知の技法 の商品レビュー
これを大学生の時に読める東大生はいいな、と思いました。 いろんな視点があって、研究があって。 ひとつひとつの豊かさに、世界が少しずつひろがっていく感覚がありました。 フィールドワーク、翻訳、構成主義のあたりが今の私には印象に残りました。 フィールドワークで「無意識の前提」に...
これを大学生の時に読める東大生はいいな、と思いました。 いろんな視点があって、研究があって。 ひとつひとつの豊かさに、世界が少しずつひろがっていく感覚がありました。 フィールドワーク、翻訳、構成主義のあたりが今の私には印象に残りました。 フィールドワークで「無意識の前提」に気付く経験、 翻訳における「この感じを再現する」という感覚、 構成主義における関係性への着目など、 まさにまさにと身体や心の中の感覚にことばが与えられたようで、すうーっと、ほわーっと、のびやかな感じになりました。 学びゆく人にはおすすめの、素晴らしい一冊です。
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どんなに豊かなアイデアでも伝わらなければ無意味であるから、伝えかたの基礎的な作法を18の視点から学んでいこうという落ち着いた本。
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論文執筆の流れと各段階での注意事項がまとめられていて今後の参考となりそうだった。 また各分野の問題設定、発展の仕方についての論も読んでいて知的な面白さを感じた
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学校の「探究」という授業で多く参考にさせてもらっている(生徒それぞれが中1から自分の好きな「疑問」に対し、オリジナルの仮説を考えて考究していく課外的授業)。研究活動や手法の「入り口」「ケーススタディー」を示している書。さまざまな研究分野の先生が執筆されているので、バランスもある程...
学校の「探究」という授業で多く参考にさせてもらっている(生徒それぞれが中1から自分の好きな「疑問」に対し、オリジナルの仮説を考えて考究していく課外的授業)。研究活動や手法の「入り口」「ケーススタディー」を示している書。さまざまな研究分野の先生が執筆されているので、バランスもある程度取れている。勿論中高生には難解な部分もあるが、身につけて欲しい研究的スタンスはこの書籍に満載されている。『知の技法』以外にも「続編」が出ている。「自分が疑問に思った内容に対して、よりよい接近方法(解決方法)は何か」―――掲載されている研究手法や課題に対する接近方法など、勉強していきたいと感じさせてくれる一冊。
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知の論理に先立つ東大教養過程のテキスト。知の論理ではさすが東大恐るべしと思ったけど、これでやや安心。これから読んだら知の論理は多分読まなかったと思う。 上司命令のやりすごしについてジャンケンのモデルを比喩に説明していたのは、よーく理解できた。能力を超える困難をじっとやりすごすこと...
知の論理に先立つ東大教養過程のテキスト。知の論理ではさすが東大恐るべしと思ったけど、これでやや安心。これから読んだら知の論理は多分読まなかったと思う。 上司命令のやりすごしについてジャンケンのモデルを比喩に説明していたのは、よーく理解できた。能力を超える困難をじっとやりすごすことにより作業量の過負荷調整を行うなどの働きがあるとのこと、この裏にも上司も総てがわかって命令していないのでやりすごしをうまく調整するのが有能な部下と評価されるともある。うーん。
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確か高校の探求科で推薦された本。 具体的な方法より、学問に対する姿勢のほうが参考になった覚えがある
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人文科学の方法。知の獲得方法。普遍性を目指すために。 1)一般的な問い2)研究対象3)関連対象4)方法論5)主体 に分節されそれらを統合することが求められるのである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大学ももう終わるっつーのになぜか今更読んでみた 東大教養学部の一年生の教科書 様々な文系の学問についてそれぞれの教授が概論を述べていく、という形の本 世の中にはどういう学問があるのかなあとなんとなく疑問に思っていたので、その大筋だけでも知れたという点では読んでよかった あと、概論の本なので、知識を広げるためにどんな本を読めばよいのかという参考にはなった ただ、全て今まで読んだり聞いたりして学んできたことをそう復習したような感じでした もし、このレビューを読んでいてまだ大学1,2年生の文系人がいたらお勧め
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たしかこの本昔すごい流行ったような? 最近BOOK OFFで105円で買えた。 すぐ買わなくて得した・・?
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内容(「BOOK」データベースより) 「知」も「大学」も大きく変わろうとしている。制度化された領域を横切り、硬直した知識を捨て、いま、しなやかに開かれた作法と身振りとして「知」がよみがえる―。東京大学教養学部からの挑戦。 内容(「MARC」データベースよ...
内容(「BOOK」データベースより) 「知」も「大学」も大きく変わろうとしている。制度化された領域を横切り、硬直した知識を捨て、いま、しなやかに開かれた作法と身振りとして「知」がよみがえる―。東京大学教養学部からの挑戦。 内容(「MARC」データベースより) 東京大学教養学部文系1年必修科目「基礎演習」のサブ・テキストとして編集された本。制度化された領域を超えて、全ての「学」に共通する技術・作法としての「知の技法」を習得させる1つの試み。〈ソフトカバー〉* 目次 第1部 学問の行為論―誰のための真理か 第2部 認識の技術―アクチュアリティと多様なアプローチ(現場のダイナミクス 言語の論理 イメージと情報 複数の視点) 第3部 表現の技術―他者理解から自己表現へ 結び 「うなずきあい」の18年と訣れて
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