったのか、この人の体力が衰えてきたのか、はたまた長旅に倦んできたのか。すれ違い・宿を共にするヒッピーたちへの苦言めいた独白が多くなってくる。まそれも一人旅の特権...
5月18日読了。沢木氏の旅はシルクロードをとおり、イラン・アフガニスタンなどイスラム圏へ。前半に訪れた場所の印象が強烈だったのか、この人の体力が衰えてきたのか、はたまた長旅に倦んできたのか。すれ違い・宿を共にするヒッピーたちへの苦言めいた独白が多くなってくる。まそれも一人旅の特権なのだが・・・。シルクロード旅行時に、トマトと羊肉の煮込みをひたすら食した記憶が蘇る。景色・人・食事の記憶と、「匂い」の記憶が旅には付き物だな。
Posted by
09/05/07読了。 イスファハンで「私」が見た街灯テレビでのモハメッド・アリvsジョージ・フォアマンのシーンに泣いてしまった。1ページ半くらいなのにそこだけで長い物語みたいで、何か涙が出てきた゜。:.゜(つД`)゜。:.゜
Posted by
出てくる国々、あるいは人々についてもっと知識があれば、より深く考え楽しむことができたんだろうなと思うと、自分の浅い知識を恨まずにいられません。もっと海外の国々について、世界について知りたくなった。
Posted by
2009年1月1日 冒頭から、虚ろなフランス人の話が出てくる。 旅は旅行とは違う、 自由は人から気力、色彩を奪ってしまうものなのだろうか。 読了までの時間が短すぎるせいなのか、 ただ登場する国々についての知識がないためなのか、 どことなくつかみどころがないまま読み終わってしまっ...
2009年1月1日 冒頭から、虚ろなフランス人の話が出てくる。 旅は旅行とは違う、 自由は人から気力、色彩を奪ってしまうものなのだろうか。 読了までの時間が短すぎるせいなのか、 ただ登場する国々についての知識がないためなのか、 どことなくつかみどころがないまま読み終わってしまった。 何度も繰り返し読むことで、感想も変わってくるのだろう。
Posted by
個人的には一番好きかもしれない。 つらい深夜のバスから見えたテヘランはすごい衝撃だったんだろうな。 アフガニスタン・パキスタン・イラン・イラクとか今はなかなか行ける情勢ではないから、 一番世界で「遠い」場所になってる印象。
Posted by
p174 「だが、このモスクの中にいるすべての老人たちは、自分にふさわしい場にいることによる安らぎに満ちていた。」 たしかスペインの南の方の街で、筆者と同じように私は教会で一休みしていた。 教会内は外の喧騒とは打って変わって静まり返っている。その神聖さは他の多くの教会でも...
p174 「だが、このモスクの中にいるすべての老人たちは、自分にふさわしい場にいることによる安らぎに満ちていた。」 たしかスペインの南の方の街で、筆者と同じように私は教会で一休みしていた。 教会内は外の喧騒とは打って変わって静まり返っている。その神聖さは他の多くの教会でももちろん感じてきたのだけど、このときはそれだけじゃなかった。 教徒がぽつりぽつりと訪れては祈りをささげて行くのを見ていると、少し羨ましくも思えてきたのだ。 きっと彼らは、幸せを神に感謝することもあれば、苦しいとき、逃げ出したいときも神に救いを求める。そこまでのココロのよりどころが、果たして私にはあるだろうか。 彼らはある意味ですべての運命を神に委ねてしまっている。その生き方は、もしかするとすごく楽なのかもしれない。 【対談・沢木耕太郎 今福龍太】 世界には「放っておいても物事が起こってしまう場所」と、「自分のほうからアクションをしかけないと物事がなかなか起きないという場所」の二種類がある。 日常生活の形がすでに成立していて、抵抗なく、決まりきったルーティーンをこなしていくのが可能な日本やアメリカは後者。 境界を越えて違う世界へ自分が踏み込んでいく、その時に「旅」を自覚する。(今福氏)
Posted by
シルクロードと聞いただけで 胸がわくわくしてしまう。 細部まで覚えてないけれど 面白かった気がする。
Posted by
旅と 平和について 考えさせられる 世界を旅ができるのは それだけ 世界が 平和になったということ 先人の努力があったから 人は1人では旅できない
Posted by
あらすじ: 26歳の沢木耕太郎は、机の引き出しに転がっている一円硬貨までをかき集めて 1900ドルを作り、仕事の全てを放擲して旅に出た。 「デリーからロンドンまで乗り合いバスで行くことができるか。」 その酔狂な旅の途中で、彼はさまざまな場面に出会っていく・・・。 決して色褪せるこ...
あらすじ: 26歳の沢木耕太郎は、机の引き出しに転がっている一円硬貨までをかき集めて 1900ドルを作り、仕事の全てを放擲して旅に出た。 「デリーからロンドンまで乗り合いバスで行くことができるか。」 その酔狂な旅の途中で、彼はさまざまな場面に出会っていく・・・。 決して色褪せることのない最高のノンフィクション。 感想: これまでいくつかのノンフィクションを読んできましたが、 人間が感じたり、思ったりする感情をこんなにも赤裸々に綴った本が あったでしょうか。 彼(沢木耕太郎)が旅の中で表現する喜怒哀楽を、 僕も本の中で一緒に旅する事で共感や反感を共にしました。 酷く醜い表現もありますが、人間の浮き沈みを感じられる 本だと思います。 仕事を投げ出して旅に出ろ!とは言えませんが 深夜特急で世界を旅してみてはいかがでしょうか。
Posted by
あえて「人生を変えた一冊」を挙げるとしたらきっと『深夜特急』だろうというほどに、僕にとっては青春の一冊であり、世界に目を向ける原動力であった本です。高校3年のある日、図書室で、まるで呼ばれたかのように偶然手に取りました。図書室で毎日受験勉強をしながら、合間合間に裏のソファーで読み...
あえて「人生を変えた一冊」を挙げるとしたらきっと『深夜特急』だろうというほどに、僕にとっては青春の一冊であり、世界に目を向ける原動力であった本です。高校3年のある日、図書室で、まるで呼ばれたかのように偶然手に取りました。図書室で毎日受験勉強をしながら、合間合間に裏のソファーで読みふけっていたなあ。 今でも読み返すたびに、未知の国々を旅する自分をひたすら想像していたあの頃の自分が、懐かしく思い出されます。
Posted by
