幸福論 の商品レビュー
この本に救われた。自分の体調がすぐれず不安だった時、「不安という情念が巻き起こってきたら体操すればよい。身体の不調のほとんどは心からくる」というような言葉が嬉しかった。幸福は行動とともにやってくる。 まさにポケットに入れて持ち歩きたい幸福論だった。
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「アランせんせいの ココロ接骨院」 ・辛くて痛くて仕方無い、涙がこぼれて仕方無いor涙も枯れてしまった、…な時にきっと助けてくれる本なのだろう。気ままな読書だったり、ソファでくつろげるような平穏なときは、さぁっと読んでおいて、いざ辛いときに、目次のタイトルから今ほぐしてほしいテ...
「アランせんせいの ココロ接骨院」 ・辛くて痛くて仕方無い、涙がこぼれて仕方無いor涙も枯れてしまった、…な時にきっと助けてくれる本なのだろう。気ままな読書だったり、ソファでくつろげるような平穏なときは、さぁっと読んでおいて、いざ辛いときに、目次のタイトルから今ほぐしてほしいテンションの箇所にあたりそうなところを探すのだ。(震災直後の日本には必要だったのだろう。) ・せめて、上機嫌でいよう。不機嫌も伝播するけど、どうせなら上機嫌を、とのこと。 ・情念に引き摺られず、磨かれた礼儀の技により工芸品のような幸福な人生のすすめ。 (20世紀初頭の通念に基づくせいか、工業製品ではないんですよね。) ・ところどころ退屈だけど、おもしろい本だとは思う。 ・…だったら、デカルトだけでいいじゃん?なんてふと思いつつも、やはり一読くらいしとくといい本なのだろう。 ・けっこうマメマメと引用感想文を書くんだけどこの本はめんどうなのでいいや。 「悲しみは毒のようなもの」 ・フランス語で読みたい。(英語はあるけど仏語の安い版の洋書が品切中。近々電子化されるだろうから待とう。) ◇平常時の感想 ↓ ・これは趣の異なる「ソドム百二十日」に違いない。 ・鞭打たれる可哀想なジュスティーヌよろしく、肉体的精神的大怪我大病に関する具体例・不幸の百科事典。それらに対して簡単に言えばテイキットイージー、くよくよすんなや、的なことが93のプロポ(語録)で綴られている。 ・こういう話を聞きたい人はマゾじゃないのか。ぼんさんのお経とその講釈を足をしびらせながら3時間も4時間も子供の頃聞いていたことを思い出した。 ・肉体と精神は表裏一体で切り離して考えられませんよぉー、というトコを聞いてると接骨院の病室にいる気分になるんだよね。中医とかだと大前提の話なのかな。 ・同じようなモラリアでもやっぱアドルノのほうがのひんまがりながらも美しいから好きかな~。 アランは憂鬱で陰気で冷淡であることを許容してくんないしさ。
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幸福とは一体なんだろうか?という問に答えをくれる書籍である. 短篇集っぽい形でとても読みやすい. 人間の考え方や受け取り方によって,幸福にでも不幸にもなりますよ.という話である.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内に籠もる思考は害悪である。何より行動が幸福を生む。という主張に新鮮な気持ちがした。閉居し哲学をすることを何よりの幸福・人生を生きるということとしたストア派のセネカ「生の短さについて」では全く逆のことを言っている。アランのいう行動の幸福は「ただ時間が過ぎているだけである」とセネカは言う。金持ちが狩猟や宴会で退屈を潰すのは幸福を求めての行動とアランでは記してあるがセネカはこれを時が過ぎるばかりであり人生の中身がないと言う。 しかし現実に当てはめれば沈思黙考するより行動していた方が憂鬱になりにくく生きやすいのは確かだし、思考が自らの内面をひたすらえぐるように働くのは健康に良くないのも体験から納得できた。 行動が幸福を生む、という主張は次の小説の解説となっているように思う。 シオドア・スタージョンの短編「自殺」のあらすじは次のようなものである。崖から飛び降り自殺を試みた男が、失敗し足を折り、崖の途中で引っかかってしまう。崖から落ちる恐怖からとにかく上へ上へと草の根を掴み岩に手をかけ昇っていく。そしてとうとう飛び降り自殺をした地点へ戻り日の出を見る。そしてもう自殺する理由がないと悟る。 これは生きるための行動、目の前の恐怖から逃れるための行動そのものが幸福であると解釈できる。 つまり男は崖の頂上へと折れた足で昇る行動そのものが幸福だったのである。
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哲学書というよりも随筆っぽいなぁ、という感じでお気に入りです。思わず、納得してしまう章や考えさせられる章などたくさんあって、ちょっと落ち込んだ時に読むとなんだか元気になれます。とってもお勧めです。
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「礼儀・体操(運動)・情念」特に頻繁に出てくるこの重要な言葉が、あまり適切に翻訳されていないように思う。文体は悪くないけれど、どうも理解に苦しむ訳が多く、読んでいてちょっといらっとしてしまった。幸福になるための本なのに。でもアランの提唱することにはとても共感できるし、前半はかなり感激しながら読んだが後半はダレてしまった。アランの言わんとするひとつのことが形を変えて繰り返されるだけなので、一気にではなく時々ランダムにいくつかの章を選んで読むほうが味わえるような気がする。
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2012/07/28 上司が読んでいたので,読んでみた. ちょっとなじめず途中まで. カリカリしてはだめだ.常におおらかに.
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初めて読んだ時は何じゃこりゃ、と思ったけど、何ども読み返すとしみじみした味わいがくせになる、かも。 特に50番の「仕事」が好き。思い悩むよりやってみよう!って励まされます (σ・ω・)σ
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直接的な表現があるようでない感じなので、色々と頭を使いながら読んでいます。 でも、的を得てる言葉が多いと感じるし、押し付けがましくないのですんなりと心に入ってくる文章です。
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