増補 フランス文学案内 の商品レビュー
フランス文学について…
フランス文学について学べるだけでなく、読書案内にもなっています。
文庫OFF
暮れに読んだまま感想を書かずにいた。年が明けて感想をば。 処分する予定の本のうちの1冊。長く本棚にあったが今回読了。 タイトル通り、フランスの文学案内。中世の文学から始まって現代まで。とはいえ改版が1990年3月だからだいぶ古いし、現代の終わりがヌーボーロマン辺りだ。 名前は...
暮れに読んだまま感想を書かずにいた。年が明けて感想をば。 処分する予定の本のうちの1冊。長く本棚にあったが今回読了。 タイトル通り、フランスの文学案内。中世の文学から始まって現代まで。とはいえ改版が1990年3月だからだいぶ古いし、現代の終わりがヌーボーロマン辺りだ。 名前は知っていても読んだことのない本が大部分で、モーパッサンとかフロベールとかゾラとか、文学専攻だったからいずれ読まねば…(もう遅い笑)とか考えながら読んだ。 ああ、読むべき本は限りなくあるが時間は有限だ、と溜め息。眼のコンディションもあるし、なかなか好きなだけ読めるという感じではない…。 あ、3月に白内障の手術になりました。左目だけ。良く見えるようになるといいな。 読書欲を喚起してくれたので⭐︎5つです。
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フランス文学の全体像を簡明に紹介している本です。著者に渡辺一夫の名前があげられていますが、渡辺は全体の骨組みをきめることが主な役割で、彼以外の五人の執筆者が中心となって書かれているようです。 中世の章と、16世紀から一世紀ごとに章が立てられており、それぞれの時代の主要な作家と作...
フランス文学の全体像を簡明に紹介している本です。著者に渡辺一夫の名前があげられていますが、渡辺は全体の骨組みをきめることが主な役割で、彼以外の五人の執筆者が中心となって書かれているようです。 中世の章と、16世紀から一世紀ごとに章が立てられており、それぞれの時代の主要な作家と作品が記されています。教科書的な叙述のようにも感じられるところもないではありませんが、時代ごとの主な潮流を整理して、読みものとしておもしろいものにしようとする著者たちの意図はつたわりました。ただ、冒頭の「概観」と題された章のなかで、「フランス文学の特質は、社交的で社会的な点にある」という、批評家のブリュンチエールのことばが紹介されており、そうした大胆な見取り図のもとで対象を切りとるようなしかたで全体像を叙述したほうが、より親しみやすいものになったかもしれないとも思います。
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渡辺一夫 「 フランス文学案内 」フランス文学=人間学 という命題により 体系化している。時代背景と文学特性の関係性を知ると、さらに フランス文学の面白みが 深くなる 16世紀〜ルネサンス→ユマニスム精神 *ラブレー〜荒唐無稽な物語のなかに カトリック教会への風刺→無益な強制か...
渡辺一夫 「 フランス文学案内 」フランス文学=人間学 という命題により 体系化している。時代背景と文学特性の関係性を知ると、さらに フランス文学の面白みが 深くなる 16世紀〜ルネサンス→ユマニスム精神 *ラブレー〜荒唐無稽な物語のなかに カトリック教会への風刺→無益な強制から解放された人間の喜び *モンテーニュ「エセー」〜人間そのものを描く→人間の二重性、意識の相対性→人間研究の金字塔 18世紀〜啓蒙主義、感性重視の文学 *ヴォルテール「哲学書簡」思想の進歩→民衆の自覚。人間を外面から捉える 19世紀〜ロマン主義、自然主義、象徴主義など *ユゴー〜ロマン主義、ナポレオン3世との戦い、「劇こそ完全な詩である〜完全な詩は相反する調和の中にある」 *デュマ「モンテクリスト伯」 *バルザック「人間喜劇」環境から人物特性を *ボードレール「悪の華」いろいろな感覚や概念の間にある交感を理解→みずからの感覚世界。小宇宙
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文学史を知りたくなって読んだ。文学案内であって文学史ではないので当然だが、文学史としての比重はやはり少なめ。フランスには優れた文学者が多すぎて、この手の本を書くのはかえって大変難しいということは察した。 『フランス文学は人間に関する連続講演であり、人間学の教程である』らしい。私...
文学史を知りたくなって読んだ。文学案内であって文学史ではないので当然だが、文学史としての比重はやはり少なめ。フランスには優れた文学者が多すぎて、この手の本を書くのはかえって大変難しいということは察した。 『フランス文学は人間に関する連続講演であり、人間学の教程である』らしい。私がバルザックを読んで感動するよりも感じたのが「勉強になるなあ」ということだったのも割と自然なことだったようだ(写実主義ならなおさら)。しかし文学の目的が人間の研究なら、それ人文科学でいいじゃんとなってしまうが、実際二十世紀から文学はそれが読者に起こす効果や印象の方に重心が移っているらしい。現代に近づくほど、「表現の可能性を追求」とかいって取り付きづらい作品が増えているのもようやく納得できた。その他、今更ながら文学を書く目的というのはいろいろあるということを実感。今後は以前よりもニュートラルに文学を読めるようになる気がする。
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フランス文学に興味ある人は一回読むといいのではないかと思います。 背景知識も身に付くし、読みやすいです。
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フランス文学の中でどの時代、どのジャンルの作品に挑戦していくかのとっかかりを見つけたり、読書の幅を広げていく際に有用だろう。そういう意味で、図書館で借りるのではなく手元においておきたい一冊である。
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これは保存版。 わかり易いフランス文学入門。 「天井桟敷の人々」、「地下鉄のザジ」も登場。 サガンも気になるところ。 好きなのは、戦中、戦後の作品が多い。
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フランス文学史の勉強のために利用しました。 「はじめての人にもわかりやすい」ことを重視している本だと思います。とても平明な文章で書かれていますし、予備知識も必要ありません。フランス文学史の入門としてはもってこいの一冊ではないでしょうか。非常に助かりました。 いろいろな都合があ...
フランス文学史の勉強のために利用しました。 「はじめての人にもわかりやすい」ことを重視している本だと思います。とても平明な文章で書かれていますし、予備知識も必要ありません。フランス文学史の入門としてはもってこいの一冊ではないでしょうか。非常に助かりました。 いろいろな都合がある(あった)ことは容易に想像できるのであまり否定的な言い方をしたくはありませんが、満足できなかったのは次の2点です。第一に、人名や作品名に原語表記が添えられていないこと。巻末にあいうえお順の索引が付いていますが、若干面倒なのでその出てきたところにつけてほしかったです…まあ、縦書きですし、紙数の都合もあったでしょうが… 第二に、20世紀の内容が若干薄く感じられること。これは、この本が増補されているとはいえやはり少し前に書かれたものであることもありますし、20世紀はまだ記憶に新しく、さまざまな物事が時の流れによる選別を受けずに残っている状態なので概観しづらいためだからでしょう。しかし、やはり自分たちに一番身近な時代であるからこそより理解したいですよね。人名と作品名がたくさん挙げられているうえ、作品の多くについてはあらすじもあまり説明がありませんでした。フランス文学史を勉強される方は、20世紀の内容についてはべつの本にあたって内容を補う必要があると思います。 などなど、不満を多く言ってしまった感じは否めませんが、しかしとても分かりやすい良書だったことは違いありません。入門としては、おすすめです。
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フランス文学の大きな流れを概観する、という意味でとても良い勉強になったと思います。読んで良かった。 何から読んでいいか分からないフランス文学で、今後の本選びについて若干の指針が立ってうれしい。アンドレ・ジード読みたくなった。
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