バーボン・ストリート の商品レビュー
いろんなテーマからなる15編のエッセイ集で、当時の講談社エッセイ賞受賞作。時々こういうのを読むと著者がどういう人なのか知れていい機会。読みながらなんでこのタイトルなの?って不思議に思ってたけど、最後を読んでそういうことかぁって納得。
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何気ない内容ですが、読んでいる時は、とても心地好い気分になれます。沢木耕太郎さんの文章力の為せる技ですね。
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山王書房について言及がある『ぼくは散歩と古本がすき』のために読んだ。最初にその章を読んで、改めて最初から通読。自分が好きな文章ではないと思いならが読み始めたのだが、野呂邦暢さんが長崎に戻る前に『ブールデル彫刻写真集』を購入する下りでうるっときてしまった。更に『角ずれの音が聞こえる...
山王書房について言及がある『ぼくは散歩と古本がすき』のために読んだ。最初にその章を読んで、改めて最初から通読。自分が好きな文章ではないと思いならが読み始めたのだが、野呂邦暢さんが長崎に戻る前に『ブールデル彫刻写真集』を購入する下りでうるっときてしまった。更に『角ずれの音が聞こえる』の最後の一文を読んだ時にぞわっと鳥肌が立った。これはずるいと思うオチなのだが、随筆で鳥肌が立ったのは初めて。
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ニュージャーナリズムの旗手が、バーボングラスを傾けながら贈るスポーツ、贅沢、賭け事、映画などについての珠玉のエッセイ15編。
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「彼らの流儀」を読んだときほどではなかったが(もともと狙っているところがちがうのだから当たり前ではあるが)、やはり面白く読んだ。この人のエッセイは自分の文章に酔っていそうで、酔っていないところがいい。
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2018/1/26-1/31 30年前に書いた沢木耕太郎のエッセイ。まだ楽しむには読書量も知識も浅く、めちゃくちゃ苦しかったー!数行読んで眠くなるのは、知らない固有名詞から来るものなのか、ただ単に俺の頭が悪すぎるのか、とにかく先に進めず何度もやめてしまおうかと思った。 井上陽水の...
2018/1/26-1/31 30年前に書いた沢木耕太郎のエッセイ。まだ楽しむには読書量も知識も浅く、めちゃくちゃ苦しかったー!数行読んで眠くなるのは、知らない固有名詞から来るものなのか、ただ単に俺の頭が悪すぎるのか、とにかく先に進めず何度もやめてしまおうかと思った。 井上陽水の話にはグッと来た。ワカンナイを聞こう。 悲しいかな、この時の作者は自分より年下なわけで、これだけ生きていく過程で人間というのは変わるものなのだなと感じた。 もっともっと読書をしよう。
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いろいろなよもやま話が詰まった本。 ルポライターだけあってすごく鋭い。 1番面白かったのは井上陽水の歌の話。 まさかワカンナイという歌はこんないきさつでできたのか。 ほんとバーボンとよく合いそうな話が多い。
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沢木耕太郎さん好きなんですが、私自身、格闘技や競馬といった男性好み(?)のスポーツに興味がないので、そういう話になるといつも親しいけれど恋愛感情は持っていない異性が熱く語ってるのを聞き流すかの如く右から左へと流し読みしてしまうのです。でもとっても楽しそうに熱く語っているので、「好...
沢木耕太郎さん好きなんですが、私自身、格闘技や競馬といった男性好み(?)のスポーツに興味がないので、そういう話になるといつも親しいけれど恋愛感情は持っていない異性が熱く語ってるのを聞き流すかの如く右から左へと流し読みしてしまうのです。でもとっても楽しそうに熱く語っているので、「好きなんだなぁ」ってなんかこちらまで嬉しくなってくるし、本や映画やお酒なんかの話もこれでもかと言う程豊かに拡げていくから、その教養の広さと深さに感嘆する。数ある作のうちでも著者と対話してるような気持にさせてくれる本。挿絵も素敵。【キーワードメモ】トム・ソーヤ―のポケット/井上陽水と宮沢賢治/有楽座/古本屋の「白っぽい本」
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ネタは若干古い所もあるがためになったり、感心させられるところの多い名エッセイですね。アスリートインタビューから記事になるときの記者の創作は本当だろうか?いずれにしても笑えました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「昔日の客」という、古書店「山王書房」店主、関口良雄氏の幻の随筆集についての話があると聞いて読んだんですが、ほんの最後の一節だけでした。 うーん。
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