「超」整理法 の商品レビュー
整理法のベースとなった。 20111008 押し出しファイリング思想は、封筒はべつにして、 今でも継続している。
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著者が今までどんな試行錯誤と調査を経て自分なりの整理法に辿りついたかの記録も一緒に記してあり、良かった。整理法についてもっと究めたい方に、参考文献も紹介している。
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世間で騒がれていた、超 整理法。 コンピュータに関連する部分は、コンピュータでソフトウェアを開発し、データ整理をしている人間にとっては、あたりまえのことが書かれているような気もする。 データベース、情報検索、システム設計をしている人間なら、「シソーラス」は常時利用しているはずである。 シソーラスとは、類語辞書のことで、情報の階層的な整理には必須である。 そのため、コンピュータを道具として使いこなしている人なら知っていることが書かれているといえるかもしれない。 コンピュータに振り回されている人は、ぜひ、読んでいただくとよい本である。 コンピュータ関係以外の話題は、ソフトウェアを開発している技術者が知らないことがあるので有用だと思われる。
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片付かないデスクの書類…片付けたくてもどこから手をつければよいか、片付けても時間が経つとまた山のようにそびえる紙…。 書類整理の常識は項目毎分類・仕分け、定期的なチェック。 それらに『型破り』持論を展開し、さらにコンピュータの普及に伴う情報処理社会の展望を述べた本です。 とにかく文章がユニークで面白い。以下抜粋すると 『繰り返そう。情報の分類は不可能である。 また、分類すると危険な場合もある。そして、多くの場合、無駄でもある。 しかし、これで終わっては、批判ばかりして建設的な提案をしないかつての日本の野党と同じになる。 他人の欠点を指摘するのは簡単だが、そこで止まってはいけない。』 (序章 あなたの整理法はまちがっている) 『なお、「ブラインド・タッチ習熟が簡単」というのは、あまりに重大な秘密だから、 周りに洩らさないことをお薦めしたい。 とくに周囲のパソコン恐怖症たちに教えてはならない。 もし聞かれたら、声をひそめて、「実は一年かかったよ」というべきだ。 これで、あなたの独占的地位は守られる。』 (第二章 パソコンによる「超」整理法) また、来る知識社会到来による情報の本質を経済と関連させ、 『たとえば、機械や工事などの場合には、 それを担保として金融機関から借入れをし、資金調達を行うことができるのに対し、 知識資本を担保にして借入れることは、きわめて困難である。 だから、金融システムは、知識資本への資金分野に関して不十分な働きしかできない。』 (終章 高度知識社会に向けて) 知的財産や著作権等の法整備の重要性を指摘しています。 書類整理法で、著者は時間順を第一検索キーに設定しています。分類をするとまとめられなくなったり、分類の細分化に対応できなるとして否定します。 詳しくは本を読めば分かりますが(笑)、目から鱗…の整理法が満載してますので、読んで損は無いと思います。 ベストセラーになった本なので、古本屋等に行けば十中八九置いてあると思います (実際僕は古本屋にて100円で買いました)。
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整理するときのカテゴリ分けがうまくいかないということは、いままでに何度も経験している。 複数のカテゴリに該当してしまう、検索するときにどのカテゴリに分類されているかわからない、といったものだ。 それだけに『時間軸による検索だけはカテゴリ分けが必要ない』という意見は目からうろこだっ...
整理するときのカテゴリ分けがうまくいかないということは、いままでに何度も経験している。 複数のカテゴリに該当してしまう、検索するときにどのカテゴリに分類されているかわからない、といったものだ。 それだけに『時間軸による検索だけはカテゴリ分けが必要ない』という意見は目からうろこだった。 実際、意識はしていなかったが、今までにも時間軸による整理は多くの場面で使っていた。 ただし、それはある程度細分化されたカテゴリの中での話だ。 この本で紹介されている方法は『個人用のすべての情報を一元化し、時間軸で並べよ』という過激なものである。 どれほどの効果があるのかはわからないが、とりあえず試してみよう。
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とても参考になった。 時間順アクセスの強みもわかった。 ただ、自分には整理する書類がない。いつか実践してみたいと思う。
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仕事をすれば資料が増えてきてしまい、それを整理しなければ次の仕事ができない、というのは仕事をする上でのジレンマです。野口悠紀雄の整理法シリーズではこれに対するひとつのスタンスを提供してくれます。直ちに役に立つわけではないのですが、仕事のやり方を少しずつ変えていくことができると思い...
仕事をすれば資料が増えてきてしまい、それを整理しなければ次の仕事ができない、というのは仕事をする上でのジレンマです。野口悠紀雄の整理法シリーズではこれに対するひとつのスタンスを提供してくれます。直ちに役に立つわけではないのですが、仕事のやり方を少しずつ変えていくことができると思います。
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懐かしい記述もたくさんあるが、今の時代を予見した内容に富み、だからこそ情報の整理の考え方の基本の書として価値がある。
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古い本ですが、整理を時間軸で管理するというのはEvernoteに放り込む今の情報整理にも十分役にたちそう。
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評価は、読んだ時点(1993年)のもの。 「時間軸による整理」って当時は斬新だった。今でも通用すると考えだと思う。
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