1,800円以上の注文で送料無料

大地の子(2) の商品レビュー

4.2

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/09/06

『中国残留孤児』。言葉は知っていても何も知らなかった。一巻からの続きであるが、読めば読むほど、小さいときに見たニュースで、なぜあれほど孤児の方や出迎えた方が泣いていたのか…恥ずかしながら今更ながら分かった気がする。

Posted byブクログ

2013/08/27

中盤までは過去の歴史を読むようなモノクロの劇画の雰囲気だったのだが。 暖かな家庭を持った一心と我儘で家庭を壊した丹青との再会。 彼女が出てきた途端、原色のドロドロしたレディコミになったんですが……いやー驚いた。 日中のビジネスの話でまた再度劇画調。怖いわぁ。そして松本耕次とは。

Posted byブクログ

2013/08/01

シリーズ半分読破。 2巻の感想は正直、長い…1巻は波瀾万丈な陸一心のストーリーだったのに、2巻は高炉建設に話がダラダラと…なかなか読み進まず諦めかけた。でもきっと3巻でおもしろくなると期待して…あと半分!

Posted byブクログ

2013/05/16

本巻は、華麗なる一族を彷彿とさせる経済小説となります。 鉄は国家、国家は血。 実の父子と知らず相対する二人はどうなるのか。 再開の丹青との関係も気になる次巻へ!! それにしても、中国とのビジネスは苛酷ですね。 自分なら出来るのか問いかけています。

Posted byブクログ

2013/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【大地の子 2】 山崎豊子さん 労働改造所での作業中、傷を負いソレが原因で破傷風にかかり 生死の境をさまよう一心。運良く巡回医療隊の一行が一心の居る 労改を訪れており彼は九死に一生を得る。 そして、医療隊の看護婦江月梅に密かに惹かれる。 一心が突如行方不明となり心労の続く陸徳志の元に一通の 手紙が舞い込む。手紙には一心は無実の罪で労改に送られている コトがしたためられていた。 陸徳志は一心の冤罪を晴らすべくあらゆるツテを頼って 何度も北京の人民来信来訪室へと足を運び、遂に一心は釈放される。 一心は再び製鋼工場へと戻るが、文化大革命で製鋼工場は機械の稼働が 激減していた。 やがて文化大革命も終焉を告げ、数十年ぶりに日中の国交が再開される。 中国共産党は鉄鋼の増産を今後の国の方策の一つに挙げ 日本の技術を導入しようと考える。 そして、日本語が話せる製鋼の行程師陸一心をプロジェクトチームの 一員に加える。 国柄の違い、立地条件の違い、強行な行程日程など 中日の交渉は思うように進まない。その進まない中、見切り発車で 工事は進められて行く。。 ☆ 二冊目。。一巻目が一心の受難が物語の中心となっていましたが、 二巻目は工事の折衝についてが中心となっています。 賄賂と責任転嫁や無責任、秘密主義が当たり前の中国に 日本人技術者の歯噛みが聞こえてきそうな巻となっています。  

Posted byブクログ

2013/03/04

今も昔も大陸は変わっていないな~。この頃からアフリカ支配をにらんで外交をしているのは、日本にない一党独裁だからなせるのだろう。しかし、日本も長期スパンで外交をしないと駄目だぞ。

Posted byブクログ

2013/02/27

ドラマチック。釈放からあっさり話が進み過ぎたようにも思ったが、第二部(釈放後は第二部だと思う)の流れを考えると納得。はやく続きを読みたい。

Posted byブクログ

2012/02/06

鉄鋼がらみのところは華麗なる一族となんか絡むような。時代背景的にかぶってしまうものなんですかね。一心と実父の松本さんがお互いの素性を知らぬまま出会うという、本当にあったらすごいことが起きています。佐々木咲子さんの演説は本当になされた演説を参考にしているのか。太もも出して街を歩く女...

鉄鋼がらみのところは華麗なる一族となんか絡むような。時代背景的にかぶってしまうものなんですかね。一心と実父の松本さんがお互いの素性を知らぬまま出会うという、本当にあったらすごいことが起きています。佐々木咲子さんの演説は本当になされた演説を参考にしているのか。太もも出して街を歩く女にびっくりして死ぬかと思ったとか。

Posted byブクログ

2012/01/23

私にとって、山崎豊子との出会いの小説です。 大地というとパールバックの印象が強く、感銘を受けつつ、中国の近代史(と、カテゴリー分けしていいのか?)に興味を持ち、ワイルドスワンで辛い現実に直視できなくなりつつありました。 そんな中、大地の子は事実を上手に小説化しており、「事実を勉強...

私にとって、山崎豊子との出会いの小説です。 大地というとパールバックの印象が強く、感銘を受けつつ、中国の近代史(と、カテゴリー分けしていいのか?)に興味を持ち、ワイルドスワンで辛い現実に直視できなくなりつつありました。 そんな中、大地の子は事実を上手に小説化しており、「事実を勉強するだけ」「娯楽だけ」ではなく、いずれも兼ね備える骨太の内容に、私は以後山崎ファンになりました。

Posted byブクログ

2012/01/09

冤罪を晴らした陸一心のその後。愛情あふれる養父、妻、頼もしい友人など、読んでいてほっとする気持ちを抱きながらも、文化大革命後も出自が日本人であることを見咎められないかと頑なに警戒する陸一心の、解けない緊張感がまるで伝わってくるよう。 また、満州開拓団を送った日本側の事情も描かれ、...

冤罪を晴らした陸一心のその後。愛情あふれる養父、妻、頼もしい友人など、読んでいてほっとする気持ちを抱きながらも、文化大革命後も出自が日本人であることを見咎められないかと頑なに警戒する陸一心の、解けない緊張感がまるで伝わってくるよう。 また、満州開拓団を送った日本側の事情も描かれ、陸一心の生涯に次なる心の揺らぎが生まれそうな予感。さまざまな視点から描かれ進んでいくストーリーにはらはらして一度に読んでしまった。 2巻まで読み終えてみて、いまだに文化大革命、毛沢東思想が全く理解できないのだけれど・・・功罪あるにせよ、やはり毛沢東は建国の父ということ?

Posted byブクログ