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非営利組織の経営 の商品レビュー

4.2

22件のお客様レビュー

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2019/06/27

1991年発行ながら “現代の古典” と勝手に思ってる本を9年ぶりに再読した。響き方がハンパないのは、自身3年前に “なんちゃって管理職” になり、今年からファンド・レイジングの勉強を始めたからだと思う(本書ではファンド・デベロップメント(資金源開拓)とも言っている)。 「リーダ...

1991年発行ながら “現代の古典” と勝手に思ってる本を9年ぶりに再読した。響き方がハンパないのは、自身3年前に “なんちゃって管理職” になり、今年からファンド・レイジングの勉強を始めたからだと思う(本書ではファンド・デベロップメント(資金源開拓)とも言っている)。 「リーダーシップとは、行動することである(p60)」 「大事なものは地位ではなく、責任である(p235)」 肝に銘じる。

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2019/05/11

学校や教会その他の非営利組織の運営に大切な考え方、そして誤った考え方などが迫力ある表現で並んでいる。どちらかというと避けるべき不味い例が、正に自分に当てはまるとビンビン響いてくる。リーダーがしてはならないこと。自分の要ったことは誰もが理解していると思う。しかし誰も理解などしていな...

学校や教会その他の非営利組織の運営に大切な考え方、そして誤った考え方などが迫力ある表現で並んでいる。どちらかというと避けるべき不味い例が、正に自分に当てはまるとビンビン響いてくる。リーダーがしてはならないこと。自分の要ったことは誰もが理解していると思う。しかし誰も理解などしていない!!決定する前には人と相談しなければならない。組織内の個性を恐れることも思い当たるところが多い 必要な4つのもの、プランニング、マーケティング、人、資金。これも示唆するところが多い。アウグスティヌスの言葉は覚えておきたい。「奇跡を求めて祈り、成果を求めて働きなさい。」成果を求めて働くようにしてくれるものが、戦略。そして戦略が意図を行動に変える。忙しさを仕事に変える。

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2019/04/03

ドラッカー著ということで、教科書的なものかと思いきや、禅問答や哲学書のような形でテーマ別に有識者との対談が要約されていて読みやすかったです。 「ミッションは何かをまず考える」 「長期的な視点で(モノよりも)人に着目する」 「反対意見が組織の結束を強くする」 といったことがいかに大...

ドラッカー著ということで、教科書的なものかと思いきや、禅問答や哲学書のような形でテーマ別に有識者との対談が要約されていて読みやすかったです。 「ミッションは何かをまず考える」 「長期的な視点で(モノよりも)人に着目する」 「反対意見が組織の結束を強くする」 といったことがいかに大切かを説くための拠り所にしたいと思いました。

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2018/10/17

"日本でも徐々に増えてきたが、NPOやボーイスカウトなどの非営利組織の運営についてドラッカーさんの示唆に富んだ教えが載っている。アメリカでは、こうした市民活動が盛んであり、政府任せの運営ではなく、自らが主体性を持って様々な活動に取り組んでいる事例が多々ある。 今後、日本...

"日本でも徐々に増えてきたが、NPOやボーイスカウトなどの非営利組織の運営についてドラッカーさんの示唆に富んだ教えが載っている。アメリカでは、こうした市民活動が盛んであり、政府任せの運営ではなく、自らが主体性を持って様々な活動に取り組んでいる事例が多々ある。 今後、日本でも地域活動やボランティア活動なども活発になるのかもしれない。 忘れないようにメモしたものを下記に残しておく。とても参考になった。 使命が第一 使命を明確にし、長期的に活動をしなければならない。例え週に1回のボランティアでもリーダーであればその使命を担った組織のために、自分が何をすべきか、組織は何をすべきか、を考え行動しなくてはならない。 使命から成果へ 1.市場を知ること。誰が顧客なのか? 2.常に改善とイノベーションを行う必要がある。 3.寄付者の基盤構築。寄付してくれる支持層を開拓しなければならない。 そのために、調査を実施すること。そして、次の戦略は味方のトレーニングだ。 成果を上げるためのマネジメント 非営利組織でも成果の領域を明らかにする必要がある。 「期待されていることを行っているか?それは、正しい活動か?ニーズに応えているか?」 人事と人間関係 非営利機関は、情報を基盤とする組織でなければならない。実務を担う人々から、最終的な責任を負うべきトップ層まであがっていく情報と、その逆にトップから降りてくる情報を中心にしたものであるべき。そして、非営利機関は何かを学び続けていく組織で、情報の流れが重要。人のマネジメントで重視すべきは、常に成果である。非営利機関の役員は自らの成果を上げるためには、人々が仕事をしやすいように、成果を得やすいように、仕事を楽しむように働きかけなければならない。 自己開発 効果的な自己開発は、改善と変革。"

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2017/09/04

非営利組織での経営者にとっては参考になる。ミッションの重要性、スタッフとの関わり方、経営者としてのあり方、どれも身にしみて感じられた。自分に課せられているもののが何なのか、考えさせられる。やる気が出た。

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2015/05/25

「顧客は誰か」「その顧客は何を価値とするか」「何をもって記憶されたいか」とりあえずこの3つ。非営利組織で働いているので理想と現実のギャップをまざまざと突きつけられながら読む。全体の読後感としては「アメリカ社会は、その非営利組織を理解することなしには、理解することができない」という...

