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モモ の商品レビュー

4.5

597件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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一度は読みたかった

小さい頃本を読める環境ではなかったのでいつかはゆっくり児童文学を読みたかったのでいろんなところを探したけど一度購入したこのショップを思い出しました。とてもきれいに届いてくれたことを覚えていたからです。忙しい毎日なのでいつかお礼の言葉を届けたいとずっと思っていました。モモは本当に触...

小さい頃本を読める環境ではなかったのでいつかはゆっくり児童文学を読みたかったのでいろんなところを探したけど一度購入したこのショップを思い出しました。とてもきれいに届いてくれたことを覚えていたからです。忙しい毎日なのでいつかお礼の言葉を届けたいとずっと思っていました。モモは本当に触れることができてうれしかったです。

2024/07/30

小学生のときに何度も読んだ『モモ』 30年ぶりにまた読みました。 子どものときにはただただ 冒険 として読んでいたものが、大人になるとまた違う印象で、時間を忘れて夢中になりました。読み終わった後、なぜか涙が。 あの頃の記憶が途切れ途切れに浮かんできて、子どもの自分を今の自分と重ね...

小学生のときに何度も読んだ『モモ』 30年ぶりにまた読みました。 子どものときにはただただ 冒険 として読んでいたものが、大人になるとまた違う印象で、時間を忘れて夢中になりました。読み終わった後、なぜか涙が。 あの頃の記憶が途切れ途切れに浮かんできて、子どもの自分を今の自分と重ねることができて、とても不思議な感覚になりました。 30年は…946080000秒。今この瞬間も過去になっていく。 私はどんなふうに過ごしてきたかな。 スマホなんか見ていないで誰かの話を聞いて、空を見て、夢をみて、星の声を聞いて、そばにいる人たちと心通わせよう。そう思えました。 またあの頃のように何度も何度も読み返そうと思います。 私が夢中になっていたあの頃の年齢になった娘も今『モモ』を読んでいます。大人になってまたもう一度読んでほしいな。 『はてしない物語』も大好きだったので、そちらもまたいずれ。

Posted byブクログ

2024/07/17

少し前まで仕事と私生活のバランスが崩れていて、ふと本棚と目が合ったときに積読本が全く増えてないのに気づいてしまったんです。いつも見る度に増えていたはずなのに。これはマズイと思ったら小学生の時、司書の先生が忙しい時に読む本って教えてくれたのを急に思い出して、この本を実家に探しに行き...

少し前まで仕事と私生活のバランスが崩れていて、ふと本棚と目が合ったときに積読本が全く増えてないのに気づいてしまったんです。いつも見る度に増えていたはずなのに。これはマズイと思ったら小学生の時、司書の先生が忙しい時に読む本って教えてくれたのを急に思い出して、この本を実家に探しに行きました。 子供の時は、面白かったけれど忙しいのにどうしてこんなに分厚い本を読むんだろうとしか思えなくて、先生にも笑われてしまったけれど、今大人になって。時間の有限性をもっと強く感じるようになってから読むと先生はやっぱり素敵な人だなと思いました。ついでに、あの人に憧れたわたしは多分センスがいい、なんてことも。 実はこの本で1番好きなシーンは時間泥棒が無駄にしている時間の計算をスラスラとやっていくシーンなんです。根っからの文系だから、あんな風に数字を操れたら気持ちがいいんだろうなと思ってしまって。子供の時もこのシーンは魔法みたいでワクワクしたんですよね。他にも沢山、それこそもっとファンタジーっぽいシーンはあるのに何故かここに惹かれたんです。きっと数字が苦手だからだろうな。 今も昔も、本があればご機嫌でいられるのが私のいい所だと思っているから最近また、本棚の本が緩やかとは言えないスピードで増え始めて、私が私の中で認めている唯一のいい所を失わなくてほっとしました。きっとモモが、私がこの本を読んでいる間、心の中でじっくり私の話を聞いてくれたんだろうなって。 さて、次は何を読もうか。だって私にはなにをするにも、必要なだけ、そして好きなだけの時間をつかえるんだから。

Posted byブクログ

2024/07/15

たしかにこれは物語であるはずなのに、一節一節にどきりとさせられる。いそがしいいそがしいと言いながら、つまらない顔で生きる僕は、はたして自分の時間をもてているのだろうか。とにかく現代において教訓となる文章が多く驚くばかりであった。

Posted byブクログ

2024/06/10

すばらしい。今、この本を読んだことにものすごい歓喜が押し寄せている。 とくに理由もなく急に訪れるいつものスランプに陥った。そこで頭に浮かんだのが、「原点回帰」。かつて夫に勧められて『はてしない物語』を読み、本を読むことの幸福感と喜びを改めて味わえたおかげで、スランプから一気に浮...

