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もものかんづめ の商品レビュー

4

106件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

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  3. 3つ

    25

  4. 2つ

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2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者さくらももこさん、初版1991年の作品。ちびまる子ちゃんの連載が始まったのが1987年で、アニメの主題歌「おどるポンポコリン」も大ヒットした。 当時『ちびまる子ちゃん』を読み、ツボにはまっていたことを思い出す。 小学生のまる子が主人公で、その幼いがゆえの軽率な行動や、穏やかな雰囲気の中に、絶妙な毒のあるユーモアがあり、当時の他のアニメと違っていた。 大人になり、もう一度手にして再読したが、内容はほとんど忘れていた。あらためて読んだとき、ハッとさせられたのは父ヒロシの存在だ。 ももこさんの結婚式のシーンにて、娘を送り出す昭和の男、父ヒロシの不器用さ。ももこさんの照れ隠しの愛情表現。 父ヒロシが胸にささる、ささる。 時代は変わっても、色褪せないものはあるのだと思う。読み直してみると新しい発見があった。

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2024/05/02

あーー面白かった。 くすくす笑いながら、ライトに読めるエッセイ。 コジコジやんけ、、、みたいな表現とか価値観を発見してうっすら感動した笑 本物のともぞうってアニメとは全然違かったのね、知ってたような知らなかったような。 【もものかんづめ さくらももこ (1991.3) 集英社 ...

あーー面白かった。 くすくす笑いながら、ライトに読めるエッセイ。 コジコジやんけ、、、みたいな表現とか価値観を発見してうっすら感動した笑 本物のともぞうってアニメとは全然違かったのね、知ってたような知らなかったような。 【もものかんづめ さくらももこ (1991.3) 集英社 235P】

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2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

TARAKOさんがお亡くなりになったことがきっかけで図書館で借りてきました。ちびまる子ちゃんのアニメのトホホ感+毒強めのエッセイ集でした。「メルヘン翁」はトホホ感と毒がいい配分の一作でした。

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2024/03/06

某出版社の読書ビンゴで指定されていたので手に取りました。「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの友蔵じいさんが、現実では家族から嫌われていたり、二千匹のスズムシとか3000坪の庭がある屋敷とか、虚実が入り交じったエッセー。 天皇の裏焼き写真など、古さを感じるところもありましたが楽しく読...

某出版社の読書ビンゴで指定されていたので手に取りました。「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの友蔵じいさんが、現実では家族から嫌われていたり、二千匹のスズムシとか3000坪の庭がある屋敷とか、虚実が入り交じったエッセー。 天皇の裏焼き写真など、古さを感じるところもありましたが楽しく読みました。 「その後の話」でガン検診の言葉を見つけてドキリとする。今でもさくらももこさんが亡くなったことが実感出来ずにいます。

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2024/02/14

キートン山田さんとまるこの声で再生される。 すこし時代を感じつつ、91年にこんな攻めたエッセイかけた人いたのだろうか、と感じた。 短編が淡々と続く、読みやすいエッセイ。

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2024/02/12

【目次】 奇跡の水虫治療 極楽通い 健康食品三昧 明け方のつぶやき メルヘン翁 恐怖との直面 サルになった日 無意味な合宿 乙女のバカ心 宴会用の女 意図のない話 スズムシ算 底なし銭湯 金持ちの友人 週刊誌のオナラ 結婚することになった その後の話

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2024/02/10

さくらももこらしいユーモラスなエッセイ。一番良かったのは"乙女のバカ心"。読んでるこちらも恥ずかしくなる内容で笑った。

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2024/02/04

ちびまる子ちゃんの様なほんわかしたイメージでくるまれた内容は、アングラで毒々しく嘘のない世界。 心情の表現手段としての言葉選びも絶妙。 素直に面白いです。笑いすぎて涙出た。

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2024/01/23

朝井リョウ氏やAマッソ加納氏がさくらももこ好きと聞き、お正月にさくらももこのオールナイトニッポンを聞いてもう読んでみたくなった。 自分は朝井氏のエッセイが元々大好きで、「さくらももこエッセイがバイブル」みたいなことを常々聞いていたので期待値爆上がりだったけど、それでも期待を超えて...

朝井リョウ氏やAマッソ加納氏がさくらももこ好きと聞き、お正月にさくらももこのオールナイトニッポンを聞いてもう読んでみたくなった。 自分は朝井氏のエッセイが元々大好きで、「さくらももこエッセイがバイブル」みたいなことを常々聞いていたので期待値爆上がりだったけど、それでも期待を超えてきた。 売れるだけある。 やや毒な親を持っている私としては「メルヘン翁」は違和感無かったが批判する人もいるんだなあという感想。 青山のカフェにいた他人の会話で恋人と別れずに済んで結婚まで行ったのはとってもいい話。 どの話も面白いんだけど、自分が特に気に入った言い回しは以下。スズムシの話のとこ。 「わざわざ宇宙から侵略しようと企んでやってきた昆虫(エイリアン)の一部なのであるから、せめて“日清ヤキソバ『UFO』”のカラ容器に入れて空輸するくらいの配慮は必要ではないかと、私は地球人として思った。」

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2023/12/16

数年振りに再読しましたが、さくらももこ 先生のエッセイの面白さは不変です。 読書中に声を出して笑う姿を時折家族から不審がられてしまいました。 水虫になったのに、病院に通わずに独自の治療法で完治を目指そうとする無鉄砲さ。 親族から止められても怪しさ満点の睡眠学習枕に手を出す好奇心...

数年振りに再読しましたが、さくらももこ 先生のエッセイの面白さは不変です。 読書中に声を出して笑う姿を時折家族から不審がられてしまいました。 水虫になったのに、病院に通わずに独自の治療法で完治を目指そうとする無鉄砲さ。 親族から止められても怪しさ満点の睡眠学習枕に手を出す好奇心。 祖父の死をユーモアに変えるセンス。 さくらももこ先生の魅力がこれでもかと詰め込まれた作品になっていると思います。 表現は多少誇張して書かれていますが、誇張し過ぎず、情景が目に浮かぶ様な丁度いい線を突いてくる所が、好きです。 辛い事があっても、「おし、頑張ろう」という前向きな気持ちにもさせてくれる本です。

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