そして五人がいなくなる の商品レビュー
亜衣の隣に引っ越してきた、自称「名探偵」夢水清志郎。 年齢も生年月日も解決してきた事件も覚えていないのに本当に名探偵なの?? そんな不信感でいっぱいの中、起こった「人間消失事件」。 消えた子どもたちはどこへ行ってしまったのか。 夢水清志郎の力量やいかに。ぜひ読んでみて下さい!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
はやみね かおる :作/ 講談社 初版1994 『それは、四月の一日――――よく晴れたエイプリール・フールの日のこと。 わたしたちの町に、名探偵が引っ越してきたの!』(本文冒頭より) 名探偵と言うには、あまりにも…ものぐさで、マイペース、変人の夢水清志郎。 そんな迷…名探偵が、亜衣、真衣、美衣の姉妹と妙な事件を解決していく シリーズの第一弾。 遊園地から子供達が次々と消えてゆく…伯爵と名乗る犯人。 教授(=名探偵、夢水清志郎)は、伯爵を捕まえられるのかーーー!! 最初から、違和感あるなーと思って読んでいました。 TVドラマでしか知らなかったので、姉妹の登場場面から…はやみねかおるに引き込まれました。 勘の良い読者なら、話の途中で「?この人犯人?」と思ってしまいます。 その人が、犯人なんですが… トリックがわからないしなー 動機もなんとなーく…わかるけどー?? が、最終章で一気に解決です。 作者が教師だ と、言うのを前もって知っていたので、皮肉だなー と読み取れる面もちらほら。 私が小中学生の頃に出会っていたら、感想はもっと違ってたな、と、毎度、児童書を読むと思うのですが、この作品は、いつもより一層思いました。 上越警部良いな~ すっと、さらっと、楽しく読める作品でした。 次も読みたいです。
Posted by
子どもよりも習い事を優先する親って怖いです…。誘拐をした理由が良かったです♪子どもたちはすごく楽しかったんだろうな、いいなあ。
Posted by
ミステリーでよく用いられるトリックが冒頭から張り巡らされています。とっても分かりやすく書いて下さっているので、ミステリー小説に初めてふれる子供ならきっととってもワクワクするでしょう。ストーリーは大人でも子供でも楽しめるはず。まっすぐで気持ちのいい文章です。作者の人柄を感じます。 ...
ミステリーでよく用いられるトリックが冒頭から張り巡らされています。とっても分かりやすく書いて下さっているので、ミステリー小説に初めてふれる子供ならきっととってもワクワクするでしょう。ストーリーは大人でも子供でも楽しめるはず。まっすぐで気持ちのいい文章です。作者の人柄を感じます。 子供のころワクワクドキドキ心躍らせた気持ちを思い出します。
Posted by
夢水清志郎シリーズの1作目。 児童書だけどちゃんとしたミステリです。大人が読んでも十分面白い。 自由奔放な教授のキャラも魅力的で、三姉妹とのやりとりが楽しい。 作者のはやみねかおるさん、てっきり女性だと思い込んでいましたが男性だったとは。小学校の先生をされていたそうで、教授が子供...
夢水清志郎シリーズの1作目。 児童書だけどちゃんとしたミステリです。大人が読んでも十分面白い。 自由奔放な教授のキャラも魅力的で、三姉妹とのやりとりが楽しい。 作者のはやみねかおるさん、てっきり女性だと思い込んでいましたが男性だったとは。小学校の先生をされていたそうで、教授が子供たちに見せる優しさはそのまま生徒たちに向ける先生の眼差しだったのかな、なんて思いました。 また楽しみなシリーズが増えてしまった。
Posted by
結構コミカルなタッチで進んでいくのですが、やはりそこははやみね先生の技術なのか最後は解決まで持っていっちゃう。すごいです!
Posted by
小学生の頃読んで、未だに内容が記憶に残っている。 この本に関する思い出補正がかかってるかもしれないが良い本だった。
Posted by
その他青春モノ?のシリーズは読んだことがあったけど、デビューはミステリの人だったんですね。 小学生の頃に読んだらおもしろかっただろうな~
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すぐに読める本。 子ども向けとは言え大人でも十分楽しめると思います。 ユニークな人物設定と軽快な台詞の応酬に、まるでその場にいるような感じ。 マジックの持つ妖しさ、不思議さにワクワク・ドキドキさせられる。 全体を通して人間に対する優しい目線が嬉しい!!!
Posted by
僕が読んだはやみねかおるさんの名探偵夢水清志朗事件ノートは「そして五人がいなくなる」で三冊目。前には事件ノート11「ハワイ幽霊城の謎」と名探偵夢水清志朗の事件簿1「名探偵VS怪人幻影師」を読んだことがあります。二冊の本はとても面白かったです。 そして三冊目として読んだこの本。...
僕が読んだはやみねかおるさんの名探偵夢水清志朗事件ノートは「そして五人がいなくなる」で三冊目。前には事件ノート11「ハワイ幽霊城の謎」と名探偵夢水清志朗の事件簿1「名探偵VS怪人幻影師」を読んだことがあります。二冊の本はとても面白かったです。 そして三冊目として読んだこの本。題名はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に似ていますが内容は全然違います。この話は遊園地での事件で、子供がどんどん姿を消していきます。犯人は伯爵と名乗る人物で5人目は伯爵自身が消えます。犯人は登場人物の誰かで、犯人はこの人かなと思いながら本を読んでいくととても面白いです。名(迷)探偵夢水清志朗はこの事件を解決することができるのでしょうか? ここで名(迷)探偵夢水清志朗のことを少し紹介しておきます。彼は岩崎一家の隣の洋館に4月1日突然引っ越してきました。岩崎姉妹(三つ子)亜衣、真衣、美衣は早速彼を調査。岩崎姉妹が三つ子だということはすぐ見破られてしまいました(彼女たちは顔、身長が同じで親でも間違えるほど。よく近所の人に意地悪をしているみたい)。しかし彼は常識ゼロの人。読書するのが趣味で一度読み始めると2日ほどご飯を食べないことがあります(食べるときはすんごいいっぱい食べる)。名刺はとても単純でただ「名探偵 夢水清志朗」と書いてあります。自分は名探偵だと言い切っています。彼は、とても記憶することができない人で、自分の生年月日でさえ忘れてしまっています。もとは論理大学の教授だったみたい。 この本はとてもワクワクハラハラする本です。ぜひ読んでみてください。
Posted by