ダンス・ダンス・ダンス(上) の商品レビュー
学生時代、当時カノジョだった今のヨメから借りて、そのまま俺のものになった本。 青春三部作の続編。
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正直、この作品だけ読んでも、「?」な気はする。初めて読んだ当時はそうだったから、イマイチ入りこめず…。これを読むなら『羊をめぐる冒険』、それを読むなら『1973年のピンボール』、そして、さらにそれを読むなら『風の歌を聴け』を読んでおきたいところだ。道のりは長い…。 タイトルにあ...
正直、この作品だけ読んでも、「?」な気はする。初めて読んだ当時はそうだったから、イマイチ入りこめず…。これを読むなら『羊をめぐる冒険』、それを読むなら『1973年のピンボール』、そして、さらにそれを読むなら『風の歌を聴け』を読んでおきたいところだ。道のりは長い…。 タイトルにある「ダンス」。主人公である「僕」は、世界と繋がるために、できるだけ上手にステップを踏んで踊り続けなければいけない。 この世の中が、バカバカしく思えても、それは自分の世界。踏みとどまらなくてはならない。それならば、自分で踊っているのか、それとも何かに踊らされているのか、そんなことも考えずにステップを踏むしか、生き残る術はないのだ。
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「そういうの(傷つく)のって慢性化することなんだ。日常に飲み込まれて、どれが傷なのかわからなくなっちゃうんだ。でもそれはそこにある。傷というのはそういうものなんだ。これといってとり出して見せることのできるものじゃないし、見せることのできるものは、そんなの大した傷じゃない」 なん...
「そういうの(傷つく)のって慢性化することなんだ。日常に飲み込まれて、どれが傷なのかわからなくなっちゃうんだ。でもそれはそこにある。傷というのはそういうものなんだ。これといってとり出して見せることのできるものじゃないし、見せることのできるものは、そんなの大した傷じゃない」 なんか的確で、うまいっつと思った。人のさざなみのような微妙な心の動きを上手に切り取る村上さん、改めて感心。
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読み直し。でもかなり内容忘れてたなぁ。前読んだとき、読後の気分が良かったから今回もわくわくして読むことが出来る。下が楽しみ〜〜♪
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文庫の古いバージョン。 羊三部作の続編、完結編。文中の羊男に対する台詞「君はもう×××なんだろ」にすさまじい衝撃を受けた記憶がある。初期村上春樹の最高傑作として、この本を推しておきます。
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ずっと、心から求めるものがなかった主人公が、それを見つける話。3部作も好きだけど、私はこれが村上作品の中で一番好き。
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『僕は昔は人間というものは一年一年順番に年をとっていくんだと思ってた』『でもそうじゃない。人間は一瞬にして年をとるんだ』(p249)
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「羊〜」を読まずにコチラから読んだ私としては、羊男って??だったのですが、いやそれでも十分に楽しめました。村上春樹の世界が広がっていて、とても好きな作品となりました。最後はちょっとドキドキして怖かったけど(笑)かっこう。
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著者の作品の中でも特に好きなものの一つ。この作品が好きな理由を具体的に挙げることは難しかったが、それでもいくつかは見つかった。まず、主人公の脇を固める人物が個性的にまた魅力的に描かれていること(個人的にはキキよりも五反田君よりもユミヨシさんよりも13歳の少女ユキに心惹かれるところ...
著者の作品の中でも特に好きなものの一つ。この作品が好きな理由を具体的に挙げることは難しかったが、それでもいくつかは見つかった。まず、主人公の脇を固める人物が個性的にまた魅力的に描かれていること(個人的にはキキよりも五反田君よりもユミヨシさんよりも13歳の少女ユキに心惹かれるところがあった。)。もう一つは物語が終始文字通り「繋がって」いること。 まぁ、色んな言い方がある。
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普通、本ってどうやって選ぶんでしょう?僕は題名とカバーで8割決めます。一応、裏表紙の“書き出し”も読むけど。 それをして、面白いって思ったものは、ほとんど面白い。探しているものはきっと見つかると思ってる。それが明確にイメージ出来れば、あとは探し物のほうから勝手にやってくるとすら思...
普通、本ってどうやって選ぶんでしょう?僕は題名とカバーで8割決めます。一応、裏表紙の“書き出し”も読むけど。 それをして、面白いって思ったものは、ほとんど面白い。探しているものはきっと見つかると思ってる。それが明確にイメージ出来れば、あとは探し物のほうから勝手にやってくるとすら思う。 そんな僕特有の探し方で“絶対面白い”ハズのタイトル。実際は・・『羊をめぐる冒険』の方が楽しかったかなぁ。耳の女の子にもう少し出てきてほしかった。 五反田君とか味のあるキャストですけどね。
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