小説探険 の商品レビュー
約30年前に上梓された小説論。久々に読み返す。 小林信彦も50代、読書家として実作者としてアブラが乗っている。俎上にのせる対象も古今東西の小説・映画、高踏的から迎合的まで当たるを幸いの乱読ぶり。 ミステリが叩かれる際、盛んに言われる「人間が描けていない」に対し、「犯人をきち...
約30年前に上梓された小説論。久々に読み返す。 小林信彦も50代、読書家として実作者としてアブラが乗っている。俎上にのせる対象も古今東西の小説・映画、高踏的から迎合的まで当たるを幸いの乱読ぶり。 ミステリが叩かれる際、盛んに言われる「人間が描けていない」に対し、「犯人をきちんと描写すれば、犯人が誰であるかわかってしまう」という切り返しは明快でよい。 小林信彦と鹿島茂がこれだけ推す以上、バルザックは面白いのだろう。これを機に『従妹ベット』を借りてみた。
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23年ぶりに再読。この間に本書で取り上げられた作品に触れたことは残念ながら、なし。「偶然の旅行者」は公開時に観た。アン・タイラーの作品は気になっている。
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