ワニはいかにして愛を語り合うか の商品レビュー
ワニが表題だが、ワニ…
ワニが表題だが、ワニだけに限ったものではなく、さまざまな動物たちのことを描いた作品。
文庫OFF
◼️所感 ミドリヒョウモンのオスはオレンジと黒の紙を交互に見せるとメスの羽ばたきと勘違いして紙に向かって大量に集まってくるという。 ムシはなんてアホなんだろうと思った一方で、人間も色が変わる板切れに釘付けになってたりするので、あんまり変わらんなと。人間がアホなのか、スマホが危険...
◼️所感 ミドリヒョウモンのオスはオレンジと黒の紙を交互に見せるとメスの羽ばたきと勘違いして紙に向かって大量に集まってくるという。 ムシはなんてアホなんだろうと思った一方で、人間も色が変わる板切れに釘付けになってたりするので、あんまり変わらんなと。人間がアホなのか、スマホが危険すぎるのか。。 要素を抽出した刺激や快楽は本来の生物が持つ目的から逸れた使い方なので避けた方がよさそう。 ◼️タイトルについて 人間はかつてワニであった。 人間は脳が発達して頭が良いと思い込んでいるが、発達しているのは大脳の新皮質のみ。言語や文化はここの発達のおかげ。 ただ感情や行動は大脳の旧皮質で行われる。この旧皮質は古くは爬虫類の時代から存在しており、古くからいるワニとあまり変わらない。 好き嫌いや怒り、愛情、喜び悲しみなどの基本的な感情はここで生まれる。そして行動は感情に基づくので、新皮質で理解する言葉であれこれ言っても、旧皮質が感情として納得出来なければどうしようもない。 理屈で話し合えば分かり合えるというのは幻想。人間は所詮ワニ。 ◼️猫について 猫の特徴はハンターとしての特性に通じる。 猫が綺麗好きなのは狩りをするために体を舐めまわして匂いを消す習性のため。 猫がグルメなのは猫は狩りを楽しみ獲物のバリエーションも楽しむ特性があったため。
Posted by
◯印象に残った話 カエルの集団見合い 樹上性と地上性の違い 哺乳類は殆どが一夫多妻制 ゴリラの密猟、ダイアンフォッシー ゴリラとオラウータンの生活の違い 働きバチと女王バチ
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
動物行動学の視点から男女がどうしてここまで思考や行動が変わるのかなど今までにない視点が加わった気がする。 人間も、動物だから理性で云々いうよりはもともと持っている性差や進化の過程を理解していた方が話が早いかもしれない。笑 生き物は基本的に自分の遺伝子をいかに残すか(種族繁栄)というところが根本にあって、男性はいかに数を増やすか女性は子どもを安全に育て上げられるかが根本にありそうなのでそこに大きな差がある。 ゴリラやオラウータンが一夫多妻制の理由、チンパンジーの発情期の話、人間の胸が大きくなった理由などどんどん話がつながって面白かった。 特に一夫多妻制の場合は、とにかく強い遺伝子があればよいから遺伝子の強い雄からよい。 育てるのに苦労が少ない場合や集団行動なら一夫多妻制が成り立つし、雄がいなくてもやっていける。 が、独り立ちまで時間のかかる生物の場合は一夫一妻制で協力して子育てする必要がある。 人間の場合は後者なので、そこは世の男性に理解してほしいところ。特に今は核家族だし。 小ネタになるものもいっぱいあってきちんと自分のものにして子どもにおしえてあげたいなー!
Posted by
著者の初作品とのこと。動物学教室の大学院生だった時に日高先生から依頼があったらしい。日高先生の眼力もたいしたものだ。さて、動物の生態の比較から人間の行動の不思議を仮定する。真実でないかもしれないが、男女関係の話なので一般受けする。2018.3.13
Posted by
竹内氏の文春連載は楽しく読んでいた。 竹内氏の師匠の本はあまり読んだことがなかった。やっぱり師匠と弟子,同じような内容と文章だなと思ったら,対談以外の文は竹内氏が書いたようだ。大学院生の時に研究意欲を失った竹内氏に日高氏が翻訳や本の執筆を依頼した流れから生まれた作品らしい。人の縁...
