ピアニシモ の商品レビュー
中学校の時、虐めにあっていた。誰も話す人がいなくて、ひたすら、キモイ、死ねと言われ続けた。自分にもヒカル居たらいいなと思っていた。なので、キリンを友達として作った。ヒカルほど完成度は高くなかったけど、心強かった。 20年以上たった今でも動物園に行くたびにキリンを見ると、思い出す。...
中学校の時、虐めにあっていた。誰も話す人がいなくて、ひたすら、キモイ、死ねと言われ続けた。自分にもヒカル居たらいいなと思っていた。なので、キリンを友達として作った。ヒカルほど完成度は高くなかったけど、心強かった。 20年以上たった今でも動物園に行くたびにキリンを見ると、思い出す。昔の恋人のような感じで。
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辻仁成デビュー作。第13回すばる文学賞受賞作。 転校を繰り返し、殻に閉じ籠る性格を形成してしまった主人公がもがきながらも成長していく姿を、怒りの姿勢で描いた青春小説でした。ストレスを文章にしたらこうなった、みたいな。これは辻さん自身が転校を繰り返した過去故に描き出せるリアリティな...
辻仁成デビュー作。第13回すばる文学賞受賞作。 転校を繰り返し、殻に閉じ籠る性格を形成してしまった主人公がもがきながらも成長していく姿を、怒りの姿勢で描いた青春小説でした。ストレスを文章にしたらこうなった、みたいな。これは辻さん自身が転校を繰り返した過去故に描き出せるリアリティなのかもしれません。でも思春期の少年の爆発的鬱屈、不条理による心の空洞を埋めるものが「悲しみ」だったのは哀れ。 彼が自力で踏み出した勇気は称賛に値します。 いつか満たされた平穏な生活が訪れますように。 (実家本)
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解説者島田雅彦氏。 こうやって整理してくれるって凄い。 というのも、起承転結系でない物語は読み終わってももやもやする事が多いので…。 続編があるようだけれど、一応読んでみようか。。 。
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転校の多い主人公が妄想のヒカルと友達で、他に友達が誰もいないという寂しい状況の中、日々葛藤している話。 書き方が独特で、不思議な世界観に包まれる書き方。 読みやすいし、サックリ読めるけれど、なんとなくモヤモヤする感じ・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ほとんど内容は覚えてなくて。 【Amazonからの引用】 僕にはヒカルがいる。しかし、ヒカルは僕にしか見えない。伝言ダイヤルで知り合ったサキ。でも、知っているのは彼女の声だけ。あとは、冷たい視線と敵意にあふれた教室、崩壊寸前の家庭…。行き場を見失い、都会のコンクリートジャングルを彷徨する孤独な少年の心の荒廃と自立への闘い、そして成長―。ブランク・ジェネレーションに捧げる新しい時代の青春文学。第13回すばる文学賞受賞作。 *************: まったく記憶にないけど、読書感想文を書いた気がする。書きにくかったは覚えている(笑) なんとなく、ナルシストで抽象的な印象だったので、このあと辻さんの作品を読むことはなくなりました。
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「すばる文学賞」を受賞した、辻仁成のデビュー作です。 主人公の中学生・氏家透には、彼だけにしか見えないヒカルという少年がつき沿っています。 透の身の回りでは、転校先の中学でクラスメイトたちから排斥され、子離れのできない母親に苛立ち、さらに転勤族の父が自殺するなどの出来事が起こ...
「すばる文学賞」を受賞した、辻仁成のデビュー作です。 主人公の中学生・氏家透には、彼だけにしか見えないヒカルという少年がつき沿っています。 透の身の回りでは、転校先の中学でクラスメイトたちから排斥され、子離れのできない母親に苛立ち、さらに転勤族の父が自殺するなどの出来事が起こりますが、彼はヒカルとともに、そうした周囲の人びとに背を向け続けます。 そして彼は、伝言ダイヤルでサキという少女と知り合います。父親にレイプされたというサキの言葉を聞いて、透もヒカルの存在を彼女に打ち明けます。しだいに透とサキは心を許しあうようになり、透は彼女に会いたいと言い出します。 しかし、約束の場所にサキは現われません。後日、サキから連絡があり、彼女が透に話したことはすべて作り話だったことを知らされます。この事件の後、透はヒカルと別れることを決意します。 ヒカルに別れを告げて成長を遂げるという分かりやすい青春小説のモティーフを持っていて、読後感はむしろすがすがしいという印象すらあります。と同時に、けっきょくのところこの著者は、デビュー作の殻を脱せなかったのではないかという印象も受けます。
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小学6年生の頃初めて読んで以来、何度も読みました。 読書感想文を書いたのですが、読むごとに違う感想を持ちますね~。 辻さんは恋愛小説だけじゃない!一番好きな辻さん作品です。
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(1999.11.14読了)(1999.11.06購入) (「BOOK」データベースより)amazon 僕にはヒカルがいる。しかし、ヒカルは僕にしか見えない。伝言ダイヤルで知り合ったサキ。でも、知っているのは彼女の声だけ。あとは、冷たい視線と敵意にあふれた教室、崩壊寸前の家庭…。...
(1999.11.14読了)(1999.11.06購入) (「BOOK」データベースより)amazon 僕にはヒカルがいる。しかし、ヒカルは僕にしか見えない。伝言ダイヤルで知り合ったサキ。でも、知っているのは彼女の声だけ。あとは、冷たい視線と敵意にあふれた教室、崩壊寸前の家庭…。行き場を見失い、都会のコンクリートジャングルを彷徨する孤独な少年の心の荒廃と自立への闘い、そして成長―。ブランク・ジェネレーションに捧げる新しい時代の青春文学。第13回すばる文学賞受賞作。 ☆関連図書(既読) 「冷静と情熱のあいだ Blu」辻仁成著、角川書店、1999.09.30
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主人公の透は転校ばかりのいじめられっ子。他の人には見えないヒカルが唯一の友達。そのヒカルがだんだん透の目にも薄くなってきている。大人になってきた証拠なのだ。 辻仁成の処女作。 これを自分が中学生の時に読んでたらもっと強烈な印象だったに違いない。
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思春期の心の闇を描いた作品。 そのため、暗く重い話になっている。 読んだ当時は高校生の時という同じく思春期の頃だったが、共感も感動も感じられなかった。 主人公の行動の理由などは理解は出来るが、結局は理解止まり。 暗いだけで惹かれるわけでもなく、心にも残らなかった。 何と言うか、闇...
思春期の心の闇を描いた作品。 そのため、暗く重い話になっている。 読んだ当時は高校生の時という同じく思春期の頃だったが、共感も感動も感じられなかった。 主人公の行動の理由などは理解は出来るが、結局は理解止まり。 暗いだけで惹かれるわけでもなく、心にも残らなかった。 何と言うか、闇を意識し過ぎてモノクロなだけという印象。
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