すばらしい。今、この本を読んだことにものすごい歓喜が押し寄せている。 とくに理由もなく急に訪れるいつものスランプに陥った。そこで頭に浮かんだのが、「原点回帰」。かつて夫に勧められて『はてしない物語』を読み、本を読むことの幸福感と喜びを改めて味わえたおかげで、スランプから一気に浮上できたことがあったことを思い出し、ならば同じ著者ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んでみようと思ったのだった。 本書はもうだいぶ前からうちにあった。奥付けを見ると1999年。これまで何度も読もうとしたが、なぜかワクワクせず、気が乗らなかった。高校時代に通っていた英語の塾の先生が辞書を片手に読んでいた“MOMO”のペーパーバックの表紙絵が、リアルすぎて全っっ然そそられなかった(アフリカ難民の話なのかと思った)のも一因かもしれない。 読んでわかった。これは大人が読むべき本なのだ。だから、私は今読めたのだ。 最高だよ。モモの友達の道路掃除夫ベッポと、カメのカシオペイアが、もう大好き。マイスター・ホラも素敵で、この場所でのシーンはまるでジブリ映画を見ているよう。絵が見えたもん。ホントに。 ラストは感動でウルウルしたほど。あぁ〜〜、つくづく読んでよかった。楽しかった。何度でも読み返したい。 私に与えられた、私だけの花、ゆっくり、大切に、持っていよう。そして、カメを飼うことがあれば(昔飼ってたからまた飼いたくなっちゃった)カシオペイアと名づけよう。 〈時間とはすなわち生活なのです。そして生活とは、人間の心の中にあるものなのです〉

Posted byブクログ

2024/06/05

久々にファンタジー。 数年前に読み直した時には全く入り込めず、あくびとの戦いだったが今回はスッと世界に入り込むことができた。 マイスター・ホラ、カメのカシオペイア、どこにもない家… 時間泥棒、時間の花… 壮大なテーマ時間。 時間に追われる大人への風刺もあり、心に突き刺さる内容もあ...

久々にファンタジー。 数年前に読み直した時には全く入り込めず、あくびとの戦いだったが今回はスッと世界に入り込むことができた。 マイスター・ホラ、カメのカシオペイア、どこにもない家… 時間泥棒、時間の花… 壮大なテーマ時間。 時間に追われる大人への風刺もあり、心に突き刺さる内容もあり。 読み応えあり。 空想の世界って素敵、無敵。 年齢を重ねるとともに、ファンタジーの世界に入り込むのが難しくなっているのは残念ながら事実。 子どもの頃にファンタジーの世界を満喫しておいて良かったと思う。 空想して、自分だけの世界に浸る、そんな贅沢な時間ってなかなかないし、実際できない。 子どもの頃に質のいいファンタジーを楽しんで欲しいと心底思う。

Posted byブクログ

2024/05/11

タイパとか言われる時代に 時間を大事に節約することはいいけども、その節約した時間はどこに行くのか 時間をどう使うか何に使うかを考えないと、灰色の男たちがあらわれて時間を奪われるという警鐘として読みました SFとして、児童向けに読みやすくしているのが逆に読みにくかったような気も...

タイパとか言われる時代に 時間を大事に節約することはいいけども、その節約した時間はどこに行くのか 時間をどう使うか何に使うかを考えないと、灰色の男たちがあらわれて時間を奪われるという警鐘として読みました SFとして、児童向けに読みやすくしているのが逆に読みにくかったような気もする

Posted byブクログ

2024/04/12

高校生活 になってから読んだ! 家族にこれは読んだ方が良いと激推しされて読んだ。 この本の影響でのびのびと高校生活を送れたと思ってる。

Posted byブクログ

2024/02/04

18冊目『モモ』(ミヒャエル・エンデ 著、大島かおり 訳、1976年9月、岩波書店) 時間どろぼうの”灰色の男たち”にたったひとりで立ち向かう少女モモの活躍を描いた児童小説。 ファンタジーの体をとってはいるが、内容は強烈な風刺劇。日々に忙殺され心のゆとりを無くした現代人に対し警鐘...

18冊目『モモ』(ミヒャエル・エンデ 著、大島かおり 訳、1976年9月、岩波書店) 時間どろぼうの”灰色の男たち”にたったひとりで立ち向かう少女モモの活躍を描いた児童小説。 ファンタジーの体をとってはいるが、内容は強烈な風刺劇。日々に忙殺され心のゆとりを無くした現代人に対し警鐘が鳴らされている。 モモと街の人々との交流はとても可愛らしく、またロマンチックでもある。第一章に流れる豊かな幸福感には、それだけで涙腺が刺激されてしまった。 〈たとえおまえがなんであれ、ひかれ、ひかれ、小さな星よ!〉

Posted byブクログ

2024/02/02

ドイツの児童文学みたいやけど、大人にささる本やし 、大人にこそ読んでほしい1冊です! 時間に追われて本当に大切なものを見失ってないか。 話を聞いてくれる人の存在がどれほど大きいのか改めて感じました。

Posted byブクログ