竹内氏の文春連載は楽しく読んでいた。 竹内氏の師匠の本はあまり読んだことがなかった。やっぱり師匠と弟子,同じような内容と文章だなと思ったら,対談以外の文は竹内氏が書いたようだ。大学院生の時に研究意欲を失った竹内氏に日高氏が翻訳や本の執筆を依頼した流れから生まれた作品らしい。人の縁,時の不思議を思わせる。
Posted by
(1994.05.28読了)(拝借) (「BOOK」データベースより)amazon オスガエルは必死に鳴いて思いの丈を伝えます。何千羽も同時に出産するコウモリには、親子の合言葉があります。ご馳走を見つけたチンパンジーは、叫び声で仲間に知らせます。動物たちは結構うまく意思を伝えてい...
(1994.05.28読了)(拝借) (「BOOK」データベースより)amazon オスガエルは必死に鳴いて思いの丈を伝えます。何千羽も同時に出産するコウモリには、親子の合言葉があります。ご馳走を見つけたチンパンジーは、叫び声で仲間に知らせます。動物たちは結構うまく意思を伝えているようなのに、すごく頭がいいはずの人間はなぜ、自分の気持が分ってもらえないと悩むのでしょう。それば昔ワニだったことを、私たち人間が忘れてしまったからなのです。
Posted by
「ワニはいかにして愛を語り合うか」5 著者 竹内久美子、日高敏隆 出版 新潮社 p16より引用 “脳の新皮質がどのように理路整然とした言語で説明しようとし ても、ワニの脳が嫌いといえば、どうしようもないのだ。それを ことばで説明することはできない。” 動物行動学者である著...
「ワニはいかにして愛を語り合うか」5 著者 竹内久美子、日高敏隆 出版 新潮社 p16より引用 “脳の新皮質がどのように理路整然とした言語で説明しようとし ても、ワニの脳が嫌いといえば、どうしようもないのだ。それを ことばで説明することはできない。” 動物行動学者である著者二人による、動物のコミュニケーショ ン等について書かれた一冊。 カエルの集団見合いについてからサルのおしりについてまで、 合間に二人の対談を挟みながら書かれています。 上記の引用は、日高氏によるプロローグの中の一文。 好き嫌いは理屈ではないというのは、こういう事なのだろうなと 思いました。 あとがきを読むと、どうやらこの著作が竹内氏のデビュー作で あるようです。氏の他の著作に比べると、少々文章が堅苦しい印 象であるのはこの為かも知れません。 ーーーーー
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
言葉を持たない昆虫、は虫類、ほ乳類など動物がどのような方法でコミュニケーションをとっているかについて解説している。動物は自分の遺伝子のコピーを最大に増やすことを目的に生きているから、コミュニケーションの大部分もこの目的を達成するために行われる。人間も動物の一種であることを常に意識しながら一気に読み終えた。
Posted by
購入済み 内容(「BOOK」データベースより) オスガエルは必死に鳴いて思いの丈を伝えます。何千羽も同時に出産するコウモリには、親子の合言葉があります。ご馳走を見つけたチンパンジーは、叫び声で仲間に知らせます。動物たちは結構うまく意思を伝えているようなのに、すごく頭がいいはずの...
購入済み 内容(「BOOK」データベースより) オスガエルは必死に鳴いて思いの丈を伝えます。何千羽も同時に出産するコウモリには、親子の合言葉があります。ご馳走を見つけたチンパンジーは、叫び声で仲間に知らせます。動物たちは結構うまく意思を伝えているようなのに、すごく頭がいいはずの人間はなぜ、自分の気持が分ってもらえないと悩むのでしょう。それば昔ワニだったことを、私たち人間が忘れてしまったからなのです。
Posted by
- 1
- 2
