地球家族 の商品レビュー
今更ながら良くできた本だと思う。 1994年の地球の家族です。 序文には 「写真と統計を通して、地球に住む人間に共通のヒューマニティと豊かな社会と貧しい社会をへだてる物資や環境の落差という両方の側面を同時にとらえようとする試み」とある。 写真に添えられている家族のデータベースが...
今更ながら良くできた本だと思う。 1994年の地球の家族です。 序文には 「写真と統計を通して、地球に住む人間に共通のヒューマニティと豊かな社会と貧しい社会をへだてる物資や環境の落差という両方の側面を同時にとらえようとする試み」とある。 写真に添えられている家族のデータベースが面白い。 選択国がアメリカ合衆国の旧敵国となっているため良かったのでしょう。 クウエートの24人用のソファーには思わずにんまりしました。
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20年前の本なので、写真に写っているものが古い感はありますが、その国の、その家族の文化や生活が写真から読み取れました。とてもおもしろかったです。良い本に出会えました。
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【世界の中流階級の暮らし】 「地球」の視点で、人の暮らしを見つめることができる写真&データ集。この当時より貧富の差はひらき、寿命は伸びている。日本人の持つモノの多さを客観視できる本でもありました。マリの家族の持ち物に「マスケット銃」があったことにドキリとしたりも。
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世界30カ国に渡り、その国で中流(普通の・いっぱん的な)の家族にお願いしてすべての持ち物を外に並べて記念撮影するプロジェクト。 ボスニアの破壊されたベランダや、仏具がほとんどのブータンなど、興味深くて、ふと考えてしまう本だった。 世界にはたくさんの普通がある。
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- ネタバレ
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すごい!!まずそれ。 30か国のふつう(?)の家族 持ち物を全部外に並べてみせてくれるという写真集 物が少ないとか多いとかが幸せの物差しにはならないことを考えさせられた。 後ろに映る風景もすごいものがあった 砂漠だったり、爆破されたようなアパートだったり(+-+) 持ち物の中にショットガンを見つけて なんだかドキっとした。
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一つの国から一つの家族が、自分の家の前に家財のすべてを並べます。 そこから見えてくるのは、国ごとにバラエティに富んだ暮らしの様子。 世界の文化を比べてみると、見えてくることがある。 社会科好きなら、この本で読書感想文も書けそうだ。
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約20年前の本とはいえ、国による違いは歴然。紛争下のボスニアやアパルトヘイトがまかりとおっている南アフリカなども載っていて、あれから情勢が変わった国は今はどんな暮らしぶりなのか気になった。
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い まはすっかり買わなくなってしまったかつての週間文春に、いろいろの家庭の朝食や弁当のスナップ写真を並べたのがよく載っていた。 それより前なのか後な のか、何故か「地球家族」という日本語のタイトルをつけられた「Material World」というこの写真集(プラス解説少し)は、1...
い まはすっかり買わなくなってしまったかつての週間文春に、いろいろの家庭の朝食や弁当のスナップ写真を並べたのがよく載っていた。 それより前なのか後な のか、何故か「地球家族」という日本語のタイトルをつけられた「Material World」というこの写真集(プラス解説少し)は、1993年から1994年ごろに世界30カ国を巡り、「ふつう」の家庭の持ち物を家の前に並べ、家族 の集合写真を撮るというものである。 オリジナルの本と日本語版とでどのように違うのか確認はしていない。しかし、カメラマンが各家族と1週間暮らしたわりには、期待していたほどの写真 が見られなかったのが正直な感想だ。 Materialな面では、もう16-7年前の世界各地でも、随分と画一的に収束していくのが感じられる。そこをだ したかったのかも知れないが、意図と違っていまひとつ、すべてが見世物な感じで、リアルさが出てきていないのは残念だ。 アメリカの家族の写真があるのだ が、見事にアメリカ的な家族の笑顔。アメリカ人の写真の撮られ方の画一さには恐れ入る。 そして他の国々の写真もそのような撮られ方の方向に向かっている ように見えるのだ。 また、並べられたものにまつわるストーリーがないのも残念だ。 おれなどは部屋がもので溢れているが、お迎えがきたらほとんど家人を煩わせながら捨 てられる予定のものばかりだろう。しかし、写真の貧しい国々のものは、使用主が逝った後も役に立ち続けるのであろう。「フォローの文明・ストックの文明」 という本があったが、各国のどのものが使用主より長生きで、どのものが短命なのだろう?家はフローとするのだろうか?そのフローにローンはいくらあるのだ ろうか? 表紙のマリの日干し煉瓦の家には60才過ぎまでのローンが設定されていて、団信に加入させられているのだろうか?アメリカ人のテキサスの家は、 通常どうりノン・リコースローンが設定されているのだろうか? 「ふつう」の暮らし、とサブタイトルになるが、もちろん平均的な所得などでふつうを測るしかない著者。 「ふつう」の質的な違いにまで踏み込めていないのは, Materialな世界を強調したかったからだろうか?
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日本のものの多さに驚愕。10年以上前の写真だから今はもっと多いんだろうなと。途上国の生きるためのシンプルな生活感が頭に残る。
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「家にあるものをすべて家の外に出す」事で、世界の家族・文化を比較する写真集。日本って物がたくさんあるんだなぁって事が実感できます。
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