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おとうさんがいっぱい の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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いい具合に怖い本です…

いい具合に怖い本です。ある日、父親が増えるという現象が全国で起きる。主人公トシオの家でもおとうさんが3人に増殖し・・・。確かだと思っている日常に疑問を持たずにはいられなくなるような作品ばかりです。表題作の他に4作品収録されてます。子供向けの本ですが大人もじゅうぶん楽しめる一冊です...

いい具合に怖い本です。ある日、父親が増えるという現象が全国で起きる。主人公トシオの家でもおとうさんが3人に増殖し・・・。確かだと思っている日常に疑問を持たずにはいられなくなるような作品ばかりです。表題作の他に4作品収録されてます。子供向けの本ですが大人もじゅうぶん楽しめる一冊です。

文庫OFF

日本各地で「おとうさ…

日本各地で「おとうさん」が増えていくという珍現象が勃発。間違いなく、著者の代表作です。

文庫OFF

2023/12/03

 子ども向けの本として描かれたこれらの作品には一体どんな意味があるのでしょう? 『遠くまでゆく日』(1970年)を読んだ時、前半が重苦しい展開だったのですが後半は一転して楽観的で明るい展開になったので、私は三田村さんは楽観的で明るい作品を描く方だと思っていたのです。  本書のフ...

 子ども向けの本として描かれたこれらの作品には一体どんな意味があるのでしょう? 『遠くまでゆく日』(1970年)を読んだ時、前半が重苦しい展開だったのですが後半は一転して楽観的で明るい展開になったので、私は三田村さんは楽観的で明るい作品を描く方だと思っていたのです。  本書のフォア文庫版には巻末に「不思議な迷路ゲーム」という野上暁さんの解説が収録されています。それには、三田村さんの他の作品にも言及があります。  本書の原版が最初に出版された(1975年)翌年、『オオカミがきた』というこれまたショッキングな作品が発表されたこと。1980年に『風を売る男』が刊行されたこと。近作の『ドアの向こうの秘密』や『オオカミのゆめ ぼくのゆめ』はこれらの延長線上にある作品集だということ。  この辺から読んでいけば良いのでしょうか。 20世紀少年少女SFクラブ  世界は今でも落とし穴がいっぱい 【おとうさんがいっぱい】三田村信行   https://sfklubo.net/kiel_multaj_miaj_patroj_estas/  https://sfkid.seesaa.net/article/501629261.html

Posted byブクログ

2015/08/25
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児童書に置いてある5話の短編集。「怖い」って感情の中でも、精神的に不安になる怖さを持つお話。これ小学生が読んだらトラウマになること間違いないと思う。大人も読み終わったら、違和感を持つよ、この世界に。

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2014/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学校6年生のときに題名にひかれて買ってもらった本です。 ふむふむ…と読んでいったけど、どれも内容があまり入ってこなくて、いつの間にか読み終わった本でした。 お父さんが壁に入ってしまうとか?だった気がします。 小学生だった私にはそれがすっごい怖くて読むのがイヤになった思い出があります笑 今も実家にあるのかな、この本。 10年以上前の話です。

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2015/12/03

小学校の図書室でであった。 怖いという感覚はなく、ふしぎな世界にただ引き込まれた。 いま読むとこわい。

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2012/07/14

これは妹が買ってもらった本で、貸してもらって読んだんですね。 おとうさんが壁に閉じ込められて、息子に遺言を書き留めさせる話が、ふしぎで悲しくて怖くて、すごい印象に残りました。 いまでも時々思い出す。

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2012/06/07

談話室で怖い本として話題になっていたので。 うん、奇妙な味。トラウマになるのも頷ける。読書経験の浅い子供の頃に読んだなら、なおのこと。 何気ない日常がふとしたきっかけで見知らぬ姿に変わってしまう。その瞬間のぞっとする感覚は、おばけなんかよりずっとずっと恐ろしい。平和な町を上機嫌...

談話室で怖い本として話題になっていたので。 うん、奇妙な味。トラウマになるのも頷ける。読書経験の浅い子供の頃に読んだなら、なおのこと。 何気ない日常がふとしたきっかけで見知らぬ姿に変わってしまう。その瞬間のぞっとする感覚は、おばけなんかよりずっとずっと恐ろしい。平和な町を上機嫌で散歩していて、ふと家と家の間の暗くて狭い隙間から何かがこちらをじっと見つめているのに気づいた、そんな感じ。『おとうさんがいっぱい』というひらがなの題名が、またグロテスクさを添えている。

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2012/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学校高学年の時に母親に「本を読む習慣をつかたほうが良い」という事で買ってもらった本でした。多分自分で選んだと思いますが、表紙のお父さんが可愛くて面白くて目に止まったのだと思います。内容は短篇集だったと思うのですが、唯一覚えているのは、子供が家から出られなくなる話でした。これはハラハラしながら読んで、小学生の頃に読んだ本の中で、特に記憶に残っている内容でした。SF好きのお子さんにオススメ。

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2012/05/22

『世にも奇妙な物語』のような短編が5つ。 今いる世界で確かだと思っていたことが急にあいまいになったら? 不思議な世界に引きずりこまれるような恐さが、初めて読んだ小学生の時から強く心に残っている作品。 なのに、何度もその恐さを確かめるように読み直してしまう。 佐々木マキの挿...

『世にも奇妙な物語』のような短編が5つ。 今いる世界で確かだと思っていたことが急にあいまいになったら? 不思議な世界に引きずりこまれるような恐さが、初めて読んだ小学生の時から強く心に残っている作品。 なのに、何度もその恐さを確かめるように読み直してしまう。 佐々木マキの挿絵が場面と雰囲気にピタリとはまっていて印象的。

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