蜘蛛の糸・地獄変 の商品レビュー
「蜘蛛の糸」紙芝居で…
「蜘蛛の糸」紙芝居で見たとき怖かったのをよく覚えています。話の内容は幼稚園生からでも十分理解できます。「かんただ」惜しい!人間の本性は追い込まれたときに見えるものです。
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宇治拾遺物語集に材を…
宇治拾遺物語集に材を採った表題作が良い。芥川は古典の換骨奪胎が上手い。
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人生の相克を短編小説…
人生の相克を短編小説の中で十分に描ききった芥川の、代表作が収録されています。絶対にお勧めできる名作揃いです。
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地獄変。確か、宇治拾…
地獄変。確か、宇治拾遺物語集のある1つの話が元になっているはず。地獄絵図の迫力、芸術への没頭、そして、狂気とも言える行為。残酷さ云々よりも、ただただ美しさを感じる。
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『地獄変』 娘が焼かれているのにも関わらずそれを絵に描き続ける良秀の狂気的様子は現代から見ても異端。血の繋がった身内より芸術を選択した良秀にとって芸術とはなんだろうか、と思わされた。ある意味、芥川なりの芸術至上主義への問題提起なのかな??
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本屋で、ブックカバーが可愛かったので買いました。 芥川龍之介の作品はもっと読みにくいものかとおもったけど、意外にも読みやすかった 地獄変で、芸術家の真骨頂を垣間見た
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地獄変と邪宗門がよかった。続きがあって種を見破り鼻を明かして欲しかった。全部身振り手振りする語り手がいて、それを聞いているみたいな落語みたいなそんな気持ちになった。そういうテンポ感があったからか。
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蜘蛛の糸は小学生の頃読んで好きだったなぁと懐かしくなりました。 地獄変は独特の雰囲気と簡潔で深い物語で好きです。オマージュ作品も多数あるみたいなので少しずつ追っていきたいな。
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“地獄変”はアーティストとは?という問いを芥川が投げかけているようだった。自分もアーティストとはどんな人なのかよく考える。類まれな才能があって、ストイックで、人生より芸術に重きを置いている人、私生活や人付き合いを犠牲にしてでもただひたすら、独りで何かを考えたり作り上げたりしている...
“地獄変”はアーティストとは?という問いを芥川が投げかけているようだった。自分もアーティストとはどんな人なのかよく考える。類まれな才能があって、ストイックで、人生より芸術に重きを置いている人、私生活や人付き合いを犠牲にしてでもただひたすら、独りで何かを考えたり作り上げたりしている人なのかなと思う。例を出すと、ハリウッドの巨匠、スピルバーグや毎日コントを上げているジャルジャルとかかな。 ただ地獄変の絵師、良秀は娘を殺されてまでも、自分の求める芸術を追い求め続けた。作中の高僧は仏教的な立場から、いくら芸に優れていても、人を殺してはダメだ的なことを言っていたが、実際はどうなんだろう。自分もこれはやりすぎなのかなと思ったけど、芸術的な観点から言えば、良秀の生き方は美しく正しいのかもしれないし、芸術家とはこういう人を指すのかもしれない。もしかしたら芥川は自身の芸術家としての生き方や決意を良秀に投影したのかもしれない。 “奉教人の死”も結構好きだった。芥川の作品はこういう儚くて救いようがない話の方が好き。人物の機微をしっかり描いているから本当に面白くて読み応えがある。それと芥川の歴史ものは古文で書かれているものが多くて、古文単語とか慣れていない自分には読みにくいけど、これを機に源氏物語とか今昔物語とか読んでみようかなと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「毛利先生」 教室内の多くの生徒と先生1人の構図ってやっぱり数の力というか一方的な力関係があるよなぁ...自分の学生時代にいた毛利先生のような人を思い出して心が痛くなった 「芋粥」と共通する。
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