「顧客は誰か」「その顧客は何を価値とするか」「何をもって記憶されたいか」とりあえずこの3つ。非営利組織で働いているので理想と現実のギャップをまざまざと突きつけられながら読む。全体の読後感としては「アメリカ社会は、その非営利組織を理解することなしには、理解することができない」という言葉がまさに。人間変革機関としての非営利組織、読み継がれるにはわけがある。

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2014/09/11

2014年79冊目。 ピーター・ドラッカーが「非営利組織」に焦点を当ててそのマネジメントの在り方を説いた本。 “アメリカにおける”非営利組織というイメージが強いが、使命の立て方・マーケティングの在り方・従業員との関わり方など、国を問わず活かせる知恵に富んでいる。 “非営利機関は...

2014年79冊目。 ピーター・ドラッカーが「非営利組織」に焦点を当ててそのマネジメントの在り方を説いた本。 “アメリカにおける”非営利組織というイメージが強いが、使命の立て方・マーケティングの在り方・従業員との関わり方など、国を問わず活かせる知恵に富んでいる。 “非営利機関は、自分たちが自らの使命に専心することができるようになるには、マネジメントが必要” 【メモ】 ■非営利機関の「製品」は変革された人間 ■使命の表現は「単なる意図」を越えて「それに基づいて動けるもの」を ■企画の段階から売り込む ■慎重過ぎるよりは、性急に ■リーダーはフォロワーに借りがあり、その返し方は「彼らの可能性を実現させる」こと ■リーダーは「資源の集中」によって試される ■“期待”の相互理解を ■うまくいっている時ほど改革を考える ■支援者には「組織の成果のオーナー」になってもらう ■「ニーズに奉仕する」だけでなく「欲求を創出する」 ■権限委譲には、目標・期限・期待などに関する共通の認識を ■それが本当は何についての決定なのか ■「どの意見も正しい」と捉える ■本質における一致、行動における自由、そして、すべての面での信頼 ■意思決定とは、行動を約束すること ■育成に大事なのは、その人を教師にすること ■コピーはつねに弱い ■どのようなことであなたは記憶されたいと思うか ■燃え尽きることを克服する最善の方策は、もっと働くこと ■改善と変革

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2014/03/18

10年ほど前の初読から最近再読。 執筆されて20年以上経つが、この分野に関わる人には必読であることには、やはり変わりないと再確認。 非営利組織ならではの難しさを乗り越えるためにも、ドラッガーの提示するこれらの原理を、実践家としては何度も振り返りたいと思った。 マーケティングの重...

10年ほど前の初読から最近再読。 執筆されて20年以上経つが、この分野に関わる人には必読であることには、やはり変わりないと再確認。 非営利組織ならではの難しさを乗り越えるためにも、ドラッガーの提示するこれらの原理を、実践家としては何度も振り返りたいと思った。 マーケティングの重要性は誰もがうなずくところだが、その意味するところが、顧客ニーズ、欲求、価値と組織の目的、資源、目標を合致させること、ということを押さえられているだろうか。 非営利組織の多様な顧客の満足を満たすことで成果の正否を測るべき、ということを忘れていないだろうか。 組織による活動の原点を改めて考えさせられた。

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2013/06/19

名著。非営利組織といいながら、日本型の大義を大切にする経営をする企業にもおおいに当てはまる内容だと思う。利益追求型の企業経営だけではなく、目的追求型の企業経営が見直される(欧米型MBAの限界)現代にあって、本書の指摘は非営利組織について述べながらも、企業として身につけるべき意識・...

名著。非営利組織といいながら、日本型の大義を大切にする経営をする企業にもおおいに当てはまる内容だと思う。利益追求型の企業経営だけではなく、目的追求型の企業経営が見直される(欧米型MBAの限界)現代にあって、本書の指摘は非営利組織について述べながらも、企業として身につけるべき意識・態度である。ソーシャルスタートアップや女性的な経営などのキーワードについて考える際にも、本書は役立つと思う。

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2013/04/30

伊那で読書会を開いておられるRさんから、今年図書館と協働して「ドラッカーとオーケストラの組織論」2013.2(PHP新書)の著者、伊那出身の山岸淳子さんを招いた公開トークセッションができないかとご提案。 山岸さんがこの本を書いたのは「非営利組織の経営」を読んだことがきっかけとか...

伊那で読書会を開いておられるRさんから、今年図書館と協働して「ドラッカーとオーケストラの組織論」2013.2(PHP新書)の著者、伊那出身の山岸淳子さんを招いた公開トークセッションができないかとご提案。 山岸さんがこの本を書いたのは「非営利組織の経営」を読んだことがきっかけとか。 もしドラを契機に何度目かのドラッカータイドがやってきている。しかし、経営ハウツーにとどまらないで、人が働くこと、その場としての経営組織とはそもそも、という所へもっと多くの人に楽しんでもらいたいな。さて、どうつなごうか、図書館の腕の見せ所です。 (ひーさん)

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