近代家族のゆくえ の商品レビュー
王道といった印象。普通一般の感覚では疑われることのない「家族」という単位が、近代社会になって発明された装置であるということ、その構造の基礎に愛情という曖昧な感情を埋め込んだゆえに潜在的に孕んでしまったリスク。そしてそのリスクの顕在化を今まで防いでいた女性を抑圧するイデオロギーやジ...
王道といった印象。普通一般の感覚では疑われることのない「家族」という単位が、近代社会になって発明された装置であるということ、その構造の基礎に愛情という曖昧な感情を埋め込んだゆえに潜在的に孕んでしまったリスク。そしてそのリスクの顕在化を今まで防いでいた女性を抑圧するイデオロギーやジェンダー神話が崩れ去ることでトレード・オフで必然的に起きる家族の不和。 認識の相対化、かつ構築主義的手法(自明性を帯びているように感じられたものが、その時代の社会によっていかに構築されたのかを明らかにする)が鮮やかに感じられたので王道、と勝手に思う。感情社会学に関してはむむむというところ。
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