名前のない人 の商品レビュー
はっきりと言わないまま、夢みたいにお話が進んで終わる。 衝撃的な始まりに反して、絵本全体はなんだか暖かい。
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99冊目『名前のない人』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1989年8月、河出書房新社) オールズバーグらしいパステル画が読者を奇妙な世界へと誘う。 表紙のインパクトの強さはまるでホラー作品のよう。実際、序盤はまるで怪奇物語でも始まるかのような不穏さを携えている...
99冊目『名前のない人』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1989年8月、河出書房新社) オールズバーグらしいパステル画が読者を奇妙な世界へと誘う。 表紙のインパクトの強さはまるでホラー作品のよう。実際、序盤はまるで怪奇物語でも始まるかのような不穏さを携えているが、ストーリーが進むにつれてその風合は徐々に変化してゆく。物語の内容とマッチするように、イラストの色調は全体的にほんのりと赤みがかっている。この色使いの巧みさは流石の一言。 〈「また来年の秋にね」と〉
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図書館の、 「大人に読んでほしい絵本」 のコーナーにあり、 借りて読みました。 すぐ読み終えれる絵本でしたが、 今の私には、理解ができませんでした。 いつか、歳を重ねると、 理解できたり、 するのかなあ、 と思いました。 本との、出会いに感謝。
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他の方のレビューを読んでようやく話の意味がわかりました。 私に読み取れたのは、口を聞かなくても優しく穏やかな名前のない人の性格と、彼が来たことで何か異変が起こっていることです。 改めて読むと秋にぴったりの素敵な絵本、のような気もするのですが、やっぱりなぜ轢かれたのか?など謎が残っ...
他の方のレビューを読んでようやく話の意味がわかりました。 私に読み取れたのは、口を聞かなくても優しく穏やかな名前のない人の性格と、彼が来たことで何か異変が起こっていることです。 改めて読むと秋にぴったりの素敵な絵本、のような気もするのですが、やっぱりなぜ轢かれたのか?など謎が残って難しく感じました。 車に轢かれて登場し、ギョロ目で喋らないという強烈な個性のためか、子どもには強く印象に残ったようでたまにこの絵本の話が出ます。
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今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その11 翻訳者、村上春樹、ということは、これは大人の絵本として出された、ということです。 そうして出版された当時はわかる人ならわかる (^^) 絵本でした。 でもときが過ぎれば世界は変わります。 まあ、まさかこれを一年生に読んでや...
今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その11 翻訳者、村上春樹、ということは、これは大人の絵本として出された、ということです。 そうして出版された当時はわかる人ならわかる (^^) 絵本でした。 でもときが過ぎれば世界は変わります。 まあ、まさかこれを一年生に読んでやれる時代が来るとは夢にも思いませんでしたが……。 一人の農場主が、たぶん車にはねられたであろう、道に倒れていた男を拾います。 その男は見たことのない妙な服を着て記憶をなくしていました。 親切な農場主は自分の家に連れていき、介抱し、良くなるとその男は農場で働き始めましたが、ときがたつに連れ落ち着かなくなります。 自分はなにかを忘れている気がしてならない……。 そうして不思議なことに秋が来て、周りの森が真っ赤になってもその農場だけは青々とした緑のまま……。 そうして思い出したその男が姿を消すと、一晩でその農場にも秋が来たのでした。 これはいわゆる深い本の一つです。 本物の豊かな……。 そして今の子どもたちはそれを味わい理解することができるのです。 2022/06/07 更新
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木の葉が色づき始めると、今年もやってきた と この本を手にとります。 読めば読むほど、秋と、この本が好きになっていきます。
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季節をはねちゃった。この絵本、借りてきた図書館では「大人絵本」という分類になってた。「大人絵本」ってなんだよ?
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文章が好き 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 大人のための絵本。 表紙の絵をみたときは、ミステリーとかホラーとか、そんな内容の本かとイメージしてしまったけれど、 そういうわけではなかった。 光と影がうつくしい作品。 もうすぐ...
文章が好き 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 大人のための絵本。 表紙の絵をみたときは、ミステリーとかホラーとか、そんな内容の本かとイメージしてしまったけれど、 そういうわけではなかった。 光と影がうつくしい作品。 もうすぐ冬がやってくる、今、本書を偶然手にできたのが幸せ。
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読友さんのレビューから気になって、読んでみました。 挿画とタイトル(原題:The Stranger)に、謎めく雰囲気を感じつつ…。 ベイリーさんと名前のない人との、ちょっとセンセーショナルな?出逢い…。 季節が移ろうときには、こんなことがあるのかもしれないですね。 色づく木々の葉...
読友さんのレビューから気になって、読んでみました。 挿画とタイトル(原題:The Stranger)に、謎めく雰囲気を感じつつ…。 ベイリーさんと名前のない人との、ちょっとセンセーショナルな?出逢い…。 季節が移ろうときには、こんなことがあるのかもしれないですね。 色づく木々の葉を眺めるとき…このお話を思い出すでしょう。 うんうん、「また来年の秋にね」。 兎と触れ合うシーン…好きだなぁ♡(*˘︶˘*).:*♡ 紹介してくれた読友さん♪ありがとう~♡ (訳:村上春樹さん) 「彼は一本の樹に駆けよって、葉っぱを一枚ちぎった。そして、震える手でそれを持って、何も考えずに、ふうっと思い切り吹いた。」(本文より)。
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村上 春樹 (著), Chris Van Allsburg (著), クリス・ヴァン・オールズバーグ (著)
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