ノルウェイの森(上) の商品レビュー
春樹さん、再読五冊目。永沢さんに突撃隊、レイコさん緑といった人たちのエピソードはとても興味深く惹かれるものばかり。直子は結局どうなるのか、下巻の展開について記憶がすっとんでしまっているのは二十年という月日のせいか、単なる関心の薄さか。僕ではなく「ワタナベ」という固有名詞となった初...
春樹さん、再読五冊目。永沢さんに突撃隊、レイコさん緑といった人たちのエピソードはとても興味深く惹かれるものばかり。直子は結局どうなるのか、下巻の展開について記憶がすっとんでしまっているのは二十年という月日のせいか、単なる関心の薄さか。僕ではなく「ワタナベ」という固有名詞となった初めての作品だと思うけれどなにかしらの意味があるのかな。話題の「壁と卵」のテーマは薄いけれど国旗掲揚の描写にはそんな意味合いがあるのかなとも思ふ。
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私が子どもの時の大ベストセラー。 母親の為に小学校の図書室で借りたのだが、母親はあまりお気に召さなかったようで、それを聞いていた私もなぜかずっと手がでずにいました...。が、なぜかパリで友人から譲ってもらったので、今回初めて読むことになりました!
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孤独が好きな人間なんていない。 失望するのが嫌なだけだ。 * 上を読了しました。 「ダンス・ダンス・ダンス」で「もう二度と読まない」と誓った村上春樹。 読めるようになっていました。 好きかどうかは別にして。 綺麗な世界だな、って感じる。 弱い人と哀しい人と強い人と。 ...
孤独が好きな人間なんていない。 失望するのが嫌なだけだ。 * 上を読了しました。 「ダンス・ダンス・ダンス」で「もう二度と読まない」と誓った村上春樹。 読めるようになっていました。 好きかどうかは別にして。 綺麗な世界だな、って感じる。 弱い人と哀しい人と強い人と。
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この本を買ったのは10年前。 今でも時々読み返します。 若い頃の評価は「まぁまぁ」でした。 でも今読み返すと、昔読んだ時よりもっと胸に押し寄せるものがあります。 主人公は、直子の死後、ずっと直子と歩んだ日々を文章に記録することができなかった。 年月を経て、やっとそれができ...
この本を買ったのは10年前。 今でも時々読み返します。 若い頃の評価は「まぁまぁ」でした。 でも今読み返すと、昔読んだ時よりもっと胸に押し寄せるものがあります。 主人公は、直子の死後、ずっと直子と歩んだ日々を文章に記録することができなかった。 年月を経て、やっとそれができるようになった。 それと同じように、 私たちも年月を経たからこそ昔悩んだこと、苦しんだこと、失ったものの美しさのディテールを 直視できるようになるんだと思う。 この物語は、 30代になり、多くの美しいものを失い、多くの愛すべきものを見つけた今だからこそ より深く理解できるのだと思います。 主人公の「ワタナベくん」が最高に好みです。
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実際に読んだのは赤と緑のやつだけど。 大学入ってすぐの頃読んで、「詰まんない」と思った記憶があるんだけど、そのあと読んで、堪能することが出来ました。 お子様には分からない感性なんだよな・・・でも村上春樹が好きって言うの、有名すぎてちょっと恥ずかしい!
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高校生の時に読んだけど読み直してみた。3年経つと別の読み方ができるのだと感じた。あのころは胸を熱くしながら一晩で読んでしまった作品。今ではあのときのような感情は出てこなかった。少し寂しかったです。
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いわずと知れた村上春樹の大ヒット作。学生の時に読もうとしたものの、放置していた。そんなに売れる理由は分からなかったが、村上作品の中では随一の読みやすさを持ちながら、よくわからなくても話に引き込む雰囲気はさすがの一言。主人公、直子はもちろん、突撃隊などの脇も個性たっぷり。でも、人間...
いわずと知れた村上春樹の大ヒット作。学生の時に読もうとしたものの、放置していた。そんなに売れる理由は分からなかったが、村上作品の中では随一の読みやすさを持ちながら、よくわからなくても話に引き込む雰囲気はさすがの一言。主人公、直子はもちろん、突撃隊などの脇も個性たっぷり。でも、人間描写というより、情景が浮かんでくる草原や散歩?の風景の方がより印象的かも。 映画化が決まったらしいが、キャストうんぬんではなく、この村上春樹ワールドは映画では表現できないと思う。私は我慢して映画は見ない方向で・・・(がっかりする確立99%なので)
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私にとっての村上春樹はこの本が最初。当時二十歳。図らずも登場人物と同い年くらいだった訳だ。初めて読んだ時は面白いとは思わず、難解すぎる気がして、付いていけなかった。そして久々の再読。 生と死。外と内。開いているのと閉じているの。交わるのと交わらないの。対極にあるものと考えたくな...
私にとっての村上春樹はこの本が最初。当時二十歳。図らずも登場人物と同い年くらいだった訳だ。初めて読んだ時は面白いとは思わず、難解すぎる気がして、付いていけなかった。そして久々の再読。 生と死。外と内。開いているのと閉じているの。交わるのと交わらないの。対極にあるものと考えたくなるが、それはこの小説の初めのほうに「僕」自身が言っている。「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」と。「僕」は親友・キズキの自殺以後、死というものをそのように捉えるようになった。生きている「僕」は外の世界と交わらないとならない。しかし、「僕」の心は、死や内の世界に近しい、キズキの恋人だった直子へ向かう。しかし、外の世界の象徴というべき緑という女性にも心ひかれるようになる。 理解しあいたいのに理解しあえない、そして結果として内の世界へ入り込んでいってしまう、もどかしい悲しさが満ちている話だ。
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しばらくぶりに、また読んでみました。なんど読み返してみても、自然に引き込まれてしまいます。四谷での直子との再会や都心を歩いてめぐる様子など、この小説の時代より10年くらいずれてますが、わたしも同じ世代のころにおなじように都心をてくてくと歩いていました。
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初めて読んでみました。 まだ上巻の段階なので、なんとも言えないけれど、やはり独特の世界観が広がっていてこれはおもしろい・・かも。 登場人物が一人ひとり生きてるっていうか、うまく言えないけど、、こう何か伝わってくる。 学生運動の時代、ワタナベと直子といった人物を中心に不思...
初めて読んでみました。 まだ上巻の段階なので、なんとも言えないけれど、やはり独特の世界観が広がっていてこれはおもしろい・・かも。 登場人物が一人ひとり生きてるっていうか、うまく言えないけど、、こう何か伝わってくる。 学生運動の時代、ワタナベと直子といった人物を中心に不思議な人間関係?恋愛?が展開されていく。 まだ上巻の段階だけどじっくり味わいたい本という印象。
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