ノルウェイの森(下) の商品レビュー
ラストは全く予想していなかったし、納得いかなかった。でも、読みハマる。そして、忘れられない作品となった。 (2005.10.15読了)
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下巻は上巻でふりまかれた複雑でもやっとしたカオスが、収束に向かって動き出すのでさらっと読んでしまいました。「さらっとしすぎて、らしくないわ。」ぐらいの感じで。人生や存在にたいする軽い諦観はかなり身を潜め、恋愛がクローズアップされています。ため息出ちゃうぐらいリアルです。「ああ、私...
下巻は上巻でふりまかれた複雑でもやっとしたカオスが、収束に向かって動き出すのでさらっと読んでしまいました。「さらっとしすぎて、らしくないわ。」ぐらいの感じで。人生や存在にたいする軽い諦観はかなり身を潜め、恋愛がクローズアップされています。ため息出ちゃうぐらいリアルです。「ああ、私のことみたい」共感を通り越してます。きっと、私だけでなく、私の年代の人が読んだら、誰しもがこんな気持ちを抱くんだろうなあ。
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第4回: 村上春樹 『ノルウェイの森』 http://ameblo.jp/pippu-t-takenoki/entry-10000481911.html
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人ってどこまで追い詰められると、壊れちゃうんだろう。 人間て弱い生き物だよね。 一人は無理だもん。
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よかった。大人になるってそうかぁ。いつまでも17、18でいたいと思ってたけどもう20なんだ、責任があるんだ、大人になるんだって言ってたワタナベ君が印象的でした。
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後編。流れるようなストーリーに最後まで続けて読んでしまった。感想を言い合うと、その人が見えます。これは。
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キズキの死を忘れたくない、直子を守りたい、何もかも放り出して緑と時間を過ごしたい。何かを守ると言う事はとても重要で、時には覚悟が必要ということを感じます。
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痛いほど心に響きました。よく想像するようなよくある安易な結末ではない。だが読み終わった後もどこか暗いものがずっしりと残る。
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ラストで「僕」が電話をかけていたのは、生と死の中間点。それから彼は直子のいる死か、緑のいる生か、どちらを選んだのでしょうか…。
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強まる孤独のなかで、緑の存在が大きくなる。それは読んでいるほうにも同じことで。読んでいて切なく苦しくなっているところに、緑が登場すると救われる。突飛な妄想に吹き出してしまうし、愛しくなります。大事な人を失って、遺された者はその喪失感とどう向き合うのか。終わりは救いがない、と思って...
強まる孤独のなかで、緑の存在が大きくなる。それは読んでいるほうにも同じことで。読んでいて切なく苦しくなっているところに、緑が登場すると救われる。突飛な妄想に吹き出してしまうし、愛しくなります。大事な人を失って、遺された者はその喪失感とどう向き合うのか。終わりは救いがない、と思っていたけれど、何度か読むうちに、そこには希望があるように思うようになりました。
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