これは王国のかぎ の商品レビュー
アラビアンナイトの世界に飛び込んだ女の子の冒険のお話。 アジアンテイストで、とっても好きなお話です。 主人公の女の子が可愛くてハールーンがかっこよくて憧れたなあ。
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夢見がちな女子中学生が、いきなりアラビアンナイトの世界に放り出され・・・・・、っていうお話。 あぁ~、いいなぁ~楽しいなぁ・・・・。と素直に読める部分と、血なまぐさいところを一切隠さない潔さに、荻原さんらしさを感じつつ。 最後で、「してやられた!まんまとしてやられた!」 と、...
夢見がちな女子中学生が、いきなりアラビアンナイトの世界に放り出され・・・・・、っていうお話。 あぁ~、いいなぁ~楽しいなぁ・・・・。と素直に読める部分と、血なまぐさいところを一切隠さない潔さに、荻原さんらしさを感じつつ。 最後で、「してやられた!まんまとしてやられた!」 と、悔しくなること受けあい。 児童小説なめんな、という熱い気持ち・・・・・というか、 「きちんと書けばちゃんと面白くなるんだよ、小説は」 と、優しく諭された感じ。 100点。 100点満点。
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大人になった時に読み返したけど、子供の時に読んだ時の方が わくわくしました。 小さい時から、私は、こういう冒険に行ってみたいのかも 「耳をすませば」の主人公も、そうでした。あの映画を見た時、自分の一部を見たかのよう・・
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空色勾玉も割と好きだったけど僕はこちらのほうが好きだ なんでこうこの人は少女の気持ちを書くのがうまいんだ でも、それは本当に近いという意味ではなく(そりゃ本当の少女の気持ちなんてわかるわけなかですよ)、読んでいて面白いというか理解できる部分があるという意味で まあでもこの作品は何と言ってもハールーンのかっこよさに尽きると思う ああいう男の人というものにあこがれるなあ 全然自分とはタイプが違うけど ていうか実際にあんな人がいたら会ってみたいものだ 本当に あとは、主人公が恋愛的な意味で報われなさすぎだろとか ラシードとミリアムの恋愛がロマンチックだなあとか 空色勾玉の続きを読んでみたいと思った
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2011年3月20日読了 あたしがこの作品と出会ったのは、NHKの青春アドベンチャーのオーディオドラマでした。 友人から録音してもらったのを何度も繰り返し聞き、どうして最後ハールーンはジャニと別れてしまうんだろう…と悩んだものです。 なにせ、当時はこんなアラビアンなファンタジーなどあまりなかったので、余計にのめり込んだんだろうなぁと思う(^o^)丿 ずっと音でしか聞いてこなかったわけですが、ふと目の中にこの本が飛び込んできて「借りよう」と手に取っていました。 既に色あせてしまったあたしの記憶の片隅で、読むたびに「そうだったなぁ」と思い出して楽しい!まるで答え合わせをしているみたい。 恋愛らしい恋愛とは言えないかもしれないけど、あたしはハールーンとジャニの関係がすごく好きで、最後には報われなくても気持ちが繋がってくれないだろうかとやきもきしたんだけど…繋がんなかったよね(笑) ことごとく恋愛面からジャニが爪弾きにされているのが可哀想というか、悔しいというか…(/_;) なにより読んでいて、彼女に幸せになって欲しいと思うのに思い通りにいかない。それはジャニ自身も感じていることで、ラシードとミリアムを見ながら「なんであたしじゃないんだろう」と思うジャニが切なかった。 シェラザードがハールーンは『外』に行ったと言ったので、2人が現実でまた出会える日が来るようにと祈るばかりです。 いつかハールーンと『外』で出会って、今度はジャニでじゃなくヒロミとしての幸せな物語を紡いでもらいたい\(^o^)/
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読み易いお話でした。 普通の女の子が、アラビアンナイトの世界へ迷い込んでしまう。ジャニと言う名のジン(魔人)として。 子供の頃夢見た冒険の世界って感じですね‼
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十五歳の少女である主人公が、失恋の衝撃からか、アラビアンナイトめいた異世界に召喚されてしまう。しかもその地での自分は瓶から出てきた精霊となっており、美青年に仕えることとなってしまう――― と、いう、スタンダードな異世界召喚ファンタジーの王道設定をとりながら、最後にきちんとし...
十五歳の少女である主人公が、失恋の衝撃からか、アラビアンナイトめいた異世界に召喚されてしまう。しかもその地での自分は瓶から出てきた精霊となっており、美青年に仕えることとなってしまう――― と、いう、スタンダードな異世界召喚ファンタジーの王道設定をとりながら、最後にきちんとしめくくりをつける―――「行きて還りし物語」となっているのが、なによりもこの作品の素晴らしさを語っていると思う次第。 勾玉シリーズに比べると甘さはなく、ほろ苦い場面が目立ちはするけれど(実際、最初はそのせいでちょっと馴染めなかったし)、別世界であっても現実は現実であるというリアルさが感じられて楽しく読めた一冊です。 ただ、世界設定が設定なので、ある程度「アラビアンナイト」に関する知識がないと(アリババとかシンドバッドを知ってる程度では)、この世界やオチが本当の意味で楽しめないかも。ある程度の予習をしてから読むことをお勧めします。
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これは高校生のときに読んだはなし。ハッピーエンドで終わらないところと、オンナノコのたくましさに感動した話。元気付けられました。そして、話に引き込まれました。
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面白かった。荻原作品は読みやすくて且つ読み応えがある。 正統派ファンタジーと少女漫画とラノベ混ぜた感じ。
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2003年8月8日読了。以下、過去の日記から抜粋。 アラビアンナイトが根底に流れる、少女の成長物語。 失恋の痛手を負った彼女が泣き疲れて眠った後、 再び目を覚ますと、そこはアラビアンナイトの世界だった。 勇敢で美形の王子を守るジンとして頑張りながら、 彼女もまた少しずつ成長し、...
2003年8月8日読了。以下、過去の日記から抜粋。 アラビアンナイトが根底に流れる、少女の成長物語。 失恋の痛手を負った彼女が泣き疲れて眠った後、 再び目を覚ますと、そこはアラビアンナイトの世界だった。 勇敢で美形の王子を守るジンとして頑張りながら、 彼女もまた少しずつ成長し、多くのことに気づいていく。 現実世界である程度何でもこなせて、隙がない少女。 心の中では、そんな自分が嫌で、冒険を求めていた少女。 ・・・分かるなぁ。 残念ながら、私は現実世界を離れることはなかったが、 時々、強くファンタジー世界に引かれるのはそのせいか